2008年6月11日水曜日

世界一周 in (8)ベトナム/フエのお外で







DATE:2008/06/11 Vietnam - Hue -


ちょっと唖然。
たいした事なかった旧王宮に比べて、
その王族たちの墓である外廟は美しく荘厳だった。

特に圧巻だったのがカイ・ディン廟。

建築に12年もの歳月を掛けただけあり、
その素晴らしさは格別だった。f

特に内装に施された大理石とガラス模様は、
今までに見たことのないデザインであり、
中国風と思っていた今までのベトナム建築物のイメージが
いっぺんに吹き飛ばされた。

ヨーロッパの建築イメージと、
今まで培ってきた中国文化の影響が上手く交じり合っている。

これが見られただけでフエに来たかいがあったと思う。




フエは美しい。

そう聞いたのだが、なんだか今は変わってしまっているようだ。

確かに町を彩る公園や川は美しいのだが、
そこに車やバイクのクラクションが混ざるとなんだか興ざめしてしまう。



クラクション。

東南アジアを回っている間に聞きなれてしまったが、
先進国と後進国を分ける大きな差なのかもしれない。

この国の人々のクラクションは
「どけ!」である。
僕らの使う「危ない!」という意味は含まれていない。

そこには多分のエゴが含まれており、
相手に対する気遣いは一分とも感じられない。


気遣いとは相手のことを理解しようとすることから生まれる。
相手のことを気遣わないビジネスは発展するだろうか?
そうは思わない。そこに後進国の限界を感じる。

そしてそれは10年や20年では埋められない差なのだと思う。
逆に僕らにとってはチャンスなのだろうけれども。

この国の街から。東南アジアの国々から。
クラクションが消えた時、その時は本当の未来が始まるのかもしれない。


でも、クラクションが消えた東南アジアなんてどうなのよ?と思ったりもするのだよね。

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