DATE:2009/03/10 Paraguay - Asuncion -
外へ出てみると案の定、パラグアイの首都アスンシオンは何にもない、
これと言って特徴のない、なんだかなぁな町だった。
特にこれと言って歴史的な建物があるわけでもなく、
有名な美術館があるわけでもなく、
手にした観光マップを頼りに町を歩いてみても、
それがなんだっていうんだ、という建物を見てまわれるだけで、
やっぱりこうピリっとしたものは感じることができない。
とは言えだ、
そんなパラグアイ人にも結構面白い特徴はあって、
例えばそのひとつが人々がやたらとお茶を飲んでいるということだ。
マテ茶。と呼ばれるこの辺りのお茶を、
ここの人たちは四六時中飲んでいるようで、
なんとMYコップだけならいざ知らず、
MYポットさえも持ち歩いて歩いている。
マテ茶にもなんだかいろいろあるようで、
公園にはマテ茶の調合屋さんのような人が、
いろいろな葉っぱを混ぜてすり鉢ですりすりとやっている。
それをマテ茶専用のマテ茶コップに入れてお茶を飲むのだが、
このマテ茶コップというのもまた面白い。
マテ茶コップには金属で出来たフィルター付きのストローがセットになっていて、
それを使ってお茶っ葉を飲み込まないようにしているのだ。
ちょうど日本茶のポットにストローを突っ込んで飲んでいる感じだ。
そしてお湯がなくなったらポットに入ったお湯で、
マテ茶コップに再チャージしてまた延々と飲み続けるというわけだ。
そんなわけで公園には再チャージ用のお湯屋さんらしき人もいて、
公園はマテ茶だらけのマテ茶フィーバー状態になっている。
中には女子高生も混じっていて、
マテ茶を入れてもらったポットをみんなでシェアして飲んでいたりする。
国民総マテ茶。
何にも特徴がないように見えるが、
なぜかこんなところだけ変な文化があるのがパラグアイなのである。
実を言うとこのマテ茶を紹介してしまうと、
パラグアイの紹介が終わってしまうのだが、
もうひとつあるとすれば「スーパーパンチョ」なる食べ物だろう。
明らかに日本人から見ればギャグな「スーパーパンチョ」とは何ぞや。
それは・・・単なるホットドックの事である。
いつのころからこの素敵な名前が付いたのかはわからないが、
ともかくパラグアイではホットドックはスーパーパンチョなのである。
では「パンチョ」なる食べ物があるのかと気になるが、
残念ながらパンチョなるものは未だに見たことがない。
あくまでもスーパーパンチョはスーパーパンチョなのである。
そんなわけでマテ茶とスーパーパンチョだけを知れば、
もうパラグアイは十分とホテルに戻りゆっくりと一日を過ごした。
プールに入りぷかぷかと浮かんだり、平泳ぎの練習をする。
夕焼けの中、のんびりとした時間は過ぎていった。
アスンシオンでは食事もまたメインイベントのひとつとなる。
本日の日本食は「カツカレー!」
しっかりと日本のカレー。そしてカツ。
夢にまで見たその組み合わせに夢うつつ。
部屋に戻りアルゼンチンワインを飲み干し今日の一日が終わった。
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