2008年2月29日金曜日

世界一周 in (1)オーストラリア/トラブル!×トラブル!×トラブル!×トラブル!







DATE:2008/02/29 Australia to Indonesia - Bali -


時刻はいま、深夜2時。

そして僕はいま、なんとバリの空港で寝ている。。。



トラブル続きの1日。その始まりは行きのエアポートシャトルから始まった。。



<トラブルNo.1>


時刻、朝8時30分。

8時に予約したエアポートシャトルはまだ来ない。

ただし宿の受付に電話で確認してもらって、
「もうちょっとで着くよー」
とのことだったので、その時点ではまだ焦りはなかった。
オージーのバスなんてそんなものさ、と今までの経験から高をくくる。


時刻、朝8時45分。

まだ来ない・・・。
宿の人が僕の焦りを感じ取ったのか、もう一度電話をしてくれるという。
電話をかける彼女。しばしの沈黙。そして彼女は言った、

「もう通り過ぎちゃったってw」



をぃ!!!



まさかが現実になるそんな瞬間。。

フライトの時間は10時。まずは乗り継ぎの国内線なので受付の30分前の到着で間に合うはず。
そんなわけで受付のお姉さんがんばれ!
と勝手に声援を送り、なんとか交渉をしてもらうことに。

「とりあえず特別に別のバスを出してくれるって。たぶん大丈夫。たぶん。」

maybe。おのれは昔のキムタクか!と突っ込みたくなるのをおさえ、
そこまで交渉してくれた受付のちょっと無愛想なお姉さんに感謝をし、
宿の前で臨時バスを待つことに。

とはいえそんなにすぐ来るはずもなく、ドギマギするばかり。
宿の前に駐車をする車を見ては気体に胸を膨らませ、そしてがっかりする。
もうすでに老夫婦が運転する古いセダンでさえ、神様に見えたりする。

もう誰でもいいから乗せてってくれ!という思い満タン。
意外とヒッチハイクの方が早いんじゃないかという誘惑が芽生えるくらい。



時刻、朝9時。

まだ来ない・・・。

電話してすぐは来ないよねと、大人の心を持ちつつも、既に顔は必死の形相。
受付のお姉さん、僕のことを見ない振りをして別の仕事を始める。


時刻、朝9時10分。

キター!!

向こうから「AIRPORT」と書かれたバスがやってくる。期待を乗せてやってくる。

すぐさまそれに乗り込み、

「Hully up!」

と運転手に願いを告げる。

すると、なぜか別の人が乗り込み搭乗受付を始める。
「お前のバスは次じゃ!」と言いたくなるが、揉め事になって遅れるのを恐れ
とりあえず大人しく出発を待つ。

そして出発。焦る僕。焦らないクルマ。
時速60キロの安全速度でクルマは進んでいく。


時刻、朝9時25分。

無事到着。受付を済ませる。

と、なんとかここまでは搭乗に間に合うことができた。

あぶねー。
なんだか最後までオージーのバスとは戦ってた気がする・・・。


そういえば、最後に搭乗するときにGateの案内板が間違っていて危うくメルボルン行きに載りそうになった。
(こっちで出会った友達も一緒にいたのだが、友達は既に乗り込みそうな勢いだったw)

恐るべし。





<トラブルNo.2>


無事、ケアンズからシドニー行きの国内線の乗り継ぎに乗り込めた僕。
今回のフライトはシドニーまで行って、そこから国際線のデンパサール行きのフライトに乗り換える。


シドニー行きの飛行機の中。
海側の席を予約しておいたので、移動中はグレートバリアリーフの景色を上から眺められるなど大満喫で空のフライトを楽しむ。

気分が乗ってきたのでどうせもうドルも使わないし、と思い、残り15ドルの全財産で
すっきりとウォッカトニックを飲む。

Jetstarという格安便のため、機内食など全ては有料のサービスになる。
6ドルと引き換えにつかの間の優雅なフライトを楽しむ。


そして無事、シドニーに到着。
マルディグラという、ゲイパレード(しかも30周年!)が明日行われることに後ろ髪を引かれながら国際線のターミナルに移動する。


そう移動する必要があったのだ!
知らなかった・・・。


移動する=お金がかかる




シャトルバス、電車いろいろ調べたけどシャトルバスが最低5ドル。
前述したとおりこのフライトには機内食は付かない。なので何かをフライト前に食べておく必要がある。
マクドナルドでさえ最低5ドルは必要な世知辛い世の中。
今、ここで5ドルを失えば、残りは4ドル。昼夜抜きでバリへと旅立つこととなる。



なぜ、あの時、酒など飲んだのだ・・・俺は。。
後悔。後悔。後悔。


さあ選択の時。ドラクエばりに、コマンドが目の前に現れる。



電車
バス
タクシー
(にげる)





【歩く】



歩く。その選択肢に抗えなくなる。
とはいえ国際ターミナルへの地図などない。

と、電車の路線図が目に飛び込む。

「Domestic terminal → International terminal」

なんだ次の駅じゃん。となると近い!

国際線のフライトまでまだ4時間近くの余裕もあったので、勢いで歩くことに。

一人、国内線のターミナルを進行方向とは逆へぐんぐん進み、車の通りの多い場所へと向かう。
そして飛び込んできた「International terminal」へ向かう道。
その指示だけを頼りにまだ見ぬ、国際線へ向けて一路ひた歩く。




結論。


「バスで行くのが正解」




結局、たどり着いた。たどり着いたものの約1時間。
しかも重いバックパックを背負っての旅路。けっこうなハードワーク。

途中、飛行機が降下する様を間近で見られたりとか、面白い体験はさせてくれたけどね。
世界広しと言えど、この道を歩いた日本人バックパッカーは僕ぐらいしかいないに違いない。

国際線ターミナルの入り口にあった

「Welcome to Sidney International AIRPORT」

の文字は眩しかった・・・。





<トラブルNo.3>



そして、、最大のトラブルに見舞われる。


無事、国際線にたどり着いた僕。
そこまでして守ったお金で最後の食事、マクドナルドを食べる(貧しい)

自分が予約で確認した搭乗時間がなぜか1時間違っていて、
まだチェックインまで時間があったので、ふらふらとターミナルを散策。
チェックイン時間を待つ。


そしてチェックイン。既に行列ができているチェックインカウンターの列に並び、自分の番を待つ。
徐々に減っていく行列。自分の番が迫る。

そしてやっとたどり着いたチェックインカウンター。

パスポートを手渡し、予約番号を伝える。
バックパックを置き、しばし待つ。

なにやら受付の人がパスポートのチェックをし始める。
「たぶん、予約表を印刷してこなかったから、いろいろチェックが必要なんだろうなぁ」
とのんびりそれを待つ。

チェックが終わったらしく、受付の人が戻ってくる。
なぜか顔が真剣。そして言う、




「インドネシアからの出国のチケットがない方は入国できません」






来たー!ここで来たーー!!!!




