2008年4月30日水曜日

世界一周 in (5)タイ/マチビトキタル♪







DATE:2008/04/30 Thailand - Bangkok -


待ち人来る。ということで、これから少しの間お姫様とのふたり旅。

一人旅の面白さ。二人旅の面白さ。
これからいろいろ感じていくのだろうな。

まぁ、いま言える一番の違いはホテルのグレードが格段にアップしたことw
さすがに姫を一泊300円のバックパッカーの巣窟には泊められない。



さぁ、待ちに待った観光。観光。
出だしからチケット取得や、なぜか英語でのインタビューをされるなどスタートが後れるが、
いままで行かなかったバンコク市内のメインの観光名所めぐりに勤しむ。

ちなみにこれからの予定は、
バンコク→チェンマイ→バンコク→アユタヤ→バンコク
とバンコクを基点にしてピンポイントで各地を周る観光スタイル。
しかも行き先を決めたのは姫が着いてから。
GWのみでの観光にも関わらずなかなかチャレンジャーな女の子である。


バンコク市内は王宮、ワット・ポーと良く写真で見る場所をふらつく。
王宮の美しさやそれに併設されるワット・プラケオの荘厳さ、
ワット・ポーの寝仏の大きさに驚き、装飾のキュートさに感激するも最も面白かったのが、

ワット・ポーのヨガ仏!


まさに馬鹿にしたとしか思えないようなポーズで祈りをささげる仏像達。
シェーのポーズや、ふて寝、考え事、セクシーポーズ。などなどなど。
など20体ほどの仏像が自由に舞う。その姿、美し・・・くはない。
まさにご乱心なのである。

しかしいったい誰がこんなものを作ったのだろうね。いやはや。
そういえば昔、ノンカーイというタイの北部に行ったときに奇体仏像パーク的なところに連れて行ってもらったことがある。
そこにもヘンテコな仏像が満載だった。


仏教徒の国、タイ。
彼らはバスでお寺の前を通る時でさえ、手を合わせお祈りをする。
そんな彼らがなぜ、奇怪なものを作るのか。まことに不思議でならない。

信仰にも遊び心が必要ということか?


ちなみに話はずれるが、タイ国民の国王への愛情も凄いものがある。
いたるところに飾られる国王の写真、や絵たち。
時にはバスの中、時には道の真ん中に。
まるでアイドル好きの女の子の部屋の中のようにいたるところに存在する。

さらには彼らは国王への愛情を示すため、特定の日に黄色やピンクの服を着たりする。
国王が権力を持つ、絶対君主制ならばまだしも、タイは日本と同じ立憲君主制。
教育がそうさせるのか、社会がそうさせるのかはわからないがかなり面白い国なのである。


夜は屋台でタイ料理を堪能。二人で食べるご飯はやはり美味しいのだな。

しばしの間、プラスLOVEでまいります♪

2008年4月29日火曜日

世界一周 in (5)タイ/VISAに乾杯






DATE:2008/04/29 Thailand - Bangkok -


バンコクで取得しなくてはならないビザは
「中国」「インド」「カンボジア」の3つである。

と言うわけで、バンコク「ビザ取り合戦」が幕を開けたのである。


ひと口にビザと言っても、その種類にはいろいろなものがある。
期間であったり、再入国の回数や、入国ルートまで様々な種類や制限がある。

空路では簡単に取れるのに、陸路では取得が難しかったり、
この国では簡単なのに、あの国では難しい。などなど、
同じビザのはずなのに不可解なルールは当たり前のように存在し僕たちを困らせる。


そんなわけで、今日はインド大使館&中国の大使館に戦いを挑む。
ちなみにカンボジアのビザは代理店を通して取得するつもり。
まぁ、これにもいろいろ理由があり、最近カンボジアの大使館がやたらと街から遠い場所にお引越ししたせいでもある。
引越ししたりビザ発行を代理店に任せたり。いろいろ大使館を巡る動きはあわただしいらしい。


さて、インド大使館。
先日いきなり取得場所が変わるとカウンターアタックを受けて挑む第二戦目。

思えば最初に訪れた時は、必要な書類も申請内容も何も知らずに相手に立ち向かっていた。
あのまますんなり大使館に申請に行けたとしても返り討ちにあっていたのは間違いない。

