2008年2月18日月曜日

世界一周 in (1)オーストラリア/ウルル(エアーズロック)






DATE:2008/02/18 Australia - Ululu -


Ululu.


ただ大きく。ただ広く。

そこにあるだけで尊い。


神の所業。



この世界を作った神がいたとして。
ウルルを作った遊び心。完敗するな。





*********



今日は、5:30に出発のため、朝4:30起床。

眠い目をゴシゴシしながら、やっとのことで身支度を整え
いざチェックアウト。





ん・・・レセプション開いてない!

昨日、5時には開くっていったじゃん!
くそー!適当オージーめ!


と焦りまくる。
すでに時刻は5:30。

ツアーバスは待ってはくれない。やばい。
最悪チェックアウトしないで出発してやれと、黒い思いがこみ上げる。



そこでふとした事に気づく。





あれ?出発、待ってるの俺だけ??






今、レセプションの前には自分しかいない。

しかしここはアリススプリング。ウルルへの入り口。
けっこう広いホテルだしツアーの参加者が俺だけってことはないだろ。

なんてことを思う。



考える。


考える。


ちょっと焦りながら考える。。。。。。








時差!!!









なんと。アデレードとアリススプリングスは1時間の時差がありました。


浅はかでした。


時刻はまだ4:30。開いてないのが正しいですね。
オージーさん貴方のせいにしてごめんなさい。




そんなこんなで無事5時にレセプションはオープンし、
ツアーの参加者がパラパラと増え始め、
僕は何事もなかったかのようにチェックアウトしました。


ま、でも待ってる間に満天の星空を見れたからちょっと贅沢な気分。
早起きはするもんだね。





さぁ、バスに乗り込みお決まりのように延々と道が続く。
他の参加者も自分も

「この景色はもう見たよね」

的な同意があり、車内はみんなお休みモード。


途中、ラクダの町に行ったり、休憩したりでバスは一路、エアーズロックへ!



ツアーの日程は


1日目:カタ・ジュタ → ウルルでサンセット → キャンプ
2日目:ウルル → キングスキャニオンに移動
3日目:キングスキャニオン → 帰路

の流れ。





カタ・ジュタでは、古代の儀式を思い、
ウルルでは、360度に広がる芸術的なサンセットをご馳走になりました。



アボリジニの文化ではカタ・ジュタでは成人の儀式が行われていたらしい。


風の谷への往路。

かつての成人は何を思ったのだろうと夢想する。



風の谷の帰路。

かつての成人は何を思ったのだろうと夢想する。




成人の儀式を追え、帰路に着く彼らはきっと誇らしげに希望を持って帰っていったのだろう。

そんな事を考え一人、にやにや。


さぁ、旅が始まるぞ。と今更ながらに心が引き締まる。

ちょっとだけ彼らの儀式に参加したような想いで、風の谷を去る。





サンセット。


ウルルの色が、さらに赤く染まり、紫に染まり。黒に包まれて。

荒野の中にただ1つたたずむ彼の姿はただ神秘的で、
何者もさえぎる事のない夕日を贅沢に、たらふく召し上がっておりました。







さて、そんなメインイベントを終え、夜空を見上げてのアウトドアキャンプに突入!

テントなしで、寝袋を並べるだけのシンプルなブッシュキャンプ。

野犬やら虫やらが闊歩するオーストラリアの荒野。

そんな中での本物の野外キャンプ。




夜ご飯を食べ、お皿を片付け、歯を磨き。

既に輝き始めている星空に期待を寄せて。



さぁ、いざ夜空を見ながらのご就寝タイム!

ドライバー兼、ガイドのおっちゃんのところへ寝袋を取りに向かう。





おっちゃん曰く。







「あなたの、寝袋がありません。」

















なぬーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!











払ったじゃん!寝袋代!
どうすんねん。今夜!
寝袋がなかったら唯の野宿じゃんさ!








おっちゃん曰く。






「他の人が借りたいって言ったから、貸してあげちゃった。てへ♪」







「てへ♪」じゃねーーーーーーーーーーーー!!!









同じ境遇の人が二人いて、彼女達とブーブーおっちゃんを攻め立てる。


おっちゃん。慌てて他のツアーの寝袋を借りに回る。







おっちゃん曰く。




「1個しかなかった。明日、キャッシュバックするから我慢してね♪」





そういう問題かっ!




襲い掛かる野犬の恐怖。



ただし、ないものはない。


1個は一番先にお願いをしていた女の子にゆずるとして、

さぁ、残された二人。





幸いな事に、寝袋の下に敷くマット的なものは確保できた。
でもこいつが砂まみれでジャリジャリ感は避けられない。





結論。





「寝るしかないね」




ということで残された二人は同意し、
必死でマット的な奴の砂を払い、
若干の顔にジャリジャリを着けながらマットの上に寝転がる。



リアル野宿。




神様、そんなにネタは要りません。






そんなこんなで夜は更けていきました。





星はきれいだったよ!月が明る過ぎて見えづらかったけど。

1 件のコメント:

  1. コメント
    2008年02月21日 13:31
    とりあえず虫に食べられなくて良かったね。
    あ 食べられた
    はじめ2008年02月21日 16:51
    おっちゃん曰く…なんか好きだなそのおっちゃん悪い奴じゃないんだろうなー
    でも金払ってリアル野宿は、辛すぎるね…でも思い出には残るからいいんじゃない
    2008年02月21日 17:04
    ラクダの後ろ姿にやられた...(笑)
    なんともたまらん太ももしてますねぇ。

    オーストラリア人もやっぱりテキトーなんですか。
    「他の人が借りたいから」って...(笑)
    野宿お疲れ様でした!

    こちらもいい加減な人がとっても多く日々格闘しています。
    昔は「こんなの日本じゃありえない!」ってブーブー文句言ってましたが、
    よくよく考えたら日本じゃないんだから仕方ないってことに気づきました。


    広大なオーストラリアの写真見せてくれてありがとうー!!
    かずみん2008年02月21日 18:16
    寝袋を入れる袋はスワッグというらしいよ!
    あれがあると、地面が痛くなくていいよね♪
    ブッシュキャンプ万歳!!
    鉄平2008年02月22日 11:33
    >Lily☆

    虫に食べられて、ちょっぴり体が減ったよ♪

    きっと「おしりかじり虫」だと思う。



    >はじめ

    おっちゃんは悪い人ではないかな。
    たぶん、オージー的には普通の人かもw

    ネタが勝手に降ってくるので笑いの神に感謝します。


    >モスキート

    ラクダ、セクシーですよねw
    お尻ばかりとってましたw

    日本っていい意味でも悪い意味でもきっちりしてますよね。
    「日本じゃありえない」これホント考えさせられます。

    日本じゃないだから当たり前ですよねー



    >かずみん

    おー、そんな名前?
    さすが経験者は語る。

    ケアンズ着いたよー!なんかオイシイ情報あったら教えて!

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