DATE:2009/07/18 El Salvador - San Salvador -
ほー。なかなかではないですか。
サン・サルバドルのカテドラル。
特にこれと言って観光する場所でもないサン・サルバドルで、
唯一といって良い観光地で、それがなかなか良い感じの教会であったのだ。
町を歩いても観光客が珍しいのか、
テンションの高いおっさんにコーヒーとサンドィッチを奢ってもらい、
いい加減なスペイン語でなんとなくコミュニケーションらしきものをして、
最後はCHAO!と言って別れた。
マーケットを歩き回ると威勢の良い声があちこちから飛んでくる。
町の中心はほとんど市場のような感じで、
路上には出店が並び靴やら野菜やらを並べて商売に精を出す。
最初は危険かもしれないとあまり乗り気ではなかった市内見学だが、
行ってみればそれほどの事ではなく、むしろ活気のある町並みが気に入っていた。
宿に戻り仲良くなった受付のおばちゃんと話しながら、
グアテマラシティ行きのバスを待った。
急ぎ足の中米の旅もここでようやく一息。
グアテマラはメキシコに続いて見所が多い国。
1週間ほどの時間をかけてグアテマラを回る予定だ。
定刻どおりに出発した1時のバスでグアテマラの首都グアテマラシティを目指した。
何を隠そうグアテマラシティ。中米で最も危険な街と言われている。
聞くところによると世界で5本の指に入る危険都市だそうだ。
そんなグアテマラシティにたどり着いたのは夕暮れ前の午後6時。
当然、タクシーを拾い街の様子を眺めながら宿を目指した。
見た限りはそれほど危険な感じはしてこない。
タクシーの運転手と迷いながら宿を探し出し久しぶりの安宿らしい安宿に身を埋める。
しばらくしてお腹も空いたので宿から出て夜の街を少しうろつく。
・・・あぶねぇぞここ。
先ほどは繁華街を通ってきたから気づかなかったのだが、
危険地域特有の匂いというか感じがびんびん漂っている。
一応、用心のためにカメラも貴重品も全て置いて来てはいるので、
何かあっても大丈夫ではあるのだが、これはおいそれと歩き回れるものではなさそうだ。
そそくさとブラブラするのを切り上げて宿の近くの食堂でご飯を食べると、
そのまま直ぐに宿へと戻った。
いやぁ、さすが世界の五指。
日本人含め多くの旅人はこの町を避けてアンティグアなど、
比較的治安が良い街へと移動している理由が良くわかった。
とは言え旅の予定は既に決めてしまっているため、
どうにかこの街を基点に3日ほどは過ごさなくてはならない。
大通りはまだ人で溢れているものの一本裏路地に入れば、
人通りがなく、薄暗い明かりだけが足元を照らしている。
さーてグアテマラ編いきまっか。
広くはあるが薄暗い蛍光灯と薄いベッドの上、ビールを飲んだ夜だった。
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