DATE:2009/06/27 Ecuador - Galapagos Islands -
湖に行ってもう一度森を見て。
そうだカメパンも買ってみよう。
サンタクルス島からサンクリストバル島へと渡る今日、
この島のたくさんの思い出めぐりに朝は何かと忙しい。
13時発のボートに乗り、
帰りの飛行機の出発点でもあるサンクリストバル島へと向かう。
これでもう残る島は1つだけになってしまった。
明後日にはガラパゴス諸島を去っている。
夢の中のようなこの世界から去ることは少し寂しくもある。
驚きだらけの毎日が、一日一日と終わりを数え始めていた。
なぜか入島時よりも厳しい荷物検査を終え重いバッグごと僕はボートへ乗り込んだ。
いつもと同じスピードボート。波が高くはないとはいえまたゆれるに違いない。
ウンザリしていた船での移動だがこれも最後となるとなんだか寂しくもあった。
跳ねるように進んでいくボートの上、はるか後に見えるサンタクルス島を眺める。
遠く姿が見えなくなった後でも雲の形で島の位置はわかる。
同じように前方には雲の下、サンクリストバル島が見えていた。
夕方近くにたどり着いたサンクリストバル島は思った以上に整備された美しい島だった。
夕日もまた美しくたどり着いたボートと僕たちを赤く黄色に染め上げる。
やたら愛想の良いおばちゃんの宿に決めベランダ越しに海を眺めると、
ちょうど夕日が沈んでいく少し前のもっとも華やいだ時間だった。
夕日から目を下ろしふと砂浜を見つめる。
・・なんじゃあれ。
思ってもいない砂浜の景色に驚き、
それを確かめるために宿を出て砂浜へと急ぐ。
本物だ。こっちはこれがうじゃうじゃいる島なのか。
夕日に染まる美しい海岸にぼてぼてと寝転んだ大きな獣たち。
一匹の時はキュートに見えるその生き物もこれだけいると酔っ払って寝転ぶ親父のようにしか見えない。
何十匹ものアシカが海岸沿いで夕日に染まり欠伸をひとつ。
そうここはアシカの島、サンクリストバル島。
があがぁと泣き叫ぶアシカの声が真夜中の島に響き渡る。
さすがガラパゴス。最後まで飽きさせねーっす!
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