今回は前回から土日を挟んだこともあり、ネットでの入念な調査の上、二戦目に望む。
パスポートのコピー、写真、発行料金などなど準備は万端、いざビザ発行を行っている代理店へと勇み向かう。

高層ビルの一室であるインドビザ発行所を見つけ出し、
なぜか携帯の電源を切れという警備員をなんとか突破。
目の前に差し出された書類をなんとか書き終えて、カウンターに提出。

難なく受理。


うーーん、えらく簡単だった。
こんなものなのかビザ取得とは。壁に見えていたビザ取り大会がお遊びに思えてくる。




インドビザの申請の後、その足でそのまま中国大使館へといざ向かう。

訪れた中国大使館。そこは

人、人、人。。。。。人だらけ!

ビザの申請待ちもなんと、


「200人!」


おーい、日が暮れる。

と言ってもしょうがないので本を読みながら約2時間ばかり、
ただただ待つ。ひたすら待つ。待つったら待つ。

と、そこで周りを見渡すと違和感に気づく。



・・・なんかみんな僕が持っていない書類みたいなものを持っている。。。。



なんか足りない!?
待ち疲れてダレていた神経細胞がとたんにエマージェンシーモードに突入する。
焦りを気づかれぬよう、さりげなくしかし大胆に周りの手元を見回す。

すると親切にも(と言うよりも不信に思っただけだと思うが)隣の女性が声をかけてくれる。
彼女も僕の持っている書類が明らかに少ないことに気づいたらしい。
困った顔をし、助言とも最後通告とも思える言葉を僕に投げかける。

「中国のビザの申請には、行きの飛行機のチケットと宿泊先の予約がわかるものが必要ですよ」


・・・。

ねー!!!両方、無いですよ。わたし。無いってば!

つーかそもそもそのルールだと、陸路入国でのビザ取得は不可能に近い。
陸路を蠢くバックパッカーにさえ万里の長城を打ち立てる中国。さすが4千年の歴史である。

しかし困った。女性の助言通り、周りの壁の張り紙を見てみると確かにチケットと宿泊先が必要と書いてある。
しかも。。。。

4月15日から・・・。


ぉい。たった1週間前からじゃねーか!!我、遅かりし・・・。


諦めてなるものかと回りの大使館スタッフらしき人に聞きまくり、
陸路の場合はどうしたら良いのかの対応策を聞き出してみる。

彼女曰く。「宿泊先の情報だけ持ってくれば大丈夫」
彼曰く。「難しいですね。15日の観光ビザで入って国内で更新するのが良いでしょう」

んーどっち?。。。さすが中国。大使館なのにお国柄。

とりあえず一縷の望みをかけて、宿泊先の情報のみをネットで予約し、
予約情報を印刷後、即座にキャンセルするという荒業で対応することにする。
宿泊先、上海。滞在日数、60日。
ありえない。嘘丸出し。何するつもりだ。これだけいれば上海ウォーカーさえも作れそうだ。

恐らくはオリンピックのせいだろうが、立ちはだかる中国の壁を僕は越えられるのだろうか。
しかしこんなキャンセルすればなんも意味の無いルールを作って、何を守るつもりなのだろう中国は。
オリンピック目当ての出稼ぎ入国や、不法就労が増えてきているのかもしれない。
なんだかんだ、最近お騒がせの中国。にじみ出る社会主義のお国柄のにおいを嗅いだ気がした。



後日談。

次の日、早朝から並んで申請しに行った中国大使館で
見事、玉砕したことは想像に難くないであろう。
とりあえず中国はノービザで15日間の滞在の間に国内の都市で延長申請をすることにする。
さて、ホンマにできるのかねぇ。

やはりビザ取りの道は辛く険しいのであった。

ちなみに、カンボジアのビザも入国時に取得することに変更。これもまた険しい道になるかもしれない。。。

2008年4月28日月曜日

世界一周 in (5)タイ/いくつになっても







DATE:2008/04/28 Thailand - Bangkok -


夜、食事をしてると偶然、ある女性と向かい合わせになる。
なんとはなく、お互いに話を始める。

彼女はポーランド人。年はわからないが見た目は40代の後半ぐらいだろうか。
子供は二人。一人は30歳の息子、もう一人は24歳の娘というから年齢はもっと上なのかもしれないが、
彼女の容姿は若く輝いている。

