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DATE:2009/01/13 Syria - Aleppo -
お気に入りの「LE CHEF」へ。
最後のレバノン料理はそこで締めくくった。
僕はチキンの餡かけと中東のクスクスのようなもの。
マサミは魚のキッシュ。
どちらも非常に美味しく、
レバノン料理の思い出にするのには十分だった。
今日はレバノンから北上しシリアに戻り、
アレッポという町を目指す。
昼の出発で到着は夜中になる予定だ。
LE CHEFでの昼食を済ませ、
急ぎ足でバスターミナルに向かい1時のバスに乗り込んだ。
その後は地中海沿いの道を延々と北に向かって走った。
車内から見るレバノンはやはり発展しているように見え、
沢山のビルやマンションが立ち並んでいる。
しかしながらやはりそのどれもに人が入っておらず、
ただ箱だけが立ち並ぶ世界で、
真冬の海岸リゾート地を思い出させた。
シリアの入国はあまり外国人が取らないルートらしく、
ビザ代などでいろいろ手間取ったが、
どうにか話がついて無事に入国することができた。
8ドルで3日のトランジット。
前回入国した際はそれだったが、
今回は8ドルで15日の観光ビザ。
レバノン入国の際もビザ代がいらないこともあるらしく、
中東の入国管理は依然謎が多いままだ。
無事レバノンを出国、シリアに再入国した頃には、
同乗していたシリア人の好奇心が堪りかねたらしく、
僕ら二人の日本人を囲んで車内はお祭り騒ぎになった。
最初はなぜか変なポーズ大会が行われ、
その次はアラビア語講習会が始まった。
1時間もすればさすがに疲れたが、
彼らは執拗にいつまでもアラビア語を教えてくる。
マサミは疲れて寝てしまい(後で聞いたら嘘寝だったが)、
僕一人が残り彼らのレクチャーを延々と受け続けた。
この辺は彼らの親切心というよりは、
遊び道具になっていることも多い。中東とはこんな感じだ。
夜7時ごろバスはアレッポのバスターミナルへと辿りつき、
またもやインチキタクシーと揉めながら、
そしてイラン人の学生に助けてもらい、
なんとか宿へとたどり着いた。
いつだって中東の人は車から降りていれば良い人ばかりだ。
宿にたどり着いてチェックインを済ませ、
部屋に上がろうとすると
「あ!!!」
と驚いた。
またサトル君だ・・・w
ダハブで会って以来、
アンマン、ダマスカスと、ここアレッポで3度目の再開。
もう何度別れの言葉をかけただろう。
なんだかそれもまた笑い話だ。
ガイドブックを頼っていれば、
同じ宿になる可能性は高いがこんなにも再開するなんて。
偶然とは言えものすごい。
そういえば彼とは賭けをしていた。
3度目会えば彼のトルコの交通費を出すと。
その事を言うと「考えておきます」と笑って彼は言った。
再開を祝いあい、ひとしきりお互いの話をし後、
お腹がすいてきたのでマサミと二人でご飯を食べに出かける。
ガイドブックに乗っていた「ボルサイド」という店。
中東に込み料理の店なのだが、
これもまた大正解でここが二人のお気に入りの店になる。
鶏肉の煮込み。茄子とトマトの煮込み。
そしてピクルス。
中東で何と言っても大好物になったのはこのピクルスだ。
フランスで食べたものも美味かったが、
ここ中東のピクルスも酸味が利いてて美味い。
最近では食べ過ぎてカッパと呼ばれるほどに大好物となっていた。
トルコ行き中東の道、最後の町アレッポへとたどり着いた。
もう少しでこの中東の旅も終わりを告げようとしている。
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