日本からの出国前、オーストラリアの入国の際にトラブルになる可能性があると恐れていたアレ。


その危機が今ここに・・・。

まったく油断していたため、なんの心構えも準備もできていない。
日本から出国するときは日本語で対応すればどうにかなるさ、と思っていたが、
ここは既にオーストラリア。英語での対応、どうにかなる気がしない。
思わず、

「Oh!my god!」

と受付のお姉さんに言ってしまう。生涯使うことがないと思っていたオーマイガット。いまここで花開く。

とりあえずカンタスのサービスカウンターで相談しなさいとのことなので、
サービスカウンターで相談させてもらう。


いろいろ交渉の挙句、カンタス空港のチケットをとりあえず今買ってキャンセルすればどうにかなるらしい。
キャンセル代金は55ドル。
まぁ、55ドルのこと。とは思いつつ、55ドルも?という思いもあり、
他の方法を聞いてみることに。

自分で今、ネットで予約すればキャンセル料金は払わなくても良いらしい。ただし、チケットを印刷しなくてはならない。
ラップトップを持っていたのでこれで表示するのはだめかしら?と聞いてみたが、それはわからないとのこと。
再び、チェックインの受付の人に聞いてみることに。


受付のお姉さん曰く、「偽造されるかもしれないから、印刷じゃないとだめなの」とのこと。
印刷も偽造できるよね?という言葉を抑えながら、印刷できる方法がないかと聞いてみる。

1つ下のフロアにビジターセンターがあるから、そこにメールを送って印刷してもらって!、とアドバイスを受ける。

いつまでにそれを持ってくれば良い?と聞くと、
「Now!」実はその時点で、チェックインの時間が終わることが判明。
どうにか交渉してあと20分ぐらいなら待ってくれる事に。


そこからホットスポットとビジターセンターのアドレスを教えて貰って、
ホットスポットへダッシュ!
そこには自分のPCで接続する方法と、備え付けのPCで接続する方法の2択があり、
既に備え付けPCは人でいっぱいだったため、あきらめて自分のPCで接続することに。

いらいらする起動時間を待ちながら、ホットスポットへの接続を試みる。

接続できない・・・。
なんだかわからないけれど、入金もうまくいかず接続ができない。

あわてて備え付けPCでのチャレンジをしようとして、利用中の女の子に頼んでみる。

「ちょっと5分だけ変わってくれない?時間がないんだ!」
「だめに決まってるじゃない。馬鹿じゃないの?」 的な反応。そりゃそうですよね。あなたが正しい。


時刻は既に15分経過。やばい。

もうネット接続はあきらめて、最初に行ったカンタンスのカウンターに行って、さっきのチケット取っておくれ!と頼み込む。
受付のおばちゃんは、「だから言ったでしょ?」的な感じでチケットを発行しくれました。


それを持ってチェックインカウンターへダッシュ!
待っててくれた受付のお姉さん。急いで手続きを済ませてもらい、搭乗ゲートを教えてもらう。

ありがとうお姉さん。あなたの恩は忘れません。



と言うわけで、とりあえずインドネシア行きが無事決まり、事なきを得た。
だいぶ疲れたが、なんとか。

やっぱりトラブル対応はシンプルで早い対応が、いくらお金がかかってもベストなんだなぁと思い知る。
仕事でもなんでもそうなんだろうな。あぁ、実感。


ふらふらになりながら、荷物チェックを受け、なぜかバックの中に進入していたハサミやらを取られ、搭乗ゲートへと向かいました。


あぁ、疲れたーーーー。







<トラブルNo.4>



そしてなぜ今、空港で寝ているかというと。

さらに出航が1時間遅れたからですw



もともと宿を取っていなかった私。
バリに着いてから、どっか探せばどうにかなるや、と高を括っていた。
うわさでは着いたとたん客引きが押し寄せてくるしと言うし、
夜9時到着ならば、最初そいつらに着いて行って駄目でもどうにかなるだろうと。


ところが、間違っていた出航時間をあわせると既に2時間遅れ。
バリに到着したのは11時。それからビザ取得や入国手続きなど合わせて、
空港から出れた時には既に深夜12時半。
客引きのおっちゃん達は確かにいる。


そこで迷う。

「こいつらに付いていくべきか、いかざるべきか」


なんと言ってもここは既に東南アジア。先進国の常識は通じない。
正直、詐欺なんて当たり前だし身包みはがされるなんてこともある。
バリの人たちは親切だと聞くけれども、自分で実感したわけでもないので、それに身をゆだねる訳には行かない。


そしてたどり着いた結論が。。。


「ここで寝てしまえ!」


客引きのおっちゃんを振り切り、静かな出国ターミナルの方へと向かう。
既にオーストラリア出国で疲れきっていたため眠気はピーク。
さらにオーストラリアとは2時間の時差があり、体感時刻は深夜2時。
カンタス空港のオフィスに行って、便をキャンセルしなきゃいけないという理由もある。


勢いでターミナルへたどり着き、そのまま荷物を置き、安全かどうか周りを伺う。

まばらながら人はいるし、明かりも付いている。なんとなく大丈夫そう!
警備員の人たちも常駐しているみたいで、仕事してるんだか仕事してないんだかわからない感じで椅子に座って雑談をしている。


よしここに決めた!とベッドぐらいある大きな長椅子に座り、腰を落ち着ける。


と、そこへ例の警備員のうち、一人がこちらへやってくる。
あ、やっぱりここで寝ちゃだめなのねと思い、どこならば大丈夫かを聞こうと思い彼の挙動を追う。

彼「何してるの?」
僕「いや、明日カンタスのオフィスに行きたいので、今日はここに寝ようかと」
彼「ふーん。日本人?」


といきなり横に腰掛けてタバコを吸い始める。
お咎めなし!? もう既にお互い雑談ムード。
英語がちょっとしゃべれる彼(アグーン)と仕事のことやインドネシアのことを、ぐだぐだと話しまくる。
彼はデジカメに興味があるらしく、興味津々で聞いてくる。
ハードなロックが好きだそうで、メタリカとかガンズ&ローゼスとかのギターを弾いてるんだぜ、
とコテコテの東南アジア顔の彼は自慢げに話す。
彼にはインドネシア語の挨拶なんかを教えて貰ったりといろいろお互いに情報交換。
もう、空港もクローズの時間だからか、まったく彼は仕事モードではなくなっている。

最後には携帯番号なんかも交換しちゃったりなんかして・・・。

そして彼は1時間ほど雑談をした後、仕事に戻ると言って去っていった。



ある意味。かなり衝撃的な出来事だった。
インドネシアの印象は、既に彼との出会いで出来上がってしまった。

たった1時間だったけれど、かなり幸運な出会いだったんだと思う。


これからのインドネシアでの生活に期待を込めて、硬い椅子の上で横になって寝る。

さようならオーストラリア。あなたが最後に見せてくれた、空からの夕日は最高に美しかった。


第二カ国目。インドネシア編、始まります!

2008年2月28日木曜日

世界一周 in (1)オーストラリア/たそがれる







DATE:2008/02/28 Australia - Cairns -


オーストラリア最終日。

今日はビーチで黄昏る。


何をするわけでもなくボーっと海を眺め、
釣り人をひやかし、雨が通り過ぎるのを雨宿りの屋根の下で待つ。


最近見た「めがね」という映画を思い出す。


「たそがれる才能」


その映画で言っていた言葉。

僕にはそれがあるんだろうか?

ただ過ぎていく時間に焦らず身を任せられる才能。
ただ過ぎていく時間の中でしか見つけられない答えを探し出せる才能。

焦らず、待たず、じっくりと過ぎることを楽しむ才能。


わからないな、まだ。まだだから旅の途中。


黄昏を楽しんでいたら、
なんとなくオーストラリアを離れる覚悟ができた。


さぁ、行くぜ!

2008年2月27日水曜日

世界一周 in (1)オーストラリア/ひと月が過ぎ







DATE:2008/02/27 Australia - Kuranda -


意外と知られてないけれどケアンズ周辺は世界最古の熱帯雨林としても世界遺産に登録されている。
そしてその観光の名所が「キュランダ」


まさにレインフォレストの町でした。「キュランダ」


なにせ、途中から雨ザーザー!
びしょ濡れだ~w


とは言え、スカイレールからや観光鉄道からの景色はかなり楽しんだ!

