2008年4月26日土曜日

世界一周 in (5)タイ/誰が為にその拳はあるのだろう。







DATE:2008/04/26 Thailand - Bangkok -


バンコク・マニアックな場所めぐり。
第一弾としては近場の「民主記念塔」から始まり近場の
「ローハ・パサート」「黄金山」「スタット寺」と、
観光案内に載ってはいるものの説明10行以内な場所をめぐる。

まちがっても「王宮」や「ワット・ポー」などメジャーな場所には行かないw


その黄金山で一人のタイ人と出会う。
彼は元ムエタイの選手、そしてこれから故郷に帰るのだと言う。
ムエタイを辞め、彼は故郷のイサーンへ戻り家業の農業を継ぐと言っていた。

今まで必死でトレーニングをし、闘ってきたものの
ファイトマネーはもらえず、足は棒のように硬くなってしまったのだそう。
膨れ上がった足は彼の人生を物語っているようだった。

タイにもやはりマフィア的な存在がおり、
ムエタイなど興行系のイベントにはほぼ彼らの存在が絡んでいるそうだ。
警察などの横暴もたまにあるらしく、市民は泣き寝入りするしかない場面もあるらしい。

話しているあいだ彼は思い切り笑うことはなく、ただ微笑んでいた。
その顔は悲しそうでもあり、自分の人生を受け入れているようでもあった。


人生では自分の力ではどうにもならないことが沢山あり、それで一つ一つ道を閉ざされることも沢山ある。
でも目の前の道が閉ざされた時、また歩き出そうとするか、壁を見上げるだけなのか。
僕らにはいつだって闘うか逃げるかの選択肢は残されている。


「マフィアが絡んできたとき、俺のこぶしで一発でたたき伏せてやったぜ」
そういった彼が武勇伝を語る時、その顔は誇りでいっぱいだった。
彼の今までの人生が無駄ではなかった証なのかもしれない。
鍛えられあげた彼の肉体はただ美しく強かった。

誰が為にその拳はあるのだろう。

1 件のコメント:

  1. コメント
    あば2008年04月29日 21:41
    そのタイ人はドラマティックな人生だね。
    自分のやっている事にあたいも自信と誇りを持ちたいな。
    拳ってのは人それぞれだけど、槍にも盾にもなるからね。
    愛する人と自分のためにあると思うよ
    あたいもたくましく生きたい
    鉄平2008年05月01日 21:51
    >あば
    そうそう。自分の為の拳と、誰かの為の拳。

    僕は左手かたっぽだけでもいいから誰かをそっと支えられる人間になりたいな。

    でも、あなたは十分たくましいような気がするのは私だけ!??
    あば2008年05月02日 21:34
    > 鉄平さん

    そうだね。それでいっつも失敗するのさ
    これからは強く美しく行きたいな。手を抜くところは手を抜いてね

    息抜きは大切なり

    ワットポーわりと好きだったけどな~
    ベタな観光地は好きよ
    オカマバーは行ったのかなmamboって所は美川さんのおっきいポスター貼ってあった
    トモコ2008年05月03日 00:12
    おっと、今はタイにいるのね。

    日本はGWに突入してるよ~

    タイマッサージした?

    今までアジア各国でマッサージしたけど
    タイマッサージが世界一気持ちよかったよ

    ぜひお試しあれ
    鉄平2008年05月03日 01:46
    >トモコ
    タイマッサージまだだなぁ。
    試してみるねー!痛そうだから敬遠してたけどw

    GW。思ったよりタイには日本人いないかも!?

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