2008年3月11日火曜日

世界一周 in (2)インドネシア/meditation







DATE:2008/03/11 Indonesia - Bali(Ubud) -


ただ、ポジティブに心をゆだね、静かな部屋の中、ただ一点の光を見つめる。

何も考えないわけではなく、ただ自分の心に時間を重ねる。




メディテーション。

簡単に言えばヨガの瞑想。
バリ島でふと話していた青年が教えてくれた、メディテーションイベントに今日は行ってきた。
その施設では毎日無料でサイレントメディテーションという瞑想イベントを行っているらしい。

ヨガと聞いて思いつくのはやはりポージングの方で、メディテーションは初めての体験。
何も知らないまま行っても良いのだろうかという気持ち反面、
せっかくの機会。とりあえず行ってみようという気持ちが勝る。

メディテーションという言葉に引かれる一つの理由として、
ある意味、世界一周の後押しをした本の著者でもあるロバートハリスが体験した、
バリでのメディテーションというものを試してみたい思いがあった。
尊敬する著者が体験したものと同じ体験をして、自分がどう感じるかを試してみたかった。




ウブドの中心地から少し離れた道をとぼとぼと歩き、住所だけを頼りにその場所を目指した。
まだかまだかと、途中不安になりながらも、曲がりくねった道を進みようやく目的の場所にたどり着く。

まだオープン前についてしまった僕を、この場所を紹介してくれた青年が丁寧にもてなしてくれる。
そして午後6時。メディテーションが始まる。


その内容はシンプルなもので、ただ座り一点を見つめるのみ。
何もわからない僕に青年が指示したのはただ一つ。

「ポジティブなことに心をゆだねなさい。愛、平和、笑顔とかね。」

そこには座り方や呼吸法などルールは存在していない。
もしかしたらあるのかも知れないが、そのルールを知らなくても受け入れてくれる温かい場所。


ただシンプルに心をポジティブに。

沢山の事が思い浮かぶ。

好きな子のこと。旅で出会った人のこと。これからのこと。




そしていつの間にか1時間が過ぎ、瞑想は終わりを迎える。
気づけば地元の方々がいつの間にか集まっていて静かに佇んでいる。
皆すっきりとした穏やかな顔をしている。

そこには愛があり、平和があり、笑顔があった。



帰り際、雨が降り出し軒先で雨をやり過ごす。

青年がヨガについて少しずつ語りだす。僕は沢山のインスピレーションを彼から学ぶ。

彼は言う、


「愛は自分の中にあり、幸せも自分の中にある。愛は受け取るものではなく、与えるものである。」


僕は今日彼に会えたことを誇りに思い、感謝をする。

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