多種多様な植物が、森を形成していく姿は圧倒的で、
生存競争の複雑さや美しさを知った。
生態系のメカニズムっていうのは繊細で優雅な戒律で数億年もの時を束ねている。

同じような環境はタスマニアにもあったけれど、
こっちは植生している植物がまったく違っていて、
ヤシの木やら、シダ植物やら。やはり南国ムードが漂う。

やっぱでけーよ。オーストラリア。あなたに会えてよかった!




本当に異なる環境がオーストラリアには存在している。

シドニーやメルボルンのように暮らしやすい環境もあれば、
エアーズロックのように、灼熱の荒野の場所もある。
ケアンズもまた他の都市とはまったく違って熱帯地域独特のもわっとした空気。
白人が暮らす町。アボリジニが暮らす町。その両方が暮らす町。

1ヶ月間という期間にも関わらず、本当にたくさんの表情を見せてくれた。


広大な大地。

ここに暮らす人たちは、ゆったりと自分のペースで過ごしている。

まぁ、日本と比べるとサービスレベルは低いし、責任感とかはあんまりないし。
なんてことを思うけれど、


でもそれって「ほんの小さなこと」なんじゃない?

なんて事を思ってしまう。


楽しく生きていくうえで大切なことはそんな小さなことじゃない。
もっと今を大事に、そしてそれは明日の為でもある。生きる意味でもある。
そんなことを体現している人たちなんじゃないかな。

ほんのちょっとうらやましく。


そして日本がまた好きになる。

日本人の決め細やかさや気配り。
当たり前だったことが、当たり前じゃなくなったとき。
沢山のことに気づくのだな。

できるなら、失う前に気づく感性を持ち続けたい。
日々喜びを。日々楽しみを。




明日のために生きるのではなく、今が幸せであるために生きよう。

それがきっと明日になる。

明日は今の延長線上にしかないのだから。




旅を始めてからちょうど1ヶ月目。
まだまだ何も得ていない気もするし、何かを手に入れた気がする。
同時に何かを失った気もするし、もともと何も持っていなかった気もする。

まだまだ答えは出ませんな。だからまた旅に出よう!




p.s.

>KACCEメンバー&モニターメンバー各位

メッセージ受け取ったぜー!エネルギーチャージしてがんばりまーす♪

2008年2月26日火曜日

世界一周 in (1)オーストラリア/Rainy day







DATE:2008/02/26 Australia - Cairns -


今日は、昼ごろから雨が降り始め降ったり止んだりの天気が続いています。

旅行会社のおっちゃんに聞いたら、雨季は大体こんな感じが続くらしい。
ダイビングとか無理やり先にやっといてよかったーと思いつつも、
明日から何しようかしらと思う日々。


そんな感じで雨降りの一日だったので、
ちょっぴり欲しかったcrocsを買って、
ふかふかシューズで図書館へ。


オーストラリアにワーホリで来ている皆様に教えてもらったのだけれど、
図書館では無料でインターネットができるらしい。


こっちへ来てからというものインターネットに接続するために結構なお金を払ってたり。
大体、1時間4ドル(約400円)ぐらいが相場かな。

たまにホットスポットと言うか、セキュリティがら空きのネットワークにもぐりこんで
無料で使ってたりはしてるんだけどw
(ケアンズはそこを見つけてあるので助かってるのだ)


まぁ、そんな感じでネットには不自由してないんだけれど、
子供のころから図書館好きの僕としては行かなあかん!ということで
お散歩がてらに図書館に行くことに。


さて、ケアンズの図書館はどんなかというと。。



品揃えの内容としては本からCD、DVDまでとほぼ日本と同じような構成かな。

面白いところとしては日本語からドイツ語、イタリア語まで、
各国の本がいくつか置いてあるところ。
特に子供向けの本が多かったのだけれど、これは国際結婚したカップル向けなんではないかな。
こういうところの気配りは、国際化が進んでいる国ならではだなぁ。


面白かったのは「最新の本を4ドルで貸し出します!」というサービス。
要は時間短縮サービスなのだけれど、
確かに日本でも最新の本を借りると○百人待ちとかで、
順番にたどり着くまでに何ヶ月もかかったりすることが多い。
それを図書館で特急料金を払えば1週間レンタルできるサービスは面白いと思った。

特にオーストラリアは本の価格が高く、
普通の小説でさえ一冊40ドル(約4000円)近くする本も多い。

そうなると10分の1で、レンタルできるサービスは魅力的なのかもしれないな。
特に話題の本って1回読んだだけで2回読み直すことは少ないしね。

オーストラリアの著作権がどのように管理されているかわからないけれど、
日本でもマンガはTUTAYAとかで借りれるようになってきているし、
同様のサービスはできるんじゃないかなぁ。

本離れが進んでいる日本で流行るかどうかは怪しいけれど・・・。



図書館の品揃えとしての面白さは「Talking book」と書かれたCDブックが多いこと。

日本でもたまにある音声で本を朗読したものなのだけれど、
図書館の規模からするとかなりの数を占めていた。

識字率の低さ?
単にめんどくさがり?
英語の勉強用?

なんだかわからないけれど、文化の違いかなー。
興味をそそられました。


そんな感じで図書館を堪能。
肝心のネットは図書館の登録とかが必要だったからやらなかったけどね。

いろいろ違いを見れて楽しかった!




さて、突然ですが。


3/29にバリに発つことに決めました!いぇい!



そういえば、旅の予定を話してなかったかも。


これからの予定は、バリからインドネシアに入り、
シンガポール、マレーシア、タイと北上する予定。

それからは、ベトナム、カンボジアから中国に向けて移動。
中国からインドへ飛ぶ予定。

インドからはヨーロッパへ飛び、
ヨーロッパ→アフリカ→北米→南米の順に旅を続けようと思います。

約1年ぐらいの予定かな。


まぁ、あくまでも予定。
途中で気が変わるかもしれないし、トラブルで予定を変更するかもしれないし。


さて、バリに向けて情報収集。
いまだ泊まるところも空港からの行き先も決めておらず・・・。
クタかウブドか。はたまた別の場所か。

インドネシアはオーストラリアに比べて、
格段に治安も悪くなるしねー。いろいろ大変そう。
ご飯はおいしそうだけれど!


それではバリ編を乞うご期待。

オーストラリアもあと3日。楽しもう!

明日はケアンズ第二の世界遺産、熱帯雨林の町「キュランダ」です!

2008年2月25日月曜日

世界一周 in (1)オーストラリア/グレーーーーート♪BR






DATE:2008/02/25 Australia - Cairns -



青。赤。黄。緑。

色とりどりの珊瑚たち。
群れをなす魚たち。

ただ青く。ただ蒼く。ただ碧く。



ぐれーーーーーーと!


としか言いようのない、最高の海でした。グレートバリアリーフ!




いくつかの海をもぐったけれど、
これだけ魚の数や種類、そして珊瑚があるところは見たことがなかった。

そしてそれが水面近くにあるため、シュノーケルでも十分なほどの近さで体験できる。


ダイビングもやったけれど、
個人的にはシュノーケルの方がお勧め!

見える魚が違うのでなんともいえないけれど、珊瑚礁の姿を間近で見られるのはシュノーケルの方かな。
太陽が水面に差し込む様が珊瑚に模様のようにゆらゆらと輝いていて、本当にきれいだった!

ダイビングも、もう少し波がゆるければきれいに見れたのかもしれないけどね。



という訳で興奮冷めやらぬままなのですが、
ダイビング&シュノーケルに行ってきましたー!



昨日行ったグリーンアイランドとは違って、
島などはなく本当に海の中の珊瑚礁たちを間近で体験!


ダイビングではサメに会い、
シュノーケルではカメに会い、
本当に大満足な一日!


