DATE:2009/05/30 Peru - Lima -
ジーッ、ジーッ、ジーッ。。。キュイーン!
え。。。カメラ治った。
朝起きて、念のために起動してみたカメラは驚くべきことに、
暗い部屋の中でフォーカスをきちんとあわせた。
てめー、どっちだよ。
と治ったにも関わらず悪態を付く。
しかし幾つか試してみると、時たま起動しないこともあり、
やはりカメラの状態が完璧ではないことがわかる。
さぁてどうしたもんかね。
と実際のところ昨日よりも悩みは難しくなった。
もちろんこのまま騙し騙し使い続けることもできる。
が、もし完璧に壊れた場合にリマのような首都に滞在しているとは限らない。
田舎町で壊れたとなるとまた大きな都市まで引き返さなくてはならないのだ。
そう考えるとリスクのある状態で旅を続けるのはあまり好ましくない。
それに、、、実のところこのカメラ。
既にレンズに傷が付き、さらにゴミが写りこむなど、カメラとしてはどーなのよ、という状態でもある。
使えなくは無いが、なんだかイライラする。という奴だ。
やっぱ新しいの買いますか。
小一時間ばかり復帰を果たしたカメラをいじりながらそう決めた。
しかし買うにしてもけっこう値が張るものだ。
特に好みの機能を考えると日本のカメラで最新式に近いものになり、
少なくても日本で買う価格の1.5倍ぐらいはする。
しかも売っているのは1年~2年は前のものばかりで、
それを高い値段で買わなくてはならないのだから、なんだかなんだかだ。
画質はまぁ適当なもので良いとしてやはりズーム機能は捨てがたい。
今のカメラは壊れまくってはいるものの機能的にはかなり優れていて、
だからこそ4台も壊れるリコーのカメラを買い続けていたのだ。
ズーム機能7倍以上。
それを目標にして街を歩く。
この辺りで手に入るのはソニー、ニコン、キャノン、そしてパナソニックぐらい。
品揃えも良いとはいえないが仕方ない。
旧市街のショッピングセンターを見て周り、
もしかしたら新市街の方が良いものがあるかもしれない、と新市街ミラフォレスへと足を伸ばす。
ついでに観光もしてみるが、こちらにも特に何があるわけではない。
リゾート地のようなきれいな町並み。それがミラフォレスの街並みだ。
大抵の大都市にはある電気街を探そうと観光案内所に行ってみるが、
なんだか駄目な人で「私はカメラなんて買わないので知らない」そうだ。
東京に住んでいれば秋葉原の名前ぐらいは知っている。
リマに暮らすだろう彼女もまたそれぐらいは知っていそうだが、
がんばっても無駄そうなので諦めて新市街を自分の足で歩いた。
いくつかのお店を見つけたが品揃え、値段共に旧市街との違いはない。
今まで見たお店のいくつかの商品を頭の中で比べる。
パナソニック、TZ5.
ズーム機能10倍、画素数9百メガ。
値段4万円也。
日本で言えば1年以上の前の型遅れ。
だがこれがこの地では最新機種、値段も高いが仕方ない。
少し重いがズームも写真の色も、液晶もなかなか良いし悪くは無い。
なにせこれからガラパゴスが待っている。
動物を取るにはある程度のズームが必要なのだ。
と言うわけで、唯一それがあった旧市街のお店に戻り、
MAID IN OSAKAと書かれたその機種を購入した。
南米ではなぜか「大阪産」がブランドらしい。
さてこれで準備も整った。
次に目指す地は・・・ジャングル!!!
たぶん今までで見たことの無い体験が僕を待っている。
アヤワスカ・・・その謎のキーワードに惹かれて僕はジャングルの奥深くの村を目指す。
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