2009年8月5日水曜日

世界一周(52)メキシコ/カンクン☆ビーチ























DATE:2009/08/05 Mexico - Cancun -


あんたいつビーチに行くんだい?

そんな事を言われそうな我がだらだらカンクンライフ。
忘れていた訳ではないがカンクンと言えばカリブ海の青い海。

と言うわけでやっとのことで今日は海に行ってきた。


現在滞在しているのはカンクンのダウンタウン。
海があるホテルゾーンへはR1のバスに乗って行く。
約10分もすれば海が見え始め細長い島のように突き出したホテルゾーンへ入り込む。

道の左側には真っ白な高級リゾートらしいホテルが立ち並ぶ。
いくつもいくつも立ち並ぶホテルを眺めながらさらに20分ほど走ると、
ホテルゾーンの中心へとたどり着く。

そこでバスを降り照り付ける太陽の下へと降り立った。

なんだかダラダラしましたが。
やっとカンクンらしい場所にやってきました。


半径100メートルほどの繁華街。
そこにはお土産屋さんやらレストランやらが並んでいるが、
日中の昼間には意外なほど人がいない。
海で泳いでいる人が多いのか、それとも別の観光地へ行っているのか、
町を歩く人の姿はまばらだ。
海沿いには「クロコダイルに注意」なんて看板もあったりもする。

適当に町をぶらついているとアウトレットと書かれたお土産屋が目立つのに気づく。
ちらりと中に入りのぞいて見るとTシャツやら麦藁帽子やらの定番のお土産が売られている。
それでも特徴的なのはテキーラの種類で、お土産用に作られたものも含めて、
50種類近くが売り場に並べられていたのが面白い。

お土産屋からでて歩いてみると、
ここもやはりかなりアメリカチックな観光地だとわかる。

ハードロックカフェを象徴とするアメリカンリゾート。
大きなミュージカル小屋が建ち、ガールズショーがあり、
スターバックスがある。

リゾートで来ていればそれが心地よいものに感じるのかもしれないが、
旅人としてここにいると、それが下らないものに見えてくるから不思議なものだ。
それは自分とは関係ないという疎外感からくる反抗心なのかもしれない。


町を歩いていると
「俺はアメリカ人だ」というなんだか傲慢な奴に出会う。
要は荷物を取られて一文無しだから金を貸してくれというありがちな詐欺なのだが、
態度が異常に高圧的。もちろん貸すつもりもないので断ると、
「ファック」と言って去っていった。
同じ詐欺師ならもう少しアジアの詐欺師を見習うがいい。
彼らのほうがもう少し狡猾で巧妙だ。




一通り町を歩ききると特に目新しいものは見つからなかったので。
目的地のビーチへと足を伸ばす。

カンクンのビーチは特にプライベートビーチというわけではないのだが、
ビーチと道の間には必ずホテルが建てられていて、
普通に宿泊者ではない人たちが入ってくると非常にアクセスがし難い。
外国人が多く泊まるエリアなど1キロに渡って入り口がないほどだ。

ぶらぶらと歩き回りようやくビーチへの遊歩道を見つけることができ、
さらに帰りは別の出口から出ようものなら、けっこうそれを探し回らなくてはならない。


ま、そんなことはさておき。

青い海、青い空♪

これぞやはりカリブ海。
そんな海が目の前に広がっている。
何はなくともそれだけで十分だ。


どうやら入り込んだエリアは地元の人やメキシコ人が多いビーチのようで、
思い描いていたアメリカ人ばかりのビーチではなかったが、
それはそれで面白い。

何人であろうが海でやることは一緒なのだ。

豚インフルエンザの影響が大きかったらしいが、
それでもこの海に釣られて観光客は戻り始めているようだ。
メキシコをはじめ周辺諸国でもそもそも大したものだと思われていない新型インフルエンザだが、
過剰反応を起こした潔癖主義日本人の姿は未だ見てはいない。


ちょっと浜辺の景色を楽しもうと歩いてみる。
カンクンの砂浜は驚くほどに真っ白だ。
人工かどうかは知らないがこれほど白い砂浜は始めてみる。

それがエメラルドの海と混ざり合うとまさに最高の景色になる。
波は少し高くぷかぷかとのんびりするようなビーチではなさそうだが、
みなそれぞれ楽しそうに波に戯れている。

さすが世界に名だたるカンクンビーチ。
期待以上の海が目の前にある。

なんだかそれがうれしくて海にも入らずしばらく海を眺めていた。


この旅でカリブ海に出会えてよかったと思う。

世界一美しい海。

だが、僕にはまだ知らない海がいくつもある。
世界最高の海はまだ別の土地に広がっているのかもしれない。

それでもいま僕にとってこの海が最高であることは間違いない。

いつかきっとまた来よう。
そう思って泳ぐことなくビーチを後にした。

この海は二人で訪れるのが正しい。そう思った。


そんなわけで、またもう一度会いましょう。
さて再会はいつになることなのやら。

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