ゆったりと泳ぐカメと一緒に海を漂う経験は最高のものでした。
体長1メートルはあるだろうその体が、すーっと海を切るように泳いでいく。

カメはめっちゃ海草食べてたけどねw


その他、魚に着いた寄生虫を食べるドクターフィッシュみたいな奴もたくさん見れたし、
小魚の群れが目の前を横切るときの太陽の煌きは幻想的で、ミラーボールのようだった。


もちろんニモも見たよ~♪
イソギンチャクみたいな奴の中に隠れて過ごす姿は、映画そのままでした。


ちょっと水中カメラがなかったのが残念だけれど、その分楽しむことに熱中できたのでよかったかな。


とりあえず今までの中の最高のダイビングポイントに認定!


また来るぜー!!

2008年2月24日日曜日

世界一周 in (1)オーストラリア/ぐりーんあいらんど♪







DATE:2008/02/24 Australia - Cairns -


さかな♪さかな♪さかな~♪

という事で行って来ましたグリーンアイランド♪

言わずと知れた、ケアンズ最大の観光名所グレートバリアリーフ。
そのなかで一番ケアンズに近い島がグリーンアイランド。
一周しても約20分ほどの小さな島で、ケアンズからは約45分。


恐らく、ツアーで日本から来た場合必ず訪れる場所。

そのせいか、往復の船の中は日本人がやたら多かった。
(あと中国人!)


着いてからは早速、シュノーケリング!


もぐってすぐに、魚!

あっちもこっちも、魚!

本当に色とりどりの魚にすぐに出会える。
さすがグレートバリアリーフ!


人間ぐらいありそうな大きな青い魚が泳いでたり、
タコなんかにも遭遇した。
100匹以上の魚の群れと一緒に泳いだのはめっちゃ興奮した!


面白かったのが、海草が光合成してできた酸素がプクプクっと浮き上がっていくのが見えたこと。
サンゴも沢山いたのだけれど、海草も密生してて生で地球のサイクルを実感した。
(ちなみにこのプクプクの性で、ちょっと水が濁って見えるのはご愛嬌w)

あとサンゴが触手を伸ばして他のサンゴを攻撃してる場面に遭遇!
白い長い触手が、びろびろびろ~っと伸びていって他のサンゴに絡みついてた

やっぱりこいつは動物なんだなぁとしみじみ思い知らされる。そしてそれがちょっとキモイこともw



泳げど泳げど魚の群れ。
観光地然としたグリーンアイランドでさえ、こんな感じ。
人が入らない場所になったら本当に楽園なんだろーなー。


ちなみに水中カメラはないので、写真はありません!残念!



というわけで明日はダイビング♪


でもどっちかというと、シュノーケリングの方がここは楽しいのかもな。


とは言え、ケアンズは明後日から雨のご様子。
雨季のこの時期、晴れてるほうが珍しいらしいけど、明日までは晴れ続き♪

晴れ男~☆
ちょっと風邪気味のままだけど、無茶して遊ぶ。遊んでると忘れるのだよねー。

※てなことを言ってると雨に降られたりするw

2008年2月23日土曜日

世界一周 in (1)オーストラリア/Backpacker's Life






DATE:2008/02/23 Australia - Cairns -


今日は風邪もなんとなく良くなった気がしたので、
ぶらぶらとお散歩。


珊瑚礁と熱帯雨林以外は取り立てて、
何かがある街ではないので、
まぁ、観光地然としたお土産屋さんばかりの街。ケアンズ。

海っぽいイメージでありながらなぜかビーチがないケアンズ。

ビーチがないのに海際にプールがあるケアンズ。


そして日本人が多い!


どこでも見かけるし、お店も日本語対応の店が結構ある。

ツアーの申し込みとかも日本語可って書いてあるところが多い。

ウルルの時に出会った友達とラーメンの話が出てて無性に食べたくなったので、
「がんばらんば」というラーメン屋さんへ。


うーん。。まずくはないかな。。。



ちょっとこってりし過ぎてたり、豚の臭みが抜けてなかったり、
麺が粉っぽかったりしたけれども(酷評?)
まぁ、こんなレベルなんだろうな。海外のラーメンなんて。

ちょっとだけ日本のラーメン屋さんが恋しい。





さて、今日はバックパッカーの生活をご紹介。


バックパッカーとは何か?
といわれると困るけれども要は

「貧乏な旅行者」

なわけでw


そうなると泊まるところとか、生活の手段が
いろいろ普通のツアー旅行客とかと変わってくるみたい。

僕もこっちに来てみるまでは知らなかったし、
興味があるかもしれないのでご紹介!



さぁ、まずは泊まるところ。


僕らは「バックパッカーズ・ホテル(日本人間の通称:バッパー)」
と呼ばれる安宿に泊まっている。

通常4~8人の相部屋で、基本的には男女混合、国籍混合で泊まる。

部屋は普通の二段ベッドが設置してあり、
部屋によっては冷蔵庫があったり、洗面台があったりと、
暮らすには十分な設備はそろっている。

トイレやシャワーは共同(たまにここも男女共同だったり!)。

そのほかの設備としてはキッチンやランドリー、映画ルーム
暑い地域だとプールとかが付いてたりする。


併設してBARがあったりするところもあるし、
カジノがあるところもある。


こう見るとまぁまぁ、設備としては充実してるんじゃないかなぁと思う。
(オーストラリアだから。といっても過言ではない気がするけど。アジアはどうだろうw)


ただし、共同部屋なのでプライベートとかはあまりないし、
いろいろ気を使ったりとする部分もあったりする。


でも僕はこの環境、けっこう気に入っている。

同じ部屋のルームメイトとかロビーで会った人とかと、
けっこうすぐに仲良くなれるから、いろんな話が聞けたり、
英語の勉強になったりするし。

中には日本人向けのホテルもあったりするらしいんだけど、
運が良いのか悪いのか、僕は欧米人ばかりのホテルにばかり滞在している。

いろんな国の人の行動とか見てるだけでも面白かったりするしね。

僕はこの環境で、今まで知らなかった沢山の刺激を受けている。



さて、僕らはこの中でどうやって生活しているのか。


基本的には各自自由行動。

ツアーとかに参加していなくて、暇な連中は
朝起きて(大体みんな遅い)、
お昼ぐらいまではぐだぐだして、
お昼は、映画見てたりゲームやってたりする。


そしてみんな節約のために、「自炊」をしている。


自分でスーパーで買い込んだ食品を、
各国の思い思いの味付けで調理し食べる。

韓国人はキムチを食べるし、
ヨーロピアンはパスタやパンを良く食べる。


ただし、調味料とかもあまりないので、
各自自分の国の料理にあった調味料を自前で持ち歩き旅をしている。


持ち運び方は前に紹介したColesとかで売っている、
エコバックみたいなものに詰めてそのまま旅先まで移動。

そして冷蔵庫に詰める!

だから、バッパーの冷蔵庫や棚はスーパーのエコバックで埋め尽くされてたり。
けっこう色とりどりで楽しいんだけどね!


僕もご飯はしかっかり食べてるつもりだけれども、
オーストラリアって「オーストラリア料理」的なものがないので、
あまり食事にお金かけても日本と同じものしか食べられないんだよね。
(タイ料理とかフレンチとか。日本にある料理屋さんは大概ある)


なので、だったらと思い地元のスーパーで地元の人が買っているものを買って、
いろいろ遊びながら料理をしている。

時には肉を焼いてみたり、パスタを作ってみたり、スープを作ってみたり。

いろいろ試してみたけれど、こっちの食材は味付けが濃い。


あと「惣菜」がない。


これ結構な驚きだったのだけれど、
「レディーミール」と呼ばれている簡単クッキング的なものはあるのだけれど、
日本で言う「から揚げ」とか「xxサラダ」とか、
既に出来たものでそのまま食べられるようなものはあまり売っていない。

これはオーストラリア人が日本のように忙しくないから必要ないのかな。
でもひょっとしたら単純にビジネスとして確立してないだけかも?

