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DATE:2008/06/09 Vietnam - Hoi An -
正直に言うと、
「Nothing Special」
だったかもしれない。ミーソン遺跡は。
さすがにアンコールワットの後に見ると、
その規模の小ささからか、そう感じざるを得ない。
しかしチャンパ王国と言う、
カンボジアとはまた違う王国が、
同じヒンドゥー教を崇拝していたとは言え、
かなり似通ったイメージの寺院を作っていたことは面白い。
シバ信仰しかり、リンガしかり。
残された遺跡の様式はほぼアンコールの遺跡群に共通する。
最近はいろんな国を見てきたからか、
「つながり」という部分をよく感じる。
そしてそれは国と言うものが流動的で、
つねに交流し移動をしてきたことを感じることでもある。
歴史と言う大きな流れで見ると、
今の国と言うのはいつでも「現在」にしか存在していないのだ。
いつかまた境界線は引きなおされ、国もまた形を変える。
国と言うのは何なのだろう。
島国である日本ではわからない感覚がそこには存在し、
カンボジアとベトナムのように
そのラインにはハッキリとした格差が生じているのである。
というわけで、
ミーソン遺跡自体はまぁ、そんなものね。といった感じだったのだが、
そういった共通点を見つけることができたのが面白かった。
夕方になりもう一度、ホイアンの町並みを堪能するため町に赴く。
夕日に濡れた町並みは、ことさら美しく華やいでいた。
去りがたい。久々にこんな気持ちを抱いた。
それでも進む。新しい何かに出会うために。やはり旅なのだな。
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