ポーランドのIBMの人事として働く彼女は今回、3週間の休暇をもらい、タイ、ラオスと旅をしてきたそうだ。
しかも。彼女は結婚して子供がいるにも関わらず一人旅をしているのである。


彼女は言う、

「結婚して子供を生んで。そこで自由を失ってしまう人もいるけれども、私はそうは思わない。
この年になって、年を理由に自由を失ってしまう人もいるけれども、私はそうは思わない。
いつだって自由は私のものよ。もちろん仕事や子育ての責任は負った上でね。」


話は盛り上がり、旅で出会った人の話やマイベスト・カントリー、
お互いの国の話、仕事の話、人生の話などいろんなことを共有する。

旅で出会った刺激は格別のものである。それがお互いの共通意見。
じゃぁ、また世界のどこかで。といってサラリと分かれる。それもまた旅なり。


Enjoy, It's Life.

2008年4月27日日曜日

世界一周 in (5)タイ/カ・ナ・ダ再び






DATE:2008/04/27 Thailand - Bangkok -


今日も一日のんびりと。
王宮近くのマーケットを散歩して、途中お寺でお坊さんになる人の儀式に出会ったり。
あとはゆっくり公園で読書。

公園では地元のインディーズっぽいバンドのフェスのようなものをやっていたり、
大道芸人がパフォーマンスの練習をしていたりと、のんびりながらもタイの地元の雰囲気満喫。


そして出会ったのだ。また例のカナダ三人組にw


夜中。
インターネットをしようと近くのネットカフェに出向く。
例のごとく日記を更新したり情報収集をしていると、耳慣れた声が聞こえる。
ふと横を向くと、いたのである。彼らが。

目が合った僕たち。しばし沈黙。驚き。そして、

「じゃぱーん!」
「か・な・だー!」

いやはや凄い偶然。タオ島で別れた彼らとよもやバンコクで出会うとは。
カナダでまた会おうと、誓ったあの日はなんだったのだろうw


再開を祝い、杯を交わす。深夜まで何度も、何度も。

旅人が交わる街。バンコクを生で実感。


人は廻り、また出会うのだ。

2008年4月26日土曜日

世界一周 in (5)タイ/誰が為にその拳はあるのだろう。







DATE:2008/04/26 Thailand - Bangkok -


バンコク・マニアックな場所めぐり。
第一弾としては近場の「民主記念塔」から始まり近場の
「ローハ・パサート」「黄金山」「スタット寺」と、
観光案内に載ってはいるものの説明10行以内な場所をめぐる。

まちがっても「王宮」や「ワット・ポー」などメジャーな場所には行かないw


その黄金山で一人のタイ人と出会う。
彼は元ムエタイの選手、そしてこれから故郷に帰るのだと言う。
ムエタイを辞め、彼は故郷のイサーンへ戻り家業の農業を継ぐと言っていた。

今まで必死でトレーニングをし、闘ってきたものの
ファイトマネーはもらえず、足は棒のように硬くなってしまったのだそう。
膨れ上がった足は彼の人生を物語っているようだった。

タイにもやはりマフィア的な存在がおり、
ムエタイなど興行系のイベントにはほぼ彼らの存在が絡んでいるそうだ。
警察などの横暴もたまにあるらしく、市民は泣き寝入りするしかない場面もあるらしい。

話しているあいだ彼は思い切り笑うことはなく、ただ微笑んでいた。
その顔は悲しそうでもあり、自分の人生を受け入れているようでもあった。


人生では自分の力ではどうにもならないことが沢山あり、それで一つ一つ道を閉ざされることも沢山ある。
でも目の前の道が閉ざされた時、また歩き出そうとするか、壁を見上げるだけなのか。
僕らにはいつだって闘うか逃げるかの選択肢は残されている。


「マフィアが絡んできたとき、俺のこぶしで一発でたたき伏せてやったぜ」
そういった彼が武勇伝を語る時、その顔は誇りでいっぱいだった。
彼の今までの人生が無駄ではなかった証なのかもしれない。
鍛えられあげた彼の肉体はただ美しく強かった。