ちょっと調べてみたいな。
ビジネスのきっかけとなるかもしれない。
(オリジン弁当さん、いかがですか?オーストラリア進出!)



その中でお気に入りなのは「ミーゴレン」と「ミックスベジタブル」!

「ミーゴレン(写真)」は韓国人の男の子が、

「俺のフェイバリッドフードだ!」

とまで言い張る、単なる即席麺。聞いてみると日本人にもファンが多い。
お湯を入れて、3分間煮込んだ後、水を捨てるという簡単なもの(どちらかというと焼きそば的)

でも不思議と旨い・・・。しかも1つ50c(約50円)と安い・・・。

味はアジアンフードっぽい、辛くて不思議な香りがするやつなんだけどね。
今日本にもって帰りたい食べ物NO.1ですw


ただしこいつ。


「消しゴムと同じ原料が入っている。」


という噂を聞いたことがある。

なんじゃそりゃ?

と、怖いんだか怖くないんだかわからないうわさに
ちょっと不安になりながら食べている今日この頃です。


「ミックスベジタブル」は単に、サラダ菜とかのリーフ系の野菜が、
パックになって売っているだけなのだけれど、
野菜不足になりがちなこの生活にけっこうな贅沢感を与えてくれる、素敵な一品。


一品料理になりがちな、バックパッカー料理にサラダなんかを添えると、一人豪華な気分!


もともと料理は大好きなので、
メインやサラダ、スープなどなど。

一人で豪華な料理生活を楽しんでいたり♪

後はこっちに来て、果物を沢山食べるようになった。
なにせ安いし旨い!

オーストラリアは素材は安いけれど、調理や加工したものは高い。

たぶん人件費が高いからなんだろうなぁ。
バイトでも時給15ドル(1500円ぐらい)が平均と言ってたし。



そんなこんなで一日が終わり、
夜はテレビなんか見たり、BARで飲み明かしたりなんかして、
各自勝手に過ごしてます。


ちなみに1泊のお値段は・・・・


約20ドル(2000円)!


ピンきりあるけど、大体この値段。
これだと1ヶ月暮らしても約6万円。

日本に住むより安い!


日本ではあまりこういった宿泊施設がないので、
オーストラリア特有だったりもするんだけれど、
まぁ、こんな中で暮らしております。


みんな宿は安くして、他の遊びや食べ物にお金を使ってます。
単に長く滞在するっていう人もいるしね。


どう?バックパッカーライフ。やってみたい人はぜひ!





話は変わって。


今日、夕方歩いているときに1人の釣り人に会った。

彼は母が日本人の、日系台湾人。

今までニュージーランドに11年。オーストラリアに8年。
と、海外での暮らしを楽しんでいる。

その彼が片言の日本語と、英語を交えて語った言葉。


「私の母が教えてくれたこと。お金は2番目。ハートが1番だね。彼女がすべてを教えてくれた」


そして彼は言う、


「When my mother died, I losed everything.」


僕は、そんな風に思える人がいるだろうか。

2008年2月22日金曜日

世界一周 in (1)オーストラリア/街の話。そして風邪をひく







DATE:2008/02/22 Australia - Cairns -



なんだか風邪っぽい。
のども痛いし、体もだるい。

ということで、今日は一日だらだらと。

こんな時に役立つ日本から持ってきたお薬達♪
普段は重いだけなんだけどw


ネタもないので、
今日はオーストラリアのことをちょこっチョコと。



まずは交通。


車は左側通行。日本とルールはほぼ一緒だと思う。
なので運転は楽かもしれない。

特徴的なのが横断歩道!

基本的には常に赤信号。
渡りたい時は歩道にある「矢印ボタン」を押して渡ります。

こいつが結構おもしろくていつも

「ぴこっ!ぴこっ!」

と音を出して自分の存在をアピール☆

渡れる時は、

「ぷっぷっぷっぷっぷっぷっ」

と音が変わったりする。

電子音なんだけど、かわいい音を出してます。
たぶん、障害者対策の音なんだろうけどね。


そしてコイツがたまに壊れた音をだしていて

「ブッブッブッブッブッブッ」とか
「ブコッ!ブコッ!」とか変な音をだす。

いつまでも鳴り止まないのでこいつが結構笑える。


でもこんなにこいつががんばっているにも関わらず。




基本的にみんな信号無視!渡りたいときに渡るw



赤だろうがなんだろうが、渡りたいときにみんな渡ります。
なんだかアジアの国みたいw

まぁ、アジアほど通行量がないので危険なことはあまりないんだけど。
このピコピコマシーンの気苦労は誰も知らずw





次はお買い物。

基本的には日本と同じような店があるかな。

ブランドショップから諸々と。


百貨店にあたる店は「MYER」

コンビニにあたる店は我らがセブンイレブンとかあったりします♪
なぜかこっちのコンビニはインターネット接続サービスみたいなのを
店舗内で行っているところが多い。
そんなに自宅にネット環境ない人が多いのかなー。それとも環境客向け?


面白いのがスーパーマーケット!

「WOOLWORTH」と「Coles」がオーストラリア全土にあるメジャースーパーマーケット。
※僕はどっちかというとColesがお気に入り。でもケアンズにはWOOLWORTHしかない・・・。


どっちも大きなスーパーで、野菜から生活雑貨までほぼ揃っている。

基本的には、こっちのものは大体大きくて、
お肉の1人前とかそいういう気配りはなかったりするw


でも野菜とか果物は1個づつのグラム売りだったりとか、
1人で過ごすにはけっこう嬉しい部分もある。


そして、、、


「同じものがやたらとある。」


コーンフレークだったら20種類ぐらい、
トマト缶だって10種類ぐらい。


なんだこの品揃え!ってぐらいある。

どう考えても経営的には売れ筋を残すべきなんだと思うんだけど、
どこに行っても同じ商品で別のブランドが沢山並んでる。

これは、

オーストラリアの人がこだわり派が多いのか?
オーストラリアの土地が広いから、店も大きくそんなことには気を使わない?

のかどっちなんだろうなぁ。

どう考えても後者な気がするけどw


あとアイスのパックがでかいです。1リットルぐらいで売ってるw



ちなみに夜は6時で閉まるし、土日営業は殆どやってない。
この辺、日本と(というより東京と?)違うよなー。
ビジネスマンもそうらしく、だいたい5時で帰るらしい。

何が正しいなんてないんだけど、こういうの見習う必要あるかもね。


例えばお店が6時で閉まって、土日営業やってなかったら。。。

家帰らない??


だって、帰りに食べ物を買う店もないし、土日で買い込むこともできないんだよ?
洋服だって買えませんぜ?


卵が先か、にわとりが先か。
だけど、こういう文化の変え方もあるかもしれないなぁ、と思ったり。


日本だって元はそうだったのだろうけれど、
サービスレベルを向上していくうちに、営業時間が長くなっていったんだろうな。



ケアンズで見つけた日本人向けの情報誌に書いてあった、
日本で働いているオーストラリア人の一言。


「日本人の生産性は高いとは思えない。それを時間でカバーしている」



Agree? Disagree?

