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DATE:2008/03/20 Indonesia - Jakarta -
ひょんな事からリッチメンに遭遇する。
40歳になる彼は、インドネシアでマーケティングマネージャーの仕事をしているという。
日本やヨーロッパにもちょくちょくセミナーなどで訪れるという彼は、正真正銘のエリート。
彼のエスコートで今日は「タマンミニ」という、
インドネシアの伝統家屋の博物館に行ってきた。
このテーマパーク全部で30近くの家があり、それぞ異なったインドネシアの家屋が展示されている。
北はスマトラ島から南はパプワまで。
本当に同じ国?と思うほどの家々の差は見ていて飽きなかった。
さすが島を寄せ集めて出来た国。インドネシア。
彼のエスコートでドリアンを食べたり、ボーリングに行ったり
さらには彼の家を案内してもらったり(かなり広い!調度品も立派!)、
ジャカルタ最大のデパートに連れてってもらったり、
なんだか良くわからないまま気に入られ、やたら親切にしてもらった。
なにせ今日一日、僕はまったくお金を払っていない。
全てにおいて「お金!お金!」と騒ぎ立てるインドネシアの人たちにおいて、
これは奇跡に近い。というか異常。
たぶんトータル日本円で5000円近くのお金を払っている彼。
これはインドネシアで2万円近いお金を意味する。
車内の会話も面白く、
宗教から日本の子供の自殺問題、株式投資などなど。
かなりディープな内容から経済問題まで話ができる彼は、かなりの知識レベルの人間なのだろう。
彼は言う、
「10%のリッチマンのためにこのデパートは建っている」
彼が連れて行ってくれたデパートは、
日本で言えば伊勢丹といって良いぐらいのハイセンスなショッピングモール。
もちろん値段もほぼ日本と同じクラスのものが並んでいるし、品質も同等だろう。
10万円を超える家具が並び、5万円のバッグが売られている。
中には12のシアターを持つ映画館があったり、
客単価1万円超えの高級フレンチのお店が並んでいる。
また、フィットネスクラブも内接してあり彼もそこに週3回程度、足を運んでいる。
格差。日本では考えられないくらいの格差がこのインドネシアには存在する。
彼に連れて行ってもらったインドンシアのトレンドスポットは
どれもほぼ東京と変わらない程度の規模や質を持っている。
ジャカルタには高層ビルが立ち並び、夜も煌々と明かりが街を照らしている。
ただ一方で、道を歩くと物乞いが多く、昔ながらの屋台が並んでいる。
なんとなく上海で感じたものと同じものを感じる。
今、インドネシアは物凄い勢いで成長を続けているのだろう。
何かを置いてけぼりにしなければならない程のスピードで。
連絡先を交換し、彼と別れる。
偶然の出会いに近かったが、もの凄くラッキーだった気がする。
旅をしているだけでは会えない種類の人に会えた。
ただ一つ、もの凄く大きな懸念がある。
「彼はゲイかもしれない」
ちょっと疑わしい節はけっこうある。いや多分にある。40歳、独身。
意外と間一髪?
親切を疑うことに慣れてきすぎたのだろうか・・・。
とりあえずまだ、僕のバージンは奪われていない。あしからず。
しかし明日、映画を見るという約束をしてしまった。守れるか?貞操。
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