誰が為にその拳はあるのだろう。

2008年4月25日金曜日

世界一周 in (5)タイ/インド大使館、閉まる






DATE:2008/04/25 Thailand - Bangkok -


僕がバンコクでしなくちゃいけないこと。
その最重要項目が、各国のビザを取得すること。

これからの旅に向けて、ヨーロッパまでで必要なビザをいろいろ便利なバンコクで取得する。
それがこの僕に課せられた最大の使命なのである。


なのに、インド大使館は閉まったのである。

閉館時間3時。到着時刻3時15分。・・・無念。

しかも明日からは土日を挟むので大使館は開いていない。
月曜日の取得にチャレンジする必要がある。
別に予定はなかったものの、なんだか変なところにポツンと重要項目が入ってしまい、ちょっとやな感じ。

ちなみにインド大使館はビザ発行をどこかの代理店に任せているらしく、
なにやらインド大使館とは別の場所に申請に行けない模様。いいのかそれで、大使館。

まぁ、いいかどうせバンコクで人を待つ必要があるのだから。
合流までの間、マニアックな観光地めぐりでもしようかしら。

2008年4月24日木曜日

世界一周 in (5)タイ/バンコクにいらっしゃいました







DATE:2008/04/24 Thailand - Bangkok -


ついに到着バンコク!
以前タイに20日くらい滞在していたにも関わらず素通りしていた噂のカオサン通りに泊まってみまーす。
ついでに初めての日本人宿とやらに。海外なのに日本人だらけの宿。
どんなもんだろうなぁ。変な感じ。



カオサン通りとは。
言わずと知れたバックパッカーの聖地であり墓場。
特に日本人にとっては始まりの地としてのイメージが多い。
それだけ多くの旅人がこの一角には集まる。

カオサンの通りには旅行代理店、ホテルから食堂、はては偽ライセンス屋まで。
ありとあらゆる旅に関わる店が立ち並んでいる。

とは言え、外国人が多いからかバーやクラブも沢山あり、なんだか町のイメージは原宿に近い。
洋服屋さんが旅行代理店と入れ替わった原宿といえばなんとなく雰囲気は伝わるか?


バンコクに来て物価もまた下がる。タオ島はリゾートの島のため物価がタイ平均の1.5倍程度だった気がする。
ビールも25バーツ(約80円)から40バーツ(約130円)と、酒飲みの懐を直撃する。
これで安心して酒に溺れられるというものだ。

ワイワイガヤガヤな感じで町は更けて行く。


そう言えば正直まだタイという国がよくわからない。
一週間ほどいるが、ほぼタオ島で日本人スタッフのいるダイブショップで暮らしてたのでそれもしかたないのかもしれない。
なので僕にとってタイという国はバンコクからが本番なのだろうな。楽しみ。


タイを北上するに連れて出会う日本人も増えてきた。
ちなみにタオ島のダイブショップでは世界一周する人が僕を含めて3人もいた。
ランカウイでも二人組みが世界一周をすると言っていた。
世界を旅するのなんて普通だよね。って感じ。
自分でも思うけれどほんと特別なことじゃないんだよなぁ、実際。

日本人の濃さもまた変わってきているのだろうな。またそれも楽しみ。


いろんなものに期待を込めて。バンコク編が始まり~♪

2008年4月23日水曜日

世界一周 in (5)タイ/ジンベイザメと。







DATE:2008/04/23 Thailand - Ko Tao -


世界一大きなサメ、ジンベイザメ。その体長平均5メートル近く。
そのダイバーの憧れ、ジンベイザメに・・・



出会えなかったぁ。。。。。。。。。。。。。。ぐふっ!


今日は、ライセンスも取ったし一日ゆっくりしようと朝からぐだぐだビールを飲んだり写真を整理したりとまったりな感じで過ごす。
夕暮れになり、暇だったのでダイブショップに遊びに行くと、

なんと、「ジンベイザメ目撃談」
しかも今日のダイブ3本中3本で目撃。。。


なんて俺は無駄な一日を過ごしてしまったんだ(by スラムダンク三井)


ダイバーにとってジンベイザメは最終地点のようなもの。
ショップの人に聞いてみても200や500本もぐってから初めて見れたというのがざらで、
中には2000本もぐるまで見られなかったという、ある意味つわものもいるぐらい。
それぐらいレア、かつ偉大な目標なのである。