2008年2月21日木曜日

世界一周 in (1)オーストラリア/15ドル






DATE:2008/02/21 Australia - Alice springs to Cairns -



早朝。5:30AM。
戦いの火蓋は切って落とされる。



そう。それは寝袋代をゲットするための戦い。



前述したとおり、エアーズロックツアーで前払いしていた寝袋が
現地に行って足らないことが判明し、キャッシュバックするはずの予定だった。



ところが。。


たった15ドルなのに、現金での手渡しはできないという。


クレジットカードや銀行への振込みはできるそうだが、
たかが15ドル。


ごり押しすればいけるんじゃないか!?

ということでカードも銀行もないぜ!
と言い張り

「現金でくれ!現金でくれ!」

と、騒いだ結果・・・。




「じゃぁ、明日の朝オフィスに取りに来てね♪朝、6時とかだけどw」




しまったーーーー!!!!!!!




ごねるんじゃなかった。ごねるんじゃなかった。。


もう既に、カードがないと言ってしまった都合、
やっぱりカードに返金してとは言えず、また早起きをしてオフィスに行くことに。

たった15ドル(1500円ぐらい)の為に。。。



そして戦いが始まった。
さぁ、5:30。

ピックアップのバスを待つ。


5:45。まだ来ない。


そういや、僕がツアーに行くときも結局20分ぐらい遅れたな。
とか思いながら、のんびりとバスを待つ。


6:00。まだ来ない。


え???来ないよ??




そういや運転手が言ってた。


「その日のツアーのピックアップがその宿に来るはずだから、朝待ってなさい」



うーん。そういうことか。

ん???



「そのツアーに参加する人がいなきゃ、この宿にはバス来ないじゃん!」




隣で待っているツアー参加者らしき人に聞いてみる。

「アドベンチャーツアーの人?」

「ん?違うよ。別の」




もうちょっと離れて待っている人にも聞いてみる。

「アドベンチャーツアーの人?」

「ん?違うよ。別の」






ぉい。

いねーじゃねえか!ツアー参加者!





焦る。焦る。焦る。

ホームレス中学生の言葉を借りるならば、

「たじろぎに、たじろぎまくる」



とそこへ・・・


アドベンチャーツアーズと書かれた車が向こうからやってくるのを発見!


「おー!来た来た!」


と安心した矢先、




あっさりと目の前をノンストップ。


何事もなかったかのように路地を曲がっていく。あぁ、無常。







ぉい!こら!!!







追う。
これを逃したら、別のバスが来るかはわからない。
チーターのように全速力で、
曲がり角を駆け抜けて、ひたすらバスの背中を追う。
ちょっとサイズが合わなくて履きにくいビーサンで、必死に駆ける。


「WAIT!WAIT!WAIT!WAIT!WAIT!WAIT!」



早朝の静けさの中、ひたすら連呼。

めっちゃ手を振る。


猛アピール。必死。




やっとの事で止まってくれたバス。
いぶかしげに僕を見る彼ら。


状況を説明し、ツアー参加者に混ざりながらオフィスまで乗せてもらうことに。


オフィスで寝袋が貸してもらえなかったもう一人の友達と合流し、
金返せ!とまくし立て、無事現金はゲットできました。

(最初、オフィスの人まで事情が伝わってなかったみたいで、いろいろゴネられましたが・・・)



とりあえず、ホテルまで送ってもらって、
NO sleeping-bag事件は幕を閉じました。



教訓。

「業に入れば、業に従え」


聞けば、オーストラリアでは返金などの場合、
クレジットカードか銀行振り込みでの対応が普通だそう。

たかが、小銭と思っても、対応は一緒。

下手にごねたのが事の発端でした。




ただ、今回の件でいろんな事に気づかされた。


例えば、会社や会社員の日本との違い。


基本的に彼らは自分の責任にはしたくないらしく、
お役所のように延々と責任転嫁が続いていく。

たぶんそれって、日本と違って会社への帰属意識の薄さから発生するものなんじゃないかな。


日本人の僕らは
「トラブルは会社の評判を下げるから、なるべく早く丁寧に解決したい」
と思うだろう。

でも彼らは
「トラブルを自分のせいにしたら、自分の評価が下がるから、なるべく誰かに解決してもらいたい」
と思うんじゃないかな。
(もちろん、一人のオーストラリア人から全てそうだと決め付けるのはどうかと思うけど)



大局で見ると、彼らの考え方は会社の経営難につながっていくし、
マイナスにしかならない。

でも、それって終身雇用の意識がある前提だったりする。

自分の評価を上げて、他の会社に転職する。
会社が傾いてきたら、転職すればいいや。


こう考えると、彼らの「責任転嫁」は正しい選択に思える。


終身雇用の意識が崩れ始めた日本も、いずれこんな状況に陥るのかもしれない。


会社の利益と、個人の利益を共存させる。


例えば、僕が経営をするならば、一番悩むポイントなんだと思った。



でもさ。

よく考えれば、日本の会社だって上層部に行けば変わんないよね。
最後に責任転嫁をするのは一緒だったりして。

要は日本の会社では一般社員には責任は追及されないだけかも。






話題を変えて。



アリススプリングスには、アボリジニの人々が多く暮らしている。

彼らのための幼稚園があったり、ホスピタルがあったいと、
充実した福祉施設も完備している。

きっと、ウルルという聖地を観光地化する見返りとして、
なんらかの保障を与えるということなんじゃないかと思う。


街中での彼ら。

彼らは昼間から、のんびりと公園ですごしている。
たまにドットアートを書いて売っている人はいるが、きっと働いてはいない。


聞いた話によると、彼らは政府からの生活保護を受けて生きているんだそう。


彼らは市販のタバコを吸い、スーパーマーケットで買い物をし、ベビーカーを押していく。



正しいことが何か。

そんなことはわかんないけど、彼らの中に既に先祖の掟や戒めはないんだろうな。


働いていないことは別に問題じゃないと思う。
そもそも、彼らは食事や生活のための労働しかしてこなかったんだろうし、
本当は僕らもそのための労働だけで十分なのかもしれないし。

ただ、その最低限の労働も政府が保証するお金でどうにかなったときに、
彼らは何を守っていくんだろう。


この街ではアボリジニと白人の両方が住んでいる。

ただし、お互いが共存しているという雰囲気はまったくなかった。

お互いがお互いのことを他人だと思っているような町。




アボリジニの女の子が、新品のボールで遊んでいた。

間違って僕のほうに転がって来たボールを、笑顔で彼女に返してあげる。


彼女は無表情でそれを受け取り、いつまでも僕のほうを見つめていた。


もしかしたらどうやってコミュニケーションをすれば良いのかがわからなかったのかもしれない。




そして今はケアンズ。

今回はバスじゃなくて飛行機でひとっとびー!
なぜならバスだと二泊三日もかかるからw
乗ってられるかー!


灼熱のアリススプリングスとはうって変わって、
日本の夏を感じさせるような、もわっとした空気の街。

目指すはグレートバリアリーフ!

もぐるぞー!!!

2008年2月20日水曜日

世界一周 in (1)オーストラリア/世界の中心で♪







DATE:2008/02/20 Australia - Kings Canyon -


最終日。

さぁ、今日も早起きしてキングスキャニオンの登山にチャレンジ!


登山の行程は約3時間。


キングスキャニオンは岩場だらけの登山ポイント。


岩場に生えた植物や、切り立った崖。その中にできた湖。



そして。。。




世界の中心で愛を叫ぶ!



