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DATE:2008/05/17 Laos - Luang Phabang -
店先でマンゴーシェイクを飲んでいたところ、
物売りの子供たちと出会う。
その子供たちに折り紙の「手裏剣」を折ってあげる。
すると突然の折り紙ブームが到来する。
いつの間にか、ぞろぞろと物を売っていた子供たちが群がりだす。
一人の子に、折り方を教えてあげる。
言葉は伝わらないので、身振り手振りでレクチャー。
やっとのことで作り上げた彼は満足げに微笑む。
10人ぐらい集まり収集がつかなくなったので、
逃げるようにして店を出る。
実は2日前も、小学生相手に折り紙を折ってあげていた。
そこでも大ブームが発生し約1時間ほど折り紙を折り続ける羽目になる。
もしかしたら1年後、
子供たちの間ではおりがみ手裏剣が大流行しているのかもしれない。
もう一度、友達になったモンクに会いに行った。
彼の夢をかなえられるものではないが、
日本の本と日本の音楽を彼へのプレゼントととした。
寺に入ると、彼は自分の部屋に案内してくれ、
そこでプレゼントを渡し、またおしゃべりを楽しむ。
モンクの部屋というと、なんだか厳めしい感じもするが
何のことはないただの部屋でそれに少し驚く。
壁には観光地や広告の雑誌の切抜きが貼られており、
そこにベッドと小さな机が並ぶ。
普通の高校生のような部屋。そこにオレンジ色の彼が座る。
やはり彼らは僕らが思っているほど特別ではないみたいだ。
彼と彼の夢の話をする。
言いたいことは沢山あったが、
僕のつたない英語では伝えたことの一部しか伝えられない。
ただ僕は彼に希望を持っていて欲しかったし、
幸せでいて欲しかった。
沢山の言葉を話した。
もっとも大事なのは幸せであること。
そして自分の幸せは誰かの幸せで成り立っていること。
「Dreams come true」なんてチープな言葉では言い足りなかったし、
そもそも言葉なんかでは伝わらなかったかもしれない。
それでも僕らは話し合い、そして別れた。
少なくとも僕らが出会ったことはゼロではなかったのだと思う。
何ができたのかはわからないが、彼は笑顔で僕を見送ってくれた。
夜。
日本人の友達とルアンパバーン最高級のフレンチを食べる。
ラオスは50年ほど前、フランスに統治されていた国である。
そのため、建物や文化の端々にフランスの影響が感じられる。
そのラオスのフレンチを食べる。
たまには贅沢なものを食べるのも一つの勉強。
世界には上流階級なるものがあり、それは一般の生活とは異なる。
国を知るためには市民と同じように生活するのは大事だが、
それだけでは知ることができない一面もあるということだ。
なんて言っておいて、
ただ美味しいものが食べたいというのは、まぁその通り。
おとこ二人はなんだか味気ないが。
ラオスのフレンチは意外なほど美味しく、
フランス統治ということの裏づけには十分だった。
ワインのボトルを飲み干し、
赤ワインソースの川魚をほお張る。
いろんな事があった一日。
いつも最後の思いではお酒で締められるw
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