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DATE:2008/06/16 China - Kunming -
中国へたどり着く。
夜中11時。
昆明のバスターミナルへたどり着く。
ついに来たぞ中国に!
ビザ取得で悩まされ結局未取得のまま入国した中国。
そのためどこかで入国の延長をしなければならない難関が待ち受けている。
そしてこの中国という国は、巨大なのである。
中国を全てめぐるのには1年ほどの月日が必要なのではないか。いやそれでも足りないか。
それを今回は1ヶ月ちょっとで掻い摘む旅となる。
いろいろ行きたいところはあるが仕方がない。
予定では昆明から入り、北上しその後北京へと東へ移動する。
ウルムチやラサなどチベット系の西側は残念ながら今回はあきらめる。
いまだに後ろ髪を引かれながらだが・・・。
見所としては世界遺産めぐりとなるが、最大の目標は九寨溝。
しかしながら中国大地震の影響もあり、無事たどり着けるかは不明。
基本的に陸路を進む予定なので、その辺りがネックとなりそうな旅である。
たどり着いた中国。
手始めにベトナムのラオ・カイという国境の町で、中国側の河口という町への国境を徒歩で移動。
初めての徒歩国境越え。やはりちょっとワクワクする。
列車に乗りたどり着いたラオ・カイ駅ではまたいつものごとくベトナム式ビジネスが待っている。
ちょっと知り合いを探しうろうろする。
うるさい客引きがひっきりなしについて来る。
そして最後には
「お金払わないなら、お前ここから出てけよ。」
なのだ。
さらばベトナム。僕は中国へ行くのだ。
適当なバイクタクシーを捕まえて国境まで移動する。
徒歩での国境越えとは言え手続きはいつもと同じ、書類にちょこちょこっと記入するだけだ。
国境付近には大荷物を抱えたおばちゃんや、
手押し車の集団でいっぱい。
この国境が中国とベトナムの物流の拠点になっていることがわかる。
カラカサ、アオザイのオバチャンたちが、
どしどしと中国になだれ込んでいく姿は面白く勢いを感じる。
たった数十メートルの国境の緩衝地帯。
その境界を越えるとそこは漢字文化と変化する。
全ての看板が漢字・漢字・漢字。
これまでの国よりもなんとなく意味がわかり伝わりやすいが、
驚くべきことに英語の表記がほぼ見当たらない。
完全な中国語圏内に入ったのである。
脱東南アジア。
それを如実に感じさせる変化。
東南アジアをめぐる度に感じてきた、「中国」の影響。
この国への興味は高まるばかりだった。
ようやくたどり着いた。気持ちが高まる。
とは言え、この中国という国にほぼ無防備で入ってきてしまった。
行き先を「昆明」と決めてきたものの、
バスや電車など行き方も、さらには泊まるところも、
なんの情報もない状態での中国入国。
久々の失態。うーん計画不足。
そんなわけで、
仕事仲間から餞別でいただいた「中国元」が、
いきなり僕の中国ライフを救うこととなる。
(※みんなありがとう!)
なんと国境の町、河口には両替所がなかったのである。
まさかの国境トラブル。一文無し。
なんとかたどり着いた長距離バスターミナル。
昆明へのバスは120元(約2000円)。
しかし我、無一文・・・。
そこでふと思い出す。輝くばかりの餞別を。
中身は250元。
神がいた。
というわけでどうにかバスに乗り込み、
しっかりご飯も食べ、なんとか昆明に到着したのである。
ありがとう仕事仲間たち!
この昆明までのバスの道がひどい、ひどい!
