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DATE:2008/03/05 Indonesia - Bali(Ubud) -
そして次はMP3プレーヤーが壊れる。
久々使ってみようと、イヤホンを繋ぎ試しに聞いてみたところ、
出だしは好調。しかしいきなりブツブツと音が途切れ聞こえなくなる。
接続をいろいろ試してみるものの、わずかな音しか拾えていない。
なんかここまで来ると、既に開き直ってるため笑いの方が勝つ。
神様なにかうらみでも?????
そういや、ウルルで写真取った友達は鼻血を出していた。僕は、何もなかった。
その呪いが今頃に!!??
とは言え、既にもうどうでも良くなってるのであきらめて、観光を楽しむことに。
残るデジタル機器はパソコンと携帯のみ。
神様どうにかパソコンだけは辞めてね!
ちょっと怖いからデータのバックアップだけはしておこうw
さて気を取り直して、今日のお話。
8時起床。用意してもらった朝ごはんを食べる。
これが旨い!エナン! ←インドネシア語で旨いという意味
バナナパンケーキみたいな物なんだけれども、
ココナッツミルクがかかっていて絶品。
そして初めて飲んだバリコーヒーも意外とおいしく大満足の朝を迎える。
その後は、MP3プレーヤーが壊れたりしたけれどw、
自転車を借りて一日観光をすることに。
そういえば書くのを忘れてたけれど、今僕は「るるぶ」を持っている。
なんの情報を持たずに観光していたオーストラリアとは雲泥の差。
しかもこれ、拾い物w
空港で一泊した話は先日書いたが、その朝ぶらぶらと空港内をお散歩中に「るるぶ」発見。
日本語で書かれたバリ島情報に大興奮し、その時はバリの神を崇め奉った。
いまはその神に愛されているかは少し怪しい。僕はこんなに愛しているのに。
そんなこんなでバリ島の観光情報は既に入手済み。
「るるぶ」はどちらかというとリゾート的な遊びをする人向けなので、
アクティビティとかヴィラとかの情報がたくさん乗っている。
ご存知のとおり、500円の宿に泊まっている僕にはあまりそれは必要ない。
しかし、
「ご飯の情報」は神がくれた偉大な贈り物だったのです!
行き当たりばったりで食事するのも楽しいけれど、地元のおいしいものはやはり食べたい。
オーストラリアと違って、土地固有の食べ物が多いインドネシア。
観光地には、たくさんの店が立ち並ぶ。
しかしそれは「英語表記ではない」
その意味することは、
「出てくるまでなんだかわからない・・・」
そいういう冒険心も心をくすぐるのは確か。
ただし、やっぱりおいしいものや珍しいものを食べたいじゃないか。
そんな僕に舞い降りた「るるぶ」。
これからは「地球の歩き方」ではなく「るるぶ」をバイブルと呼ぶことにしよう。
みなさま私は宗旨を変えます。
と、長々と「るるぶ」との出会いを紹介したが、言いたかったのは、
それに乗ってた「バビグリン]が異常においしかったということ!
某お嬢が食べたら「おいひー」と確実に言うだろうこの美味さ。
雑誌に載っていた場所よりも広い店舗に移動して営業していたし、
現地人をチャーターした欧米人も沢山訪れていたから、文句なしに大繁盛してるんだろう。
そんなこんなでもう一度食べようと心に誓い、次の目的地バザール・ウブドに向かう。
一軒の大きな建物の中に、ごちゃごちゃしたお土産やさんが立ち並ぶ。
なんだかタイのマーケットを思い出す。まさにザ・アジア的なマーケット
猫の木彫りやら、偽者の時計やら、バリのお面やバリアートが所狭しと立ち並ぶ。
しかしこいつらはなんで同じものばっかり売ってるんだ!
と、きっと誰もが感じる疑問を自分の中で反芻する。
よく考えると日本でもどこでも観光地には同じ様なものを同じ値段で売っている店が多い。
これって1つのドミナント戦略なんじゃねーかと思ったりもする。
最近ではよくコンビニとかが行っている戦略だけれども、
1つの土地に固まって同じ店を出すことで、ブランド認知を高め競合が入ってこれないようにする戦略がドミナント戦略。
たまにセブンイレブンが何件もある地域があると思うけれどもそれが、その戦略を取った結果。
考えてか、考えなくてかわからないけれども、彼らの戦略も一理ある気がする。
同じ物が沢山並ぶ。そうするとどうなるか?
きっと、
どう考えても要らないものでも、これで良いや。と思ってしまうようになる。
お土産なんてどこで買っても一緒でしょ。という意識が芽生えたら、既に戦略に乗せられている。
その時点でものの価値観がずれて来てしまっているし、期待値を彼らに合わせるようになる。
確実に要らないものでも、そればかり見せられると「これがバリのお土産か、この中からどれにしよう」
という感覚になるんじゃないかと思う。
そう考えると、感覚を麻痺させるという意味ではこの戦略は良くできている気がする。
ただし、これだとお金持ちは生まれないw
どこで買っても同じものなら、購入する側の集中は起きないはず。
起こるとすれば入り口付近や出口付近など立地の影響を受ける可能性はあるが、
とは言え、分散はするはずなので富の集中は顕著には起きない。
日本のお土産事情はどうか?
