DATE:2009/07/24 Guatemala - Flores -
アルマジロください。
そんな突拍子もない会話が成り立つのもまた、ここグアテマラの不思議。
ティカル遺跡観光の基点の町フローレスは、泣く子も黙るゲテモノ料理が有名な町でもある。
本来ならばティカル観光の後にすぐにベリーズに向かおうと思っていたのだが、
どうしてもこの地で食べるゲテモノ料理に未練が残り、
厳しい予定をどうにかやりくりして今日はゲテモノデーとなりました。
そんな訳で冒頭の「アルマジロください」なわけである。
目の前にはもうトマト風味に味付けされたアルマジロが皿に乗せられている。
さてゲテモノ、ゲテモノとは言ってみたものの、
実際の話はマヤの時代の伝統料理が食べられると言ったほうが正しい。
千年以上前、マヤの時代。
その頃はこの地で取れる獣の料理は貴重なタンパク源であり、
なかなか食べることのできない尊い命の糧であった。
シカ、イグアナ、七面鳥、アルマジロ。
牛や豚など家畜がいなかった時代。
マヤの時代の人々はそういった獣を狩り食料にしていたのだ。
そんな歴史はあるのだが、
まぁやっぱりこれを食べてみたいと思うのは好奇心以外の何ものでもない。
最初はイグアナを食べたかったのだが残念ながら今は扱っていないそうで、
次に食べることがなかなか無さそうなアルマジロを選んだのだった。
動物園で見かけたアルマジロはくるんと丸まったかわゆい奴だったが、
今は既に肉だけに切り分けられてコトコトと煮込まれた後。
さて、いただきます!とナイフとフォークを手にし、
いざ尋常にと勝負に参る。
小さくお肉を切り分け口に運ぶ。
もぐもぐ。もぐもぐ。もぐもぐ。。。もぐもぐ。。。もっかいもぐもぐ。
ちと、固い。
固いが意外と味は悪くない。
わずかに獣の臭みはあるものの料理の仕方のせいかほとんど気にならない。
鶏肉に弾力をつけた感じ。今まで食べたものの中ではワニに似ている。
なかなか悪くないもん食べてんじゃん、マヤ人。
そんな訳でこの旅のゲテモノ食いリストにアルマジロが追加されたとさ。
さぁ次は何を食べようか。「犬」なんてのは・・・あり?なし?
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