この旅始まって以来であろう悪路をがんがん突き進む。
穴ぼこ、砂利道なんのその。
明らかに獣道的なその道を大型バスが突き進む。
しかしこの道がなんとも美しい。
山々を縫うように抜けていくのだが、
その山々に張り付くようにちりばめられた田畑が、
美しく棚田を形成していてそれが延々と続いている。
棚田だけで言えば、今まで何度も見てきていたので
あまり驚きはないのだが、
その規模の大きさは今までと比べて郡を抜いている。
中国の国土の大きさを見せつけられると共に、
急勾配の山々を全て農地に変えてしまう技術力にも驚かされる。
10時間以上の道のりだったが、
なんだかんだその風景を見ているだけで飽きもせずに昆明に着いてしまった。
昆明には着いた。しかし着いたものの宿の情報など何もない。
期待通り客引きがいたが、中国語なので何を言ってるのかわからないw
そしてここにも神がいた。
同じバスに乗っていた姉妹2人組みが、
見かねたのか一緒に宿探しを手伝ってくれたのである。
自分たちも泊まるところを探すついでではあったが、
この女神たちにのこのこ付いていくだけで宿の問題はあっという間に解決。
んー助かった。
中国人のイメージ。
いろいろあるのだが、意外にもここ雲南省の人間はやさしい。
ベトナムで毒毒していた心に、なんだか沁みるものがある。
雲南省は少数民族が数多く住む辺境の省。
ここもまた「中国」という国の名をした多国籍国家として、
中国全体に抱いているイメージとは違う、
ひとくくりにはできない世界があるのかもしれない。
東南アジア7カ国を抜け、ついにたどり着いた中国。
仕事で覚えた、片言中国語で僕は挑む。
中国編、ただいまから始まります!!!
ピンガー 2008年06月28日 00:49
返信削除頑張れ~~
人で失った信用は、人で回復できるさ!
この中国で、また素敵な出会いがあるとイイね
2008年06月28日 13:27
ぺ清と写メ載せてね(笑)
nina 2008年06月28日 19:08
てっちゃん。
ついに大国に突入だね。
いろんな意味でスケールの大きい中国を堪能してね。
北京オリンピックにもかぶるんだね、きっと。
がんばれ、ニッポン!
ぺ清 2008年06月28日 19:18
雲南は飯がうまかとですよーー。
あとは、天津でやる8月7日のサッカー日本対アメリカのチケット
(オリンピック予選)
まだ余りあるらしいんで、行く場合は連絡ください。
メールでも、ケータイでも。
番号知ってますっけ??
あと、英語はいっさいがっさい通じないので、仲間を探してくださいませ!!
鉄平 2008年06月29日 01:55
>♪ひさえ♪
ホントすさんだ心がさらさらと浄化されてるw
ここでもいろんな人に出会ってる。
それがやっぱりうれしいよね。
>Lily
ペ清!任せとけ!
でもビザが・・・たぶん大丈夫。
>nina
超大国~。でかいよーホント。いろんな人間が住んでいる。
北京オリンピックは・・・ぎりぎりアウト!な感じです。残念!
>ぺ清
ビザ更新したらまた連絡する!
たぶんサッカーは見れないなぁ、ビザの日にちが足らないし。
ほんと英語通じない。
適当な中国語でどーにかしてます。
知ってて良かった中国語! taka 2008年06月30日 04:47 嗚呼!
中越国境の通貨事情、サイゴンでのおしゃべりの中、触れていなかったね!
あそこね、2重通貨併用だと思うよ。
僕は昨年12月に友誼関国境から中国の広西チワン族自治区に入って、2週間後に帰りは河口からベトナムに帰って来た。
国境越えて両替屋に行った記憶が全然無い(笑)
今の中国はなかなかいいよね。
14年前、台湾に住んでいた頃に「香港⇔shenzhen」国境を抜けた時は滅茶苦茶で今のベトナムも真っ青な酷さにショックを受けたけれど、12月に行った時はかなり快適で楽しかったな~又行きたいな~ 鉄平 2008年06月30日 23:34 >taka
いやぁ、中国ほんと快適ですよー。
東南アジアから来たので飛びぬけてます。
まぁ、マナーの悪さはご愛嬌ですがw
しかしあの国境には参りました。
DONさえあればどうにかなる気がしましたけど、確かに。
カラカサかぶったアオザイおばちゃんが溢れてたのには驚きました!