そいうえば古くから観光地かされていた京都なんかでは、「辻利」とか「ようじや」とか、
お土産ブランドが確立している。
その戦略は「オンリーワン」もしくは「ナンバーワン」になる戦略。
バリ島のお土産事情は、文化の発達の問題か、市場の成熟の問題か、
まだまだそこまでは行っていないご様子。
なんだかもったいない市場がやっぱりここにもある。
発展途上国へのマーケティングコンサル。ビジネスとしては面白いかもなー。
と、お土産やさんから色んなことを考え(雑念?)、ゴア・ガジャへ行き、
雨が上がるのを境内で待ちながら、ゆっくりと観光をし今日が終わる。
雨宿りの境内の元で観光案内の仕事をしている青年たちがいた。
彼らはこのお寺の中で暮らしているのだという。日本でいうと所謂ホームレスに近い。
彼ら曰く、
「バリ島では仕事を見つけるのが凄く難しい。だからみな観光の仕事で食いつないでいる」
同じことをクタのビーチであった人達も言っていた。
話は飛ぶが、バリのスーパーを覗いてみた感想。
「殆どが日本や欧米のブランドで占められている」
食品を除き、いわゆるインドネシア製。というものが少ない。
日本にいると当たり前に思えていた「物を作る」という文化。スキル。
それがこの国には、ほぼ存在しないようだ。
それらの国が生きていく為には何をしているか。
・資源を売る
・自然のままに生きる
・他国の援助・資本を頼る
他にも選択枝はあるとは思うけれど、
バリ島は恐らく、他国資本で生きながらえている。観光という名の。
そうなるとどんなにがんばっても、仕事は観光客の数を増やすことでしか増えない。
観光客の数を増やすにはどうすれば良いか。それはサービスの質を上げること以外にない。
ま彼らがサービス向上に目を向け次々に、顧客が満足する発想をしていけば、顧客単価が上がり仕事は増えるかもしれない。
ただし、そのレベルを上げる教育を行うにとして、この国は観光に従事している人が多すぎる。
教育が行き届かない観光従事者が観光客の印象を悪くし、観光客の増加に重しをしている可能性もある。
つまり仕事は増えない。
もの作りや発想が仕事であれば、仕事は自ら作り出せる。
その違いは大きいのかもしれない。
彼らは言う、
「日本に行くのが、私の夢。日本で仕事をしたい」
僕はどうすることもできない。無力さではない何かが心の中に少し残る。
今夜は、ガムランの音が町に鳴り響いている。
コメント
返信削除okappa2008年03月08日 14:07
>もの作りや発想が仕事であれば、仕事は自ら作り出せる。
日本だってこれできてる人、少ないと思う。
ほとんどの人が会社に所属してあたえられた仕事をしているし。
とりまく環境の違いだけ、かなと思ったよん。
他国が介入しすぎてバリ島がすたれてしまうことを危惧するよ。
金持ちな人とか国とかはさー、もっと使い方を考えて欲しいね!
低所得者より
ゆきぞう2008年03月08日 15:53
バリかぁー。
数回行ってるが、ちゃんと長期で滞在したことはないなぁ。
南下するか北上するかで迷った末、
北上したため、マレーシア、インドネシア、オーストラリアは
またの機会に!
いろいろ壊れ物に悩まされている様だけど、
替わりに「るるぶ」が手に入ったじゃないか!
プラマイゼロということで(笑)。
2008年03月08日 23:32
あ てっちゃんは壊れ…
てないね(*゜▽゜)ノヨカッタ…
てっちゃんの日記、いろいろと勉強になります!
鉄平2008年03月12日 14:23
>okappa
他国の介入。
ぼくはどっちかと言うと、観光だけの国っていびつな感じがするんだよね。
でも先進国と同じモノにならないっていうのはアグリー!
バリの人たちはとても豊かだと思う。
そのパワーやマインドを、もっと観光以外の自分たちの為に使えたらいいなと思うんだよねー
>ゆきぞう
北上ぼくも今からしまーす。
るるぶの恩恵に授かるのもあと数日w
>Lily☆
んー実は自分も・・・w
無茶はしないように気をつけなくちゃ!
kiki2008年03月14日 20:45
この子の目にやられました。
ものすごく可愛いね。
キレイな眼をしているよ~。
最近の日本の子供はどうも目が濁っている(人のことは言えたもんじゃないが)。
歩ける年齢なのにベビーカーに乗せられ足腰鍛えられず、
お受験のために遊ぶこと、生き物すべての命の尊さを知らぬまま
成長していく(って一部だけど)。
一歩ひいてモノを見る目、考える力がぐんぐん身につきそうだね!
うらやましかとです。
鉄平2008年03月17日 19:25
>kiki
この子ほんとキレイでした!
日本の子供を久しく見てないのでなんともいえないけれど、
バリの子供はほんとピュアなおばか♪
遊びがいがあるってもんですよー。
いろいろ経験値貯めますねー