DATE:2009/01/19 Turkey - Pamukkale -
温泉~♪温泉~♪温泉~♪
温泉!と聞いてやっぱりテンションがあがるのは、
そこは日本人だからというところだろう。
何百年も続く温泉保養地、
パムッカレの実力を確かめるべく、
僕らは水着とタオルをひっさげて温泉地行きのバスに乗り込んだ。
パムッカレは温泉地。
と言ってもそれはやっぱりトルコのやることで、
日本の箱根とも違い、ましてや熱海なんかとも違うもので、
行ってみたは良いものの「温泉施設」らしきものがさっぱり見つからない。
唯一、バスの運転手に「ここが温泉」と降ろされた、
なんだか公園の一角の噴水みたいな無料の温泉と、
やたらと高い高級スパリゾートのような温泉があるぐらいだ。
小さな町の中を歩くと、
なにやら湯気が立ち込める温泉らしきものがあるのだが、
それはどうやら宿泊者専用のものらしく、
僕ら一見さんが使えるかどうかはわからない。
町には人通りがほとんどなく、
のんびりとおじさん達がベンチに座って談笑なんかしている。
どうやらシーズンオフらしいのだが、
それにしてもツーリストらしい姿はとんと見かけない。
仕方がない、最初の無料温泉に入るか。
と、本当は有料なんだろうけれど、
客が誰もいなくて管理もされていないボロボロの更衣室で水着に着替え、
いざ寂れた温泉へと向かう。
真っ白の大地パムッカレとは異なり、
茶色い土気色のプチパムッカレな棚田温泉には
欧米人らしきカップルが足湯でぴちゃぴちゃしている。
こんな水着まで着て入ろうなんてのは日本人ぐらいしかいないようだ。
そこは温泉大国ニッポンをしっかりアピールしなくてはならない。
ダウンジャケットが必要な冬空の下、
海パンいっちょの男+1がいま温泉の上に立ち上がった。
温泉の中にはなんだかドロドロとした砂なのか泥なのかが、
どよーんと沈んでいる。
近くの看板には泥パックをしている人の写真があったが、
そもそもこんなところの泥をパックなんてして、
体がどーにかなっちゃわないのかが心配だ。
それよりこんな汚れた使い古しの泥があるところに入っていいのか。
いーや、そんなことは知ったこっちゃない。ここは温泉なのだ!
お土産屋の親父に笑われようが、僕らはこれに挑むのだ!
いざ!
湯気煙る温泉の中に足を入れる。
あ、あ、、、、温ったけ~~~~!!!!!
これぞ温泉。このぬくもり、これこそが温泉。
久しく忘れていた温もりにゆったりと身を沈める。
THE 極楽 in トルコ。
もう足元のぬるぬるなんて気にならない。
後は温泉に身をゆだねるだけだ。
とろとろになるまで体を湯に浸す。
そして温泉といえば。ビール♪
と、勝手に外から買ってきたビールを温泉に入りながら乾杯♪
いやぁ、これぞ至福。日本人の極楽。
しばらくすると酔った勢いからか、
もう泥の汚れやなんかも気にならなくなり、
顔や腕に塗って泥パックを始める。
泥パックなんてやったこともないが、
なんだか効きそうな匂いがする。
硫黄の香り漂う泥を付けて数分もすると、
その泥が乾きパリパリに。
それを温泉のお湯を使って洗い落とす贅沢。
死海の泥パックなんてのもあったが、あんなのだめだ。
死海でそのままやったら待っている間にひりひりするし、
さらに目に入るのが怖くて顔パックなんてできたもんじゃない。
やっぱり泥パックは温泉地が一番なのである。
そんなこんなでしっかりと温泉を堪能していると、
いつの間にか夕日が沈み、
温泉に写るその姿をぼーっと眺めながら旅の疲れを洗い流した。
トルコ万歳、パムッカレ万歳。
憧れの地、パムッカレがくれた最後の思い出に別れを告げて、
トルコ最後の地、そしてアジア最後の地イスタンブールへ向かうバスへと乗り込んだ。
そしてバスの中。
「うぉ、なんだこれ。ちょーすべすべ!」
「まじ。やばいねこれ。パムッカレちょー最高!」
とお肌すべすべの二人が大はしゃぎしたのは言うまでもない。
やっぱし温泉最高!!!!
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