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DATE:2008/03/26 Indonesia - Dumai -
ついに本日、赤道を越え北半球へ到着!
次に南半球へ戻るのは南アメリカ大陸。ついに戻ってきたぜー!
ちなみに赤道直下は意外と寒いw
しかーーーーし!
実はまだ、インドネシアにいたりするw
昨日の予定では夜発のドゥマイ行きのバスに乗り、
そのままフェリーでシンガポールから約20kmしか離れていないバタム島へ向かい、
バタム島経由で一気にシンガポールまで到着する・・・はずだった。
しかしながら、やっぱりというかお約束というか
バスは遅れ、フェリーは出発し僕は取り残されたわけで。
明るく、「フェリーは朝7時発の1本しかないよ」って8時に言うのは反則だろう。まじで。
まぁ、英語が通じないアウェーの地で教えてくれただけ親切か。
というわけで、何の情報もないままドゥマイという街で一泊することに。
なんとなくロスタイムをいきなりもらった感じ。
インドネシアを離れる心構え。あんまり出来てなかったから良い機会かな。
観光する街でもないので2時間ほど街をぶらぶらし、子供たちと遊び、偶然同じバスだった人と出会い、ホテルに戻る。
そういえば、インドネシアの街にはなぜか薬局が多い。なんでだろw
スマトラ島へ来てから急にアルコールが手に入らなくなった。
お店でも売っていないし、飲食店でも一部の外国人向けレストランでしか置いていない。(しかもかなり高い!)
ここへ来てイスラムの影響を生活の中に感じるようになる。
毎朝、毎晩、コーランが鳴り響いているのはジャワ島についてからはお馴染みになったが、
実際目に付くモスクの数も多くなってきているし、
きちんと毎回礼拝を行っている人も多くなってきている。
宗教というものが最初はよくわからなかったのだけれども、
今はなんとなく単なる彼らの常識なんだろうなぁと構えずに見られるようになった。
彼らは恋をし、礼拝をし、ご飯を食べる。それが彼らの日常。
そんなこんなで日が暮れる。
最終日、インドネシアを思う。
僕は。
インドネシアという国に沢山のモノをもらった気がする。
人へのやさしさ。笑顔。人懐っこさ。
どれもが最高のプレゼントだった。
いつの間にか自分も笑顔になり、彼らと軽口を交わすようになっていた。
経済とか宗教とかいろいろ吹っ飛ばして、彼らにもらった笑顔が僕の一番の宝物だろうな。
観光客相手の商売をしている人は、確かにめんどくさい奴らも多いのだけれど
彼らだって人間だもの。
彼らの調子に僕が合わせてあげるとやっぱりお互い楽しいしハッピーになれる。
「タクシ!タクシ!」「いらんぞー!」
「安い!安い!」「いらんぞー!」
それだけの会話だって、ただ無視して通り過ぎるよりは、どちらにとっても気持ちいいもんね。
そこから生まれた出会いだって沢山ある。
バリ島であった沢山の人。ジャカルタのリッチマン。ブキティンギのミラクル農夫。
彼らはいつだってすれ違うことが出来た人たち。
僕らは誰とでもすれ違うことが出来る。
毎日、何人もの人とすれ違い、生活をしている。
でもそれは、自らがすれ違うことを選んでいるだけなのかもしれない。
ただそこで、一つ声をかけるだけで違う世界を手に入れられるのかもしれない。
偶然は運命や必然でもなく、自らが選び取った結果だ。
ただ笑いあうだけで生まれる偶然は沢山ある。それを僕はこの国で知った。
思えば今いる仲間や恋人だって、元は通りすがりの人たちだったんだ。
笑顔を交わすだけで、そこに幸せの種は生まれている。
そう考えるだけで毎日がわくわくしない?
もちろん。
それは危うさとの紙一重。
誰かに近づくことはリスクへと近づくことと同義なんだろう。
実際、僕は運が良かっただけだろうし、それなりに危険なことも沢山あった。
でも僕は危険を避けるあまりに、100%の親切に対して疑いの目で見てしまったり、
常に親切を疑う習慣がついてしまっていることが、少し嫌になる。
アジアにいる限り、それは必要なことなのだろうけれど、
フィルターがある限り、近づけない領域が存在しているのは確かだと実感している。
何かを得ることは何かを失うことなのかもしれないな。ぎりぎりのラインの見極めは難しい。
ただ僕は。
すれ違う人々に手を伸ばして生きていたいな。ほんの一瞬でもお互いのぬくもりを感じたい。
僕らはいつだってすれ違うことができる。笑いあうことも出来る。
通りすがりの人々に愛を!
明日はついに(本当に)シンガポール。
しかしお酒って飲むなと言われると急に飲みたくなるもんね。
コメント
返信削除ナラゾイド2008年03月27日 01:08
すごいなー
鉄平先生、日々成長してるね
めっちゃ伝わってくる
うらやましい
変な自己啓発よりよっぽど刺さってくるよ
やっぱ英語勉強しなきゃ
そしていつかは世界一周
なみへい2008年03月27日 09:58
シンガポールはね、
アラブ系のエリアがあったよ。
ツアーで行ったから時間がなくてゆっくりできなかったけど。
狭い国土だけどいろんな人種が入り乱れたおもしろい土地だった。
ラッフルズホテルはめちゃきれいらしい...
シンガポールスリングの生まれた場所、だったような...
オーストラリアから帰る時、シンガポール経由だったんだけど
日本人会社員ばかりで驚いたわ。
はじめ2008年03月28日 13:38
通りすがりの人々に愛を…いいこと言うねー
すれ違った時に、一歩踏み出せる人間に俺もなりたいよそしたらもっと平穏な日々じゃなく色んな経験できるのかな 勉強になります
鉄平2008年04月01日 00:38
>ナラゾイド
成長ですかね?変身ですかね?どーにかなって帰ってきマース!
英語なんかより、旅立つことですよー!
>なみへい
ほんとシンガポールは、中国からインド、マレーまでいろんな国の人がいた。
ラッフルズホテルは恐れ多くも入れなかったけれどもねw
次はおしゃれして行くとしよう!
>はじめ
平穏な日々ってすごく素敵なことじゃないかなぁ。
ただし毎日誰かとすれ違ってるのは確かだよね!