そのジンベイとまさにニアミス。あぁぁぁ。
うそーんマジで?って感じ。

まだ俺には早かったのだ。と心に言い聞かせ悔し涙の夜を過ごす。


あぁ、向こう側でジンベイ記念パーティをやっているのがうらやましい。。

パーティーだけ混ぜてもらおっとw


そんなこんなでタオ島最終日。明日からはバンコク編。
すべての旅人の出発点。カオスが集まる場所。楽しみだ~

2008年4月22日火曜日

世界一周 in (5)タイ/さあ世界の海へ







DATE:2008/04/22 Thailand - Ko Tao -


お魚観察、スケッチ、ナイトダイブを経てついにアドバンスのライセンス取得!
これで世界の海を周る準備ができた!

初ナイトダイブはサンゴのグロテスクさに驚くも、夜光虫の美しさに惚れる。
夜の暗い海の中、ライトを消し暗闇のなかに静かに光る虫たち。
水中をかき回す度に光が撒き散らかされる。
海の世界は深く広い。

さて、どこの海を潜ろうか。



まぁ、オチとしてはライセンスカードは日本に送るので手に入れられるは帰国後って悲しい現実もあるのだけれどw
仮免許でがんばりま~す☆

2008年4月21日月曜日

世界一周 in (5)タイ/頭のお勉強の時間。人生のお勉強の時間。







DATE:2008/04/21 Thailand - Ko Tao -


深いところでの潜り方、
コンパスを使ったナビゲーション、
自分たちだけで目的地までにたどり着くための方法。

今日はダイビングのアドバンスコース講習初日。

今日のレッスンは、
・ディープダイビング
・アンダーウォーターナビゲーション
の2つ。
それぞれにより深いところでの潜り方と、水中でのナビゲーションを勉強する。

コンパスを使ったり、キック回数で距離を測定したり。
なんだか久々のお勉強。ダイバーとしては物凄く勉強になる。

ただしやっぱしガイドにおんぶに抱っこのファンダイブの方が気楽かも。
水中で自分の位置を把握したり、コースを決めたりというのは思ったよりも神経を使うし、
なによりそれに夢中になって魚とかを見ている余裕がない。
慣れればまた違うのだろうけれども、初心者にはなかなか難しいもんだ。

2ダイブで今日の講習は終了。
明日は、ナイトダイブ1本とファンダイブ1本を含む4ダイブをして講習が完了。
その次の日にはバンコクに向かう予定。なんだか早いもんだ。

しかしながら久々に「お勉強」というものをしている気がする。
社会人も5年目ともなるとあまり知識という意味では勉強も疎かになりがちだったし、
やっぱりそれを避けるような部分も合った。
※とはいえプライベートでは「世界遺産検定」とか受けてたけどw

でもたまの勉強はやっぱり成長を感じるし、良いもんだ。
インプットとは偉大な人生の香辛料。たまには辛さも必要なのだ。



夜は例のカ・ナ・ダ・ボーイズが明日、コタ島を離れるとのことなので最後の晩餐。
カナダでの再開を誓い合い、夜は深夜を迎える。

思えば欧米人とここまで仲良くなったのはアジアでは初めてかもしれない。
貴重な経験と共に大切な友ができた。


友達100人できるかな。
んーできちゃうかもなぁ、意外と。

旅とは出会いである。そう言える旅であったら良いな。

2008年4月20日日曜日

世界一周 in (5)タイ/ディープダイブ






DATE:2008/04/20 Thailand - Ko Tao -


さぁ、ダイビング三昧の毎日が始まります♪
なにせ1ダイブ2800円の激安価格。ほかで潜ったらその倍はするもんね。

加えて今回はアドバンスのダイビングライセンスを取得するつもり。
こちらも激安で約3万円で講習が受けられる。しかも日本語。すばらしい。

今日は明日からの講習に先だってファンダイブで体を慣らすことに。
一緒に参加する人たちも各地で結構やりこんでいる人たちが多く、
ダイビングの島タオ。の貫禄を見せ付ける。


「今回のポイントけっこう深いからディープダイブの講習も一緒にやっちゃうね♪」


というインストラクターの気楽な一言には困ったものだが、
まぁ、それはそれで良い機会とチャレンジ。
結果的にそんなに深いところに潜っても変わることは少ないなぁという印象。
見られる魚や地形が変わっているのだろうが、
そんなにたくさん潜っていない僕にはあまりわかんないw