もちろん叫んだね。


日本語、英語、中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語。


各種取り揃えて叫んで来ましたw

ぜんぜん、他の国の人には意味がわかんなかったみたいだけどw





そんなこんなでこの旅は終わり。


アデレードから、アリススプリングス。
ウルルにカタ・ジュタに、キングスキャニオン。


本当に広大な土地の中にオーストラリアの人々は生きている。


その中での生活は日本とはまったく違うだろうし、
その中での価値基準は日本とはまったく違うだろう。


環境が人を変える。


生物は環境の変化と共に姿かたちを変えてきたのだから、
人間も環境が違えばまったく異なった性質を持つもんなんだろうな。


オーストラリア人、ヨーロピアン、アジアン。


いろんな国の人と一緒に過ごす上で、気づくこともたくさんある。


常識とは自分だけのものなんだな。当たり前なんてないや。



アボリジニや様々な国の人が集まるこの土地。


いろんなものを与えてくれた。教えてくれた。



明日はケアンズ。


なんとなくこの土地で、オーストラリアを離れる気がしている。

2008年2月19日火曜日

世界一周 in (1)オーストラリア/ウルルとエゴと






DATE:2008/02/19 Australia - Ululu -




朝。4:30。

目が覚める。


目の前には暗闇。その中に浮かぶ点。

メガネをかけて気づく。その点が星だったんだと。


月が消え去った夜空の星は、異常なぐらいの輝きで夜空を染めていました。



流れ星。


流れ星。



次々と落ちてくる幸せの神様にお祈りなんかしてみたりね。






夜も明けぬ前から起き出したのは、ウルルのサンライズを鑑賞するため!

みんな眠い目を強制的にたたき起こして、朝ごはんを食べて、
サンライズの鑑賞ポイントへバスはひた走る。

走っている間にも夜は明け始め、すこしドキドキしながらね。




6:30。


昇り始めたお日様は思う存分、輝いていました。



御来光とはまた違う、黄色い大きな太陽。

たった5分間の贈り物。

ウルルはサンセットとは逆の順序で彩を変えていく。



なんだかここに来て「すごい」以外の言葉は使っていない気がする。

言葉で表現できるものなんて、ほんの一部なんだと気づかされる。






朝日が昇り、朝になり。

ウルル一周のベースウォークが始まる。


世界一の一枚岩。


ただそれが1つの岩とは信じられないほど、表情が豊かで、
1歩1歩違う顔を見せてくれるウルル。


剥がれ落ちた断崖や、水でえぐられた洞窟。
何百年、何千年もの時が作ってきた表情。


神が創った岩。



岸壁に顔に付けてみると、ひんやりと優しさが伝わる。








ウルルを登ったか?


登らなかった。


なぜなら、風が強くて閉鎖されていたからね。



ウルルには登ることができる。


ただ、その時はアボリジニの文化について常に考えなくてはならないのかも。


彼らにとって神聖なその岩は、登るなんてもってのほか。

神様を足蹴にする行為だからね。儀式のとき意外は触れることもゆるされない。



ウルルに着くといたるところに彼らのメッセージが見える。


「登らないでください」

「写真を撮らないでください」

「傷つけないでください」


・・・etc。



ただ、僕は登ろうと思っていた。閉鎖されていなければ。

彼らのメッセージを知った上で。

たぶんそれは只のエゴなのだろうけれども、
彼らと同じもの知りたいし体験して、
少しでも理解したいと思っている。



知ろうとすることで誰かが傷つく。




僕のもっとも好きな作業で、僕を動かす原動力が誰かを傷つける。




人間は常にエゴで生きてると思ってるし、それが生きることなんだろうけれども。

誰かを傷つけることとのトレードオフ。

自分にその覚悟があるのか。


ただ偉大な存在なだけではなく、そんな事を考えさせられる場所でした。ウルル。

さようならウルル。また会う日まで。



今夜はキングスキャニオンに向かい、眠る。


もちろん寝袋なしで。


一緒のツアーの日本人のみんなと語り明かす。


旅の話。人生の話。恋の話。

オーストラリアでの旅や生活で得たもの。
まじりっけなしの自分の姿。


それぞれがそれぞれの想いを持って今を生きている。

2008年2月18日月曜日

世界一周 in (1)オーストラリア/ウルル(エアーズロック)






DATE:2008/02/18 Australia - Ululu -


Ululu.


ただ大きく。ただ広く。

そこにあるだけで尊い。


神の所業。



この世界を作った神がいたとして。
ウルルを作った遊び心。完敗するな。





*********



今日は、5:30に出発のため、朝4:30起床。

眠い目をゴシゴシしながら、やっとのことで身支度を整え
いざチェックアウト。





ん・・・レセプション開いてない!

昨日、5時には開くっていったじゃん!
くそー!適当オージーめ!


と焦りまくる。
すでに時刻は5:30。

ツアーバスは待ってはくれない。やばい。
最悪チェックアウトしないで出発してやれと、黒い思いがこみ上げる。



そこでふとした事に気づく。





あれ?出発、待ってるの俺だけ??






今、レセプションの前には自分しかいない。

しかしここはアリススプリング。ウルルへの入り口。
けっこう広いホテルだしツアーの参加者が俺だけってことはないだろ。

なんてことを思う。



考える。


考える。


ちょっと焦りながら考える。。。。。。








時差!!!









なんと。アデレードとアリススプリングスは1時間の時差がありました。


浅はかでした。


時刻はまだ4:30。開いてないのが正しいですね。
オージーさん貴方のせいにしてごめんなさい。




そんなこんなで無事5時にレセプションはオープンし、
ツアーの参加者がパラパラと増え始め、
僕は何事もなかったかのようにチェックアウトしました。


ま、でも待ってる間に満天の星空を見れたからちょっと贅沢な気分。
早起きはするもんだね。





さぁ、バスに乗り込みお決まりのように延々と道が続く。
他の参加者も自分も

「この景色はもう見たよね」

的な同意があり、車内はみんなお休みモード。


途中、ラクダの町に行ったり、休憩したりでバスは一路、エアーズロックへ!



ツアーの日程は


1日目:カタ・ジュタ → ウルルでサンセット → キャンプ
2日目:ウルル → キングスキャニオンに移動
3日目:キングスキャニオン → 帰路

の流れ。





カタ・ジュタでは、古代の儀式を思い、
ウルルでは、360度に広がる芸術的なサンセットをご馳走になりました。



アボリジニの文化ではカタ・ジュタでは成人の儀式が行われていたらしい。


風の谷への往路。

かつての成人は何を思ったのだろうと夢想する。



風の谷の帰路。

かつての成人は何を思ったのだろうと夢想する。




成人の儀式を追え、帰路に着く彼らはきっと誇らしげに希望を持って帰っていったのだろう。

そんな事を考え一人、にやにや。


さぁ、旅が始まるぞ。と今更ながらに心が引き締まる。

ちょっとだけ彼らの儀式に参加したような想いで、風の谷を去る。





サンセット。


ウルルの色が、さらに赤く染まり、紫に染まり。黒に包まれて。

荒野の中にただ1つたたずむ彼の姿はただ神秘的で、
何者もさえぎる事のない夕日を贅沢に、たらふく召し上がっておりました。







さて、そんなメインイベントを終え、夜空を見上げてのアウトドアキャンプに突入!

テントなしで、寝袋を並べるだけのシンプルなブッシュキャンプ。

野犬やら虫やらが闊歩するオーストラリアの荒野。

そんな中での本物の野外キャンプ。




夜ご飯を食べ、お皿を片付け、歯を磨き。

既に輝き始めている星空に期待を寄せて。



さぁ、いざ夜空を見ながらのご就寝タイム!

ドライバー兼、ガイドのおっちゃんのところへ寝袋を取りに向かう。





おっちゃん曰く。







「あなたの、寝袋がありません。」

















なぬーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!











払ったじゃん!寝袋代!
どうすんねん。今夜!
寝袋がなかったら唯の野宿じゃんさ!








おっちゃん曰く。






「他の人が借りたいって言ったから、貸してあげちゃった。てへ♪」







「てへ♪」じゃねーーーーーーーーーーーー!!!









