2008年3月19日水曜日

世界一周 in (2)インドネシア/xxの車窓から







DATE:2008/03/19 Indonesia - Yogyakarta to Jakarta -


今日はジャカルタへ向かいます。

と、世界の車窓から的な感じではじめてみる。
そう、今日はこの旅始まって初めての列車の旅。

毎回ながら今回も朝8時に出発して、17時に着くという長旅。
エグゼクティブかビジネスクラスを選べるのだが、
ここはやはりローカルと楽しむべきでしょ、と思い迷わずビジネスを選ぶ。
これで約1000円ぐらい。9時間の旅と考えればまぁ、安い。
ちなみにエグゼクティブなら2000円ぐらい。シートが良くなります☆


ジョグジャカルタを出発し、一路ジャカルタへ。
年を抜けるとのどかな田園風景が続く。


そしてずっと続いていくw


正直、景色の移り変わりを期待していたのだが、
ただ田んぼが続いていくだけでした。。

ただしその田んぼも面白くて、高低差の違いからか刈り取りが行われているところもあり、
田植えが行われているところもあり、その違いが列車が進むごとに現れてきており面白かった。
たまに、でかい石ころがごろごろある田んぼなんかもあったけれどもねw
ちなみにインドネシアの刈り取りは年3回。今回はちょうど良い時期に来たのか、
刈り取りやら田植えやらいろんな景色が楽しめた。


しかし本当に面白かったのは車内販売の売り子たちだ。
彼らは駅に着くごとに入れ替わり立ち代り乗車してくるのだが、
その販売物や販売スタイルがめちゃくちゃ面白い!


彼らが売りに来たものをここにあげてみよう。

携帯ライト、古本、サンダル、ぬいぐるみ大、カップラーメン、バナナ、
財布、タオル、ナシゴレン、新聞、雑誌、コーヒー、ジュース、水、ビール、
果物、携帯ラジオ、エステレール、指輪、背中かき、髭剃り、お菓子、
駅弁、乾き物、ドライフルーツ、タバコ、縄、団扇、薬、ピーナッツ


総勢30種類近く!
中には髭剃りってなんでいま売るの?というものもあって、始終飽きずに過ごせた。

売り方も特徴的で日本で言うと「いしや~きいも~」的なリズムの掛け声が始終車内に鳴り響いている。
「コピ、コピ、コピ」「ナシ、ナシ、ナシ」「アクア、アクア、アクア」
現地の人たちは既に見慣れているからか飽き飽きした感じだったが、個人的には面白かった。
ただ、彼らがうるさくてゆっくり車内の時間を過ごせないのは確か。
きっと彼らから賄賂はもらってるのだろうけれど、サービス的に良いのかねそれでと思ってしまった。


また、おかまミュージシャンや物乞いなども乗車してきていた。

インドネシアの人たちはけっこう普通に彼らにお金を渡す。
日本でいるとそもそもそういう人たちが少ないからか、もし寄ってきても助けるという意識はあまりない。
とくに旅行者は世界各地を回るためすべての人を助けられるはずもなく、
個人的にはお金などをあげないことに決めている。

良い悪いとかじゃなく、文化の違いってこういうところに現れてるなぁと感じた。
もしかしたら日本と違って障害者への社会福祉が充実していないからそうなるのかもしれないけれど。


そういえばジャカルタの駅には日本の列車が走っている。
いまだに「府中本町」と書かれた列車が走っているのを見たときには笑いが止まらなかった。
日本にもあったのだね、国際列車。




そんなこんなで、えっちらこっちら列車は進み、目的地のガンビル駅に・・・なんと到着しなかったw


隣の席の人にガンビル駅はこの先?と聞いていたにも関わらず、
別の駅で列車は止まりぞろぞろと乗客が下り始める。
後から乗り込んできた乗客もいたため少し安心していたが、なんか様子がおかしい。

そういえばガンビル駅はジャカルタでもっとも大きな駅。
それなのに明らかに乗車人数は少なすぎる。不安に思い、近くの乗客に聞いてみる。

僕:「ガンビル?」
客:「ノー!ジョグジャカルタ!」


え???戻るの?

そういっている間に、電車は確かに今来た道を戻り始めた・・・。やばい。

そして神は訪れる。
乗客の一人が率先して僕を案内してくれ、先ほどの駅に戻った列車から高さ1メートル近い線路の上にダイブ!
そしてまた高さ1メートルのホームをよじ登り、出口へと向かってくれる。
さらにそのまま目的地へのバイクをチャーターしてくれ一件落着となる。

あぁ、やはりインドネシアには神がたくさんいる。
しかしホームに飛び降りるとは思わんかった。

なんだかんだで、宿も決まりとりあえずご就寝。
しかしあれはどこの駅だったのだろう、いまだに良くわかっていない。

しかし、ジャカルタでかい!高層ビルが立ち並ぶ、超ビッグシティーです!

1 件のコメント:

  1. コメント
    ピンガー2008年03月22日 09:38
    物ごいねー。

    スペインやパリでいたるところで見たよー。
    もう、「それ、職業なんじゃん?」って思っちゃった。

    中には赤ちゃん連れて、かつ妊婦の物ごいもいて、その赤ちゃん達の将来を考えたらなんか複雑な気持ちになった…。

    「可哀想」というにはあまりに簡単で、文化とかの違いってのが存在してるのだろうけど、今の日本に住んでるとなかなか気付けないこと多いなぁーと思いました。
    鉄平2008年03月25日 20:00
    >ひさえ

    そう。職業。
    でもたぶん、仕事がないんだと思う本当に。

    かわいそう。というよりも、なんか自然発生的に存在する感じ。
    必然というかなんと言うか。

    日本じゃ気づかない。本当に。でも彼は存在するんだよねー

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