DATE:2009/05/12 Chile - Easter Island -
定刻通り、13時10分
イースター島を飛び立った飛行機は
ただ真っ直ぐと青い海を眼下にサンティアゴへ向けてフライトを続けている。
あっという間に置き去りにした島の姿はもはやもう見ることはない。
ただ記憶の中に、今朝最後に見たモアイの姿がフラッシュバックするのみだ。
さぁ、次の旅へ。
まるであの島での1週間が夢であったかのようにその切り替えはあっという間にできていた。
それでも僕があの島での出来事を忘れることはないだろう。
それは特別より特別な、不思議な島での出来事だった。
その現実をゆっくりと確かめるように
飛行機は排気ガスの茶色い空気を突き抜けて空港へとソフトランディグした。
機内では拍手が巻き起こる。なんでもないこの南米の儀式が僕は大好きだった。
たどり着いた空港だったが既に夜の帳が下りている。
ひとつ思案した後、今日もまた空港にお泊りすることに決めた。
次の目的地、チリの北端アリカ行きのバスは恐らくは早朝の出発だったし、
そもそも真夜中にサンティアゴの町を歩くよりは空港のほうが安全だと思ったのだ。
空港のガラス張りの窓から外を見る。
もうこの外側にはあの海はなく、あの人達も暮らしていない。もちろんモアイだっていない。
それが残念なことに思えたがすぐに思い直した。
旅とはそういうものだったはずだからだ。別れることができなくては旅はできない。
それよりも沢山の出会いに感謝しようと思った。
ありがとう。それだけが彼らに向けて言える別れの言葉だ。
次の旅へ。
空港のベンチにバッグを鍵で括り付ける。
その現実的な行為がなぜかとても不思議な事に思えた。
ただいま。
僕は南米の大地へ帰ってきた。
なんか、ずいぶんご無沙汰してしまった・・・
返信削除パラパラと過去日記も読ませてもらったら、またもやハマっっちゃったよ。
あと5分で会社のお昼休みが終わるのが残念。
小林くんが歩いている地球と、私のいるビルが建っている地球が同じものだとは!!
Happy Birthday to Teppei☆
>奈緒
返信削除誕生日めっせーじありがとう!
世界中旅してるけど、日本って意外とすげーよ。
僕らが外国人だったらアメージングの連続。
日常にたくさんの気づきを。だね。
日記の続きは休日にでもー