同じ境遇の人が二人いて、彼女達とブーブーおっちゃんを攻め立てる。


おっちゃん。慌てて他のツアーの寝袋を借りに回る。







おっちゃん曰く。




「1個しかなかった。明日、キャッシュバックするから我慢してね♪」





そういう問題かっ!




襲い掛かる野犬の恐怖。



ただし、ないものはない。


1個は一番先にお願いをしていた女の子にゆずるとして、

さぁ、残された二人。





幸いな事に、寝袋の下に敷くマット的なものは確保できた。
でもこいつが砂まみれでジャリジャリ感は避けられない。





結論。





「寝るしかないね」




ということで残された二人は同意し、
必死でマット的な奴の砂を払い、
若干の顔にジャリジャリを着けながらマットの上に寝転がる。



リアル野宿。




神様、そんなにネタは要りません。






そんなこんなで夜は更けていきました。





星はきれいだったよ!月が明る過ぎて見えづらかったけど。

2008年2月17日日曜日

世界一周 in (1)オーストラリア/文化の荒廃






DATE:2008/02/17 Australia - Alice springs -



ただひたすら地平線を目指して進み、たどり着きましたアリススプリングス!


道中は白骨化した牛やカンガルーの死体が道端にころがってたりして。。


世界は広いや。


人の力の及ぶ範囲なんて世界のほんの数パーセントなんだよな、きっと。

それでも突き進める車という文明の力と。


自然の力。人間の力。


どっちも尊ぶべきものなんだろうな。




さぁ、たどり着いた町。アリススプリングス。

こここそ何にもない町ですw

旅人たちが通る中間地点の町。





悲しいことに。


この町ではアボリジニが物乞いをして暮らしている。


世界が彼らを変えたのか、彼らが変化を望んだのか。



彼らの土地を奪ったから、彼らがそうなったのかもしれないし、
彼らがその道を楽だと思ったから、そうなったのかもしれない。


物乞い自体は特に悲しい現実だとは思わないけれど、

普通に暮らしていた彼らが今のように暮らしている現実には悲しみを覚える。


彼らの生きる知恵や喜びはどこに消えていったのだろう。


今は生きる屍のように町をさまようばかり。


その道は幸せへ続いてるのかい?




明日はエアーズロック2泊3日の旅に出発!

さぁ、何に出会うだろうか。


朝5時半出発・・・起きられるだろうか・・・。

2008年2月16日土曜日

世界一周 in (1)オーストラリア/荒野を行く







DATE:2008/02/16 Australia - Adelaide to Alice springs -


さぁ、今日からはエアーズロックへ向かう旅。

アデレードから、エアーズロック観光の拠点、アリススプリングスまで、
一泊二日のバス旅行♪


ほんとは鉄道で行きたかったのだけど、日程の都合上バスで行くことに。

まぁ、陸路だし一泊二日は鉄道でも一緒。
バスのツアーの方は食事がついてたりしてお得だったりもする。
(でも鉄道も乗りたかったので次の世界一周でチャレンジ!)



アデレードからアリススプリングまで約1500キロ。

ほぼ日本横断な勢いだったりするのだよね。


朝、7時から出発(なかなかバスが来なくてドキドキしたけど)
ホテルへ到着したのも夜7時ごろ。


お尻いたひ。。。

みんな痔の薬を持って帰りを待っててくれ!



走りっぱなしのツアーだけれど、
途中で動物を見つけて立ち止まったり、
ソルトレイクの上を歩けたり(なんかザクザクした感覚だったよ)
道中はお祭りムード♪


走るごとに変わっていく景色。
ただ広がる荒野。
車内を流れるジャック・ジョンソン。

途中で珍しく雨なんかも降ってきたりして。



何時間走っても荒野が続いていて、人間の力が及ばない世界に踏み入れてる気がした。


このスケールの広さがオージーの陽気さにつながってるのかもな。




そうそう。たどり着いたホテルがなんと、「オパール採掘洞窟の中」だったりして、
なんだかワクワク! 初めて泊まる洞窟の穴蔵。


さぁ、明日はアリススプリングスへ到着です!

2008年2月15日金曜日

世界一周 in (1)オーストラリア/ワイン狩り







DATE:2008/02/15 Australia - Adelaide -


アデレードの近くには「BAROSSA VALLEY」というワインの町がある。

ワイン好きとしては行くしかないっしょ!?
と、ツアーに参加してきました。


いやぁ飲むわ飲むわ。

計20杯ぐらい?

もちろんテイスティング用のグラスだからそんなに量はないんだけど、
4つのワイナリーをまわってかなりご堪能。

オーストラリアはシラーズが好きだったんだけど、メルローも気に入った!


ワイナリーってフランスのシャトーのイメージがあったけど、
こっちのワイナリーは工場みたいなところとか、
個人経営の小さなお店みたいなところとか、
いろいろあってなんだか楽しかった。



途中、ランチもツアーに含まれていてなんと
「カンガルー」を食べる。



いいの?



捕鯨には反対してもカンガルーは食べる国。オーストラリアw


味はねぇ。。

旨いけど、牛肉のほうがいいかなw
すまぬ。カンガルー君。



そんなこんなで一日が終わり、夜は同じ宿の日本人の友達とカジノに行ってきた。


ルーレットやらポーカーやらなんだかわからないのやら。
かなり広いカジノでけっこう盛り上がってたよ。

とりあえず1セントのゲームみたいなのをやってみて、
わけのわからないままゲームは終わりましたw

でもちょっと悔しい。おぼれる気持ちもわかるかな。
でも1セント。チキン具合がわかるでしょw


さぁ、明日からはエアーズロックへの道!

2008年2月14日木曜日

世界一周 in (1)オーストラリア/自転車に乗って







DATE:2008/02/14 Australia - Adelaide -


今日は一日、自転車に乗ってアデレードを散策。
なんと、市が無料で貸してくれるんだよね。

(※そういえば仙台で同じようなところがあって、無茶した奴がいるなぁ)


アデレードは公園が多い町。


というよりは公園だらけの町w


公園の中や街中を自転車で駆け抜ける。 爽快♪



博物館や美術館も無料で入れて、なんだかお得な気分。

アデレード博物館はアボリジニの展示量では一番らしくて、
かなりの充実具合。


その中でも映像作品が気に入って1時間ぐらいずっとみてました。


知ってた?アボリジニは「あやとり」ををするのだよ!!



今日はバレンタインデー♪

オーストラリアではこの日に男の方から、
女性に花を贈る習慣があるみたい。

街は花であふれていました。




そんなこんなで日が暮れて、夜はホテルのバーでお祭りに参加!

YMCAは世界共通の最強ミュージックだと思い知る。

2008年2月13日水曜日

世界一周 in (1)オーストラリア/移動日






※ネットにつなげなかったのでいろいろ滞ってます。
しっかり生きてはいますw


DATE:2008/02/13 Australia - Adelaide -


バスに揺られ10時間。

ただひたすら真っ直ぐな道をメルボルンからアデレードまで。

ただ。ただ広大な農地が広がる大地を、
まっすぐと伸びたアスファルトの道と、鉄道のラインが横たわる。


農地に刻まれた車の轍の跡は、なんだか地上絵みたいだった。


人間。一生に残すべき生きた証なんてこの車の轍ぐらいで良いんだよな。


何かを残すために必死に生きるより、
今を楽しむために必死に生きたい。


そんなことを思った。



p.s.
そういやオージーのバスの中は映画とかラジオとかが流れてる。
移動時間が長いからかもしれないけどオージー気質だよなぁ、なんとなく。

今を楽しむ。明日?知るか! な人々です。オージーさん達は。
いい感じ♪