DATE:2009/04/20 Chile - Punta Arenas -
えー、今日のバスはもうないのー。
とブー垂れたのはプエルト・ナタレスから2時間ほど離れたプンタ・アレナスの町の中。
本来ならば今日中にパタゴニア最後の地ウシュアイアまで行きたかったが、
どうやら今日の便はもうないらしい。明日の早朝へと予定が繰り越しになった。
プンタ・アレナスの町は2月ぐらいまでならば、
ペンギン島のツアーなど魅力的なツアーが目白押しなのだが、
シーズンオフとなった今では特にこれと言った見所はない。
ダメ元で「やっぱペンギンはいないよね」とバス会社の人に聞いてみたら、笑われた。くそ。
そんな特にやることもないこの町なのだが、なぜか異常に宿探しが難しい。
シーズン中なら観光客も多いだろう場所にも関わらず安宿と呼ばれるところが少ないのだ。
もともと泊まる予定でもなかったので調べもしていない町。
いくつか安そうな場所はシーズンオフということでクローズしていて、
結局は仕方なく田舎町にも関わらず都会のサンティアゴと同じような料金で泊まることになった。
到着したのがまだ午後早くでもあったこともあり町歩きでもしてみるかと歩いてみるが、
やはり特に目立ったものがなく、唯一あったマゼランの像を見て宿に戻った。
そう言えばこの先は有名なマゼラン海峡を越えていく。
その像を見るまで意識していなかったが
町の遠くに見えた大きな大河は河でなくマゼラン海峡だったようだ。
思いがけず現れた歴史になぜか心が躍った。
宿に戻りキッチンに立ち夕食を作る。
そうだ明日はあのマゼラン海峡を越えるのだ。
そして最南端の町へ。世界の端っこへ。
ついにたどり着くその場所に自然と鼓動は高まった。
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