それでも岩々が並ぶ海の中を泳いだり岩のトンネルを潜り抜けたり、
今までのスポットではやったことのないアドベンチャーな体験を経験できた。

タオ島のダイブスポットは結構表情が豊かで、
魚がたくさんいる場所もあれば、岩がごつごつと並ぶ地形的なアドベンチャーが特徴のスポットもある。

タオ島の透明度は、そんなにでもないけれどもそれぞれのスポットが個性的で中々面白い場所。
明日からのアドバンスの講習も楽しみ!
ナイトダイブからお魚ウォッチングまで。計5ダイブ楽しみます!



夜はそこで知り合ったみんなとディナーへ。

まさにディナーと呼ぶに相応しい、リゾートレストランで食事。
バックパッカーにはなんとも相応しくないw

東京を離れて以来、久々ちゃんとしたとこに来た気がする。
けっこう荒んでたのだなぁ、この生活。

おいしいご飯を食べ、おいしいワインを飲み、リゾートを満喫。
せっかくだものリゾートはこうじゃなくちゃ。

メンバーも面白くダイビング経験豊富なダイブマスターから、
オーストラリアでのワーホリ経験者、会社社長と、
ダイビングの話から日本の食料自給率の問題までさまざまな話題が飛び交う。

しかも、最後の会計は仙台で社長をやっているおじ様のおごりということで、なんだか得した気分。
良い人に出会い、良いものを食べ、良い酒を飲む。
これが旅なのだ。


さて明日からはダイビング講習。たった2日だけど楽しむぞー!

2008年4月19日土曜日

世界一周 in (5)タイ/じゃぱん







DATE:2008/04/19 Thailand - Ko Tao -


カナダ人に「じゃぱん」のニックネームを付けられる。
僕は彼ら三人に「カ・ナ・ダ」のニックネームを付けてやった。

早朝からたどり着いたタオ島のバンガローに僕ら4人は部屋をシェアして泊まることに。

明日のダイビングのショップ探しやアレコレをしていたらいつの間にか夜になり一日が終わる。


夜中は久々にみんなで酒を飲み、お互いの国のことを話す。

カ・ナ・ダ。

君たちは素敵なフレンドだ!

そして僕はいつだって日本代表なのである。

2008年4月18日金曜日

世界一周 in (5)タイ/ロード TO タオ







DATE:2008/04/18 Thailand - Hat Yai -


タオ島へのバスが午後発ということで、ちょっとだけハートヤイを観光してみる。
この町は中華系の人口が多く料理もまた、中国のものが多い。
面白いことにマレーシアのクアラルンプール以来姿を見せていなかった、
バクテーという食べ物がここに来て復活していたり、
マレー文化の色もちらほらと見える。

川沿いを歩くとなぜか魚がたくさんいてそれを網ですくって売っているおばちゃんもいたりなんかして。
まぁドブ川のようなところなので、食べるのはちょっと遠慮したいけれど。


町を周っていて思ったのだがやはりアルファベット表記でない文化はいろいろと不便。
お店を見てもなんだかわからないことが多いし、食べ物も同じ。
じゃぁ、アルファベットならわかるかというとそういうわけじゃないのだけれど、
いつか覚えられるだろうという気もしない。
英語が利用可能なところなら良いけれど、現地語のみとなるとかなり大変そうだ。



午後3時。
数人の乗客を乗せてバスはまずスラターニという港町へ向かう。
そこからタオ島行きの深夜フェリーに乗り込むという日程。

しかしこのバスがものすごい。
内装は紫。しかも進む度に乗客が増えていき最初4人だった乗客が、1人増え2人増え、最終的には満車の12人に。
さらになんだかわからないが宅急便みたいなサービスも行っているらしく荷物がどんどん詰め込まれる。
それだけなら良いが運転手がクレイジーなほどのスピード狂だというおまけ付き。
高速道路でもない普通の道を飛ばしに飛ばし常時時速100kmでぐんぐんと他の車を追い抜いていく。
交通ルールなどお構いなし。追い越し禁止車線なんのその。対向車なんのその。
なんどとなく前の車を追い越す際に対向車と激突しそうになる。
最初は面白がっていた乗客も地元民含めて苦笑い。恐怖のドライブであった。

