DATE:2009/06/29 Ecuador - Galapagos Islands -
朝、ホテルのベランダから海を眺めると
相変わらずのんびりと寝転がるアシカの姿が見えた。
いつの間にか当たり前になっていたこの景色。
そんな景色も今日でさよならだ。
まるで冗談のように動物であふれかえるガラパゴス諸島。
1週間の滞在、その全てが驚きの連続。
世の中はまだまだ広い。
わかっていた事だが、また新たに思い知らされた。
明日歩く道にはイグアナもペリカンもアシカだっていない。
それが今までの普通だったはずなのに、
なぜか今はそんな世界があることのほうが非現実的に思えた。
今日の午後のフライトでグアヤキルへと戻り、
そこからそのままバスで首都キトを目指す。
南米大陸の旅も終わりに近づいて来ている。
残す目的地はキト、そしてコロンビアのボゴタのみだ。
ボゴタからは中米パナマへと一気に飛行機で渡る。
そうかキトを越えればもう北半球なのか。
その事実がいっそう旅の終わりを現実的なものへとさせた。
またこの島へと来ることができるだろうか。
空港までの道の途中、ふとそんなことを考えた。
その時に、この島はこの姿でいられるのだろうか。
再訪の思いと共にそんな疑問もまた過ぎる。
全ては変わる。
僕もまた世界もまた。
飛び立った飛行機の小さな窓から島を望んだ。
海岸沿いにいるはずのアシカやイグアナの姿はこの高さからでは見ることができない。
それではまた。また会う日まで。
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