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DATE:2009/01/10 Lebanon - Beirut -
レバノンには何があるのだろう。
そう疑問に思う方があればお答えしよう。
ご飯だ!
え?・・・ですか。
いや本当に。
レバノンと言えば中東料理で有名な立派な料理国家なのである。
とはいえレバノンのイメージといえば、
そんなに良いものではなく、
一昔前まで戦争や内戦に明け暮れていたという、
なかなかデンジャラスなイメージの国ではある。
そんなレバノンに行くことにしたのも、
単にレバノン料理を食べたいからというだけでしかなく、
これはもうキムチ食べに韓国へ行こう、
ラーメン食べに熊本へ行こう的なノリ以外のなにものでもない。
それで軽く国境を越えてしまうのだから旅人とは凄いものだ。
てな訳でシリアの首都ダマスカスからバスで軽く4時間ほど突っ走り、
レバノンの首都ベイルートへとたどり着いたのであった。
レバノンに入るとまるで日本のような森林が広がっている。
森に並ぶ杉の木は日本の田舎を思い起こさせる。
乾いた中東の国々とはまたひとつ違った風景がレバノンにはあった。
日本の田舎の景色を眺めながら走っていくと
いつの間にかベイルート着いていた。
たどり着いたのはもう夜遅かったが、
危険かと思われる夜のベイルートへと繰り出した。
そして出てみればびっくりだ。
なんかすげー都会!近代都市ベイルートだ。
本当にこれはびっくりした。
何の情報も持たずに入ったため知らなかったのだが、
ベイルートはなかなかの近代都市で、
中東ではあまり見ることのなかった高層ビルも、
コンクリート建てのマンションも至る所に建てられていて、
走る車も高級車や日本の新車ばかりだ。
夜の町もまた凄い。
六本木にでも来ているような錯覚に陥る、
クラブやバーの群れ、群れ、群れ。
思わず目がくらくらしてしまう。
道行く人もみなオシャレっで、
なんだか自分の姿がみすぼらしく見えるほどだ。
てな訳で一度出直して、
マサミと一緒に精一杯の装備で再度出陣することにした。
僕は一張羅のシャツのみだが、
マサミはなんとロンドンで買った黒いワンピース。
なんでそんなもんバックパッカーが持ってるんだよ、
と突っ込むが「女の子だもん」で片付けられる。
さすがデザイナーと言うべきか。
そんな訳でみすぼらしくはない程の格好で再度お出かけ。
一軒のレバノン料理のお店に入る。
お店の中はもう11時過ぎにも関わらず多くの人で賑わっている。
適当にレバノン料理らしきものを頼み、
料理を待っていると、ステージに楽団が上がり、
レバノン音楽の生演奏が始まった。
これがまた痺れるほどステキなのだ。
王様の音楽。と僕らが名づけたその音楽は、
弦楽器と太鼓のようなものから生み出されるわけだが、
それがなんともゴージャスで、
それに野太い歌も混じって何とも心地よい。
すげー!と感動していると、
さらに観客が立ち上がりステップを踏みながら踊りだした。
セクシーに腰を振る女性たち。
さすがベリーダンスで鍛えた中東女性。その激しさに舌を巻く。
到着した料理もまたおいしくさすがレバノン料理と言ったところ。
羊の塩漬けチーズ、卵とひき肉の炒め物・・・etc。
料理らしい料理がなかった中東で、ここまでのものが食べられるのが驚きだ。
明日からの美食巡りにも期待ができる。
最高の音楽と最高の料理。
すっかり王様気分になってレバノン第一日目が終わった。
され明日からも食い倒れるぞ~!!!!!!!!
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