しかしタイの道はあまり整ってはいない。
道路自体は綺麗に敷かれているのだが、凸凹が多く乗り心地はあまりよろしくはない。
まぁ、これはドライバーが飛ばしすぎていたという気もしないのではないが。
マレーシアの快適なドライブに慣れていたせいか、若干へきえきした。

結局スラターニにはフェリー出発の4時間も前に着いてしまい、
何のために飛ばしたのかは良くわからなかったが、みんなでとりあえずビールを浴びるほど飲む。
その後、フェリーに乗り込んだが酔いの為、すぐにご就寝。
朝になるといつの間にかタオ島に着いていた。


さぁ、ダイビングの島タオ。もぐるぞー!

2008年4月17日木曜日

世界一周 in (5)タイ/5カ国目、タイに来ました







DATE:2008/04/17 Thailand - Hat Yai -


電車に揺られてガタゴトと、ついに来たぜ5カ国目!

憧れのマレー鉄道にもほんの少しだけ乗車し当初の目的を形だけ果たす。
次回はタイ~マレーシア~シンガポール縦断したいなぁ。


今日はランカウイからフェリーに乗り、マレーシア半島に戻りそこからバスでアロースターという町へ。
アロースターからはハートヤイまで電車の旅。
目的地ハートヤイまで行くのであれば、
ランカウイからタイへフェリーで入国しそこからバスで行った方が簡単で安くて早いのだけれど
まぁ、そこは思い出作りということで。
そのせいで電車に乗る前のバスが故障で止まって30分ぐらい立ち往生したりしたけれどw


実は必要なタイの観光ビザを持ってないことにドキドキしながら無事入国。
タイのイミグレで、一度電車を降りてマレーシアの出国手続きをして、その隣のタイの入国管理を通って手続き完了。
同じ電車の中にいるのに国が変わるってなんだか不思議。
しかもタイ入国後でも、マレーシア側の駅から普通に外に出れる。なんだかな。

※タイは帰りの飛行機のチケットがない場合に観光ビザが必要。でも、陸路の人は誰もそんなの気にしてないしチェックもされてないみたい。


ハートヤイに着き、宿を探し、ご飯を食べる。
アルファベットからタイ語に変わった町並みにタイへ来たんだなぁという実感を得る。
しかしまぁ、これからは大変だ。タイのくにゃくにゃした文字は読めもしないし覚えられもしない。

そういえばマレーシアでもインドネシアでもうじゃうじゃあった屋台やレストランはタイではあまりみかけない。
単に比率の問題なのでご飯に困ることはなさそうだが、これもお国の違いということか。

そしてご飯がナンプラー色に変わっているw
あぁ、愛しいタイご飯♪


そんなこんな、タイ入国。
タイ第二の都市とは言え、なんもない町なので明日にはダイビングのライセンスグレードアップの為、タオ島に向かいマース♪

2008年4月16日水曜日

世界一周 in (4)マレーシア/それでも子供たちは笑いかける







DATE:2008/04/16 Malaysia - Langkawi -


マレーシア最後の日。
ただひたすらビーチで本を読み、もの思いにふける。


マレーシアという国。
もっとも面白かったのは多民族国家ということだろう。

マレー、中華、インド系。
さまざまな出身の人々がそのルーツや文化を崩さずに共存している国。
それは食べ物だったり、建物だったり、さまざまなところに顔を出すのだが、
個人的にはその多民族が融合しているというよりは共存なのだろうなぁと感じた。
なんとなく間借りというイメージも似合う。
中華、インド系の人々はマレーシアに所属しているというよりも、
自国に心を置き、マレーシアという国に間借りしているようにも見えた。


そしてもうひとつ。

この国は先進国に近い発展をしているということも面白いポイントだった。
近代的な建物、整備された道路やインフラ設備。
見た目だけみれば先進国といって問題はないような気がする。

ただし、彼らの文化レベルはそう進んではいないのかもしれない。
衛生面はアジア然としたものだし、サービスの面では個人の利益しか考えていない人も目立つ。
そういった意味で文化というものの進化スピードは経済とは比例しないものなのだと感じた。


先進国。といえばこの国の人々の距離感も、なかなかつかみづらい。
笑顔を向けたときの反応がなんだか鈍いのだ。
でもこれは僕が暮らしていた東京も同じようなものなのかもしれない。
むしろその距離感が心地よくて東京という場所が好きだった。

