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DATE:2008/05/16 Laos - Luang Phabang -
今日は久々ツアーに参加しての観光。
行き先はパクウー洞窟とクアンシーの滝。
しかしその前に、ルアンパバーンのメインイベント、
朝の托鉢の風景を拝むことに。
朝、5:30。
そんな早朝から朝の托鉢は始まる。
その時間にスタートするということは、
いったいみんないつから起きてるの?
という感じだが、朝もはやからモンクも住民も観光客も、
みんなみんな目をこすりながら道にずらりと並ぶ。
道に立っていると沢山の売り子さんが、
托鉢グッズを売っていて、それを買ってお坊さんに喜捨することもできる。
しかしそれが良い事かはちょっとわからない。
各寺院にも托鉢は信者のみが行って欲しいという覚書や、
托鉢を行う場合も前日から自分で準備したものにして欲しいなどの言葉があり、
行き過ぎた観光地化の風景の一部のようにも思える。
そんなわけで、
道沿いには地元の方だけではなく欧米人も日本人も座って托鉢を待っている。
なんだかへんてこな風景なのである。
そんな中でも、オレンジ色の集団が道に現れた時にはやはり感動は大きい。
総勢20名ほどもあるかというモンクの集団が道を歩いていく姿は、
異様でもあるがそのオレンジの色と相まって美しくもある。
恐らく寺院ごとに托鉢を行っているようで、
いくつものグループが道を通り過ぎていく。
中には50人近くもいそうなグループもありお寺の大きさを物語っている。
そんな中、昨日お寺で会った少年モンクも托鉢をしており、
目が合ったので挨拶をする。
彼ははにかみ、笑顔を僕に送る。
約30分ほどの儀式なのだが、
やはり異国に来ているという感慨が大きく、
若干エンターテイメント化されているという気もするが十分に楽しめた。
そういえばこの町は朝が早い。
托鉢があるからかなのかはわからないが、
午前7時ともなるとお店は開き出すし、バイクが行きかう。
そんな姿も面白い。
帰り際、市場によって冷やかしを楽しむ。
野菜、果物から始まり鶏肉、豚肉、魚など。
そしてコウモリ、イグアナ、フクロウ、昆虫・・・。
人間とはいろんな食べ物を食べて生きる生き物なんですねぇ。。
帰宅後、午前8時からツアーは開始。
まずはパクウー洞窟ということでボートに乗り込み洞窟を目指す。
パクウー洞窟はメコン川を1時間ほど上った場所にある川に面した洞窟で、
洞窟内には寺院が作られていて4000体とも呼ばれる仏像が置かれているらしい。
またまたメコン川の風景を楽しみ、
途中で民族がゾウを操っている姿を見たり牛の水浴びを見たりと、
またもやゆるりムードを満喫。
ボートは洞窟に着く。
白く塗られた階段を上り、洞窟内を見学。
一部、懐中電灯が必要なところもあったが忘れたので、
暗闇の中、人に付いていきながら鑑賞。
まぁ、面白いところではあったが、特に感慨はなかったかも。
どちらかというと売り子をしている子供たちの破れた服装が印象深かった。
ゆるりと川を下り、クアンシーの滝を目指す。
この滝は泳げるということしか事前情報としてわかっていなかった場所。
まぁ、とりあえず水着だけ持ってけばいいかと、
ボートから降り次のバスに乗り込む。
バスは1時間ぐらいして滝へ到着。
途中で自転車で滝を目指しているカップルを見た。くれいじー。
3時間ほどの自由時間。後は勝手に遊べとのことらしい。
途中なぜかある熊の保護センターを抜けて、滝に向かう。
目の前に水の音が広がり、流れる水面が見えてくる。
「やべ。ここヤバイ。」
最初の感想。
思ってもいなかったほどに美しい光景が目の前に広がっていたのである。
中国の九彩洸などを思わせる、棚田のような小さな滝が上へ上へと続いている。
そしてその水の棚田の水面は空を映し青く輝いているのである。
思わぬ光景にいつのまにか頬が緩んでいる。
少し歩くとスイミングゾーンと書かれた看板があり、
何人もの人間が泳いだり滝の上から飛び込んだりと思い思いに楽しんでいる。
青くきらめく水面の中を泳ぐ。なんて贅沢な遊び。
とりあえず滝の先まで行って見ようとことになり、
上へ上へと川辺を登っていくがいつまでたってもその美しい光景は絶えることがない。
登山道は大きな滝の途中まで登れるようになっており、
そこから下の景色を見下ろせる。
そしてそこには当然のように青く輝いた水面が連なっている姿が見える。
思いもかけぬ、拾い物といった感じ。
世界遺産に登録されてもおかしくないような美しさが目の前には広がっている。
満足感いっぱい。
あとは泳ぐだけ!と急いで登山道を引き返し水着になり、水面へと飛び込む。
冷たい・・・。
が、ここで泳ぐのは楽しい。
石灰質の水のため、少しぬるぬるした水底だが、
その深さは意外と深く軽く3メートル近くはあるようなところもある。
みんな思い思いに飛び込み、泳ぎ、ゆったりと水につかる。
最高の景色の中、水遊び。贅沢~♪
みんな帰り予定時間のぎりぎりまで遊びまくり、
急いで着替えてバスに乗り込む。
なんだかとても満足な思いに浸る。
帰りのバスは途中、少数民族の村による。
そこは見慣れたお土産屋さんの並ぶ世界w
売り子の子供たちも馴れた様で、
「ワン フォー 2ドル♪ ツー フォー 3♪」
なんて歌にしてものを売りつけに回る。
そんななか、僕ら観光客は彼らの写真を取りまくる。
なんだか異常な風景。
双方のコミュニケーションは皆無に等しく、ただお互いが通り過ぎる。
しかし、子供たちは飽きてしまったのか
帰り際になるとみんな遊びだしている。
僕らも彼らと遊ぶことに夢中になる。
子供たちの一人がでんぐり返しをする。
それに僕らが笑う。そうすると、子供たち全員ででんぐりがえし大会が始まる。
いつの間にか彼らの中で、僕らに草を取ってきて渡すという遊びがはやりだす。
僕の手の中はなんだかよくわからない草や木の実でいっぱいになる。
草の香りが僕のまわりいっぱいに立ち込める。それが何だか心地良い。
バイバイを言って彼らの元を去る。
僕らがバスに乗り込んだ後、彼らのうち誰かが思い出したように言う。
「マネー♪」
最後には商売を思い出す。それがまた面白くもある。
いつの間にか心は満たされて、宿に着く。
そして今日もビールを飲み一日が終わる。
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