お金というものを考える。
それは人間関係を間接化する。
お金という間接材がなければ、人は生きるために誰かと関わらなければならない。
食物、モノ。足りないものは誰かとの関わりで手に入れるしかない。
昔はそれが物々交換であり、いまはその間にお金が挟まる。

生命の安定ということのみを考えればそれは正しい進化なのかもしれない。
安定はリスクを軽減させ、生を永らえらせる。
お金さえあれば生きるために必要なものは大概手に入る。
誰かと交渉し、何かを手に入れることに比べればリスクの大きさは比ではない。
また、ベクトルも単純になる。お金さえ手に入れれば良いのだから。
生きることが至極単純になった。人々は生産しお金を得、生きる材料を手に入れる。

経済の発展はそのお金を最大化し、全ての関係に「How much」の物差しを作る作業に過ぎない。
その際に犠牲に、というよりも好んで捨て去っているのは人との関わりなのかもしれない。
経済の発展と共に、距離感は広がっていくのかもしれない。

ただし、進化は強者へ向かうのではなく適応に向かう。
安定とは強者としての形を維持するベクトルだ。果たしてそれは進化へ向かっているのだろうか。
いま僕たちの距離感は安定ではなく、停滞なのではないだろうか。



でも。

僕たちはそれだけでは生きていけないことはわかってる。
その証拠に子供たちは良く笑うのだ。この国でも。

笑顔に対して、はにかみながらでも笑い返す。
そんな世界のバランスも良いと思う。

ひとり空を見て、好きな子を思い浮かべるとき、「お金」なんて一欠けらも存在してやいないのだから。




マレーシア。この国でも沢山の人に会い、笑い、話をしてきた。
多民族国家、経済の発展。感じることは多かった。

結局のところこの国のこともまた好きになったのだろう。
また来るね。と心に思い、ビールを飲み、最後の夜が過ぎていく。


ありがとうマレーシア!

2008年4月15日火曜日

世界一周 in (4)マレーシア/僕にはまだ次が必要なのだ







DATE:2008/04/15 Malaysia - Langkawi -


ビーチも飽きてきたので今日はスクーターを借り、ランカウイをぐるりと周る一周の旅。
全長200km程度しかないこの島はバイクがあれば一日で周ることができる。

ついにやってきた国際免許証の出番ということもあり、
なんだか久しぶりのバイクということもあり、
ワクワクしながら宿を出発。最初の目的地、セブンズウォーターフォールまで突き進む。

ランカウイ自体は、小さい島ということもあり観光名所もちらほらあるだけでそこにはあまり面白みはない。
やはり今日のメインはバイクでのツーリングなのである。

滝については滝つぼに飛び込み、
ビーチでまたもココナッツをご馳走になり、ついでに手製のタバコもごちそうになり、
温泉についてはそのしょぼさに驚き(なにせ、50センチの井戸みたいな温泉w)、
道を横切るトカゲや牛をやり過ごす。


延々と続く一本道。
その横を多い茂る森林と田畑が目を潤す。

なによりも風を切るバイクが気持ちいい。
交通量も少ないこともあり道はほぼ我が物。
その上をスーッと抜けていく感覚はなんともいえないのだな。


ナイトマーケットを冷やかし、ご飯を食べ今日の予定は終了。
宿に戻り我慢していたビールで渇きを癒すw


特別なことが起こったわけでもないのだけれど、素敵な一日なんだな。
ランカウイという島の雰囲気に呑み込まれている。浸されている。そんな毎日。


でも。

そろそろタイに向かおう。
この島は素晴らしい。ただし刺激はないのである。
ゆっくりと魂をほぐすためにあるような島なのだから。

僕には「次」がまだ必要みたい。

2008年4月14日月曜日

世界一周 in (4)マレーシア/旅人と遊ぶのは






DATE:2008/04/14 Malaysia - Langkawi -


旅人と遊んでくれるのは子供と老人だけだ。

そんな文章をどこかで読んだ気がする。
そんなわけで今日も僕は子供と遊ぶ。

海へのダイブ選手権。
海中息止め大会。
貝砲丸投げ記録会。
戦争ごっこ。


いつの間にかの夕暮れ。いつだって一日は終わっていく。