世界一周 in （２）インドネシア／デジカメ。酒飲み。物取り。

DATE：2008/03/03 Indonesia - Bali（kuta） -


この日は朝から大雨。昼前にはあがったのだけれど、水浸しの道路たち。バリではどこもこんな感じ。

さて今日は、
新しいデジカメを入手しようと大奮闘の一日。夜には別のイベントが待ち受けていたのですが・・・。


海外でのデジカメ探し。

まず、もっとも簡単な選択肢、「日本から送ってもらう」方法を試すべく、
ネットを使って情報収集をしたりなんだりと、リサーチを開始。

バリの郵便事情は意外と悪いらしく、途中で荷物がなくなることなんてよくあることらしい。

まだ、次のホテルも決まってないことだし、ネームバリューが通じそうなところに送ってもらえれば安全度は高まるんじゃないかと考える。
そこで日本大使館に連絡して、そちらで預かってもらうよう交渉。


しかし・・・、規定外のためお預かりできないそう。お役所め！


と、そこで送ってもらう案はホテルが決まらない限りどうしようもないため、
今度は「日本製品をどうにか手に入れる」方法にチャレンジ。

日本大使館やインフォメーションセンターに教えてもらい、
手当たり次第にデジカメを探し回る。


しかし・・・、ない。。やはりリコーは海外じゃマニアック過ぎるのか。。


ソニーやキャノンのほぼ最新の機種は見つかるものの、欲しかったリコーは１つも見つからず。。
ここで選択肢は「ホテルを決めて日本から送ってもらう」か「違う機種を使う」の二択になる。。


時間のラグやリスクを考えると、別の機種にしたほうが無難。


しかし、しかしですよ？

僕はその昔、気に入った家具がないからダンボールを机にして生活をしていたような男。
あっさりと別の機種案は却下。

リスク承知で日本から送ってもらうことにする。
大使館の人が言うことには、「EMSやDHLとかで送ればほぼ１００％届く」とのこと。
その言葉を信じます。
１週間ほどのしばしの辛抱。
（実はその間に、バリ島最大のイベントが行われる。惜しい・・・）


というわけで、もう少しクタで滞在してダイビングでもやろうかと思っていたけれど、
まず次のホテルを決めなくてはならないため、明日ウブドに行くことに。

シャトルバスのチケットを取ったり、宿の人に明日立つ旨を伝えたり。
ともかくもう後は待つしかない。
ちょっとドキドキしながら「なくるないさー」と自分に言い聞かせる。



明日までやることもなくなったので、ビーチで波の音を聞きながらぼーっと。ぼーっと。

例のごとく、物売りが押し寄せる中、適当にあしらったり馬鹿話したりと、
何も生まない非生産的な時間をゆるゆる過ごす。


仲良くなったお兄ちゃんが仲間を連れてきたりして、３人でわいわいとビーチで騒ぐ騒ぐ。

途中、みんなでお金を出し合ってバリウォッカを買って飲んだりと、
沈み行く太陽を見ながら平和な時間が空気に溶けていく。
仕事の話、彼女の話、国の話。いろんなことを話す。




そこから僕のホテルでシャワーを浴びて、バーに行くことに。



はい！そこの君、この人たち怪しいと思いましたか？



たぶん正解です。この人たちはきっと物取りだと思います。




わかっちゃいるけれども、好奇心の方が勝つこともある。そうでしょ？
ということで、一応刃物的なものを持ってないかは確認し、
まんまとホテルまで案内し、シャワーを使わせてあげることに。

先に彼らがシャワーを浴びるというので、彼らの1人がシャワールームに入り、しばし出てくるのを待つ。
シャワーの音がなり、水がはねる音が室内に響いてくる。

「終わったよー。次だれ？」

と出てくる彼。



をぃ。タオルを使わずに良くそれだけ濡れてないな・・・。



明らかに怪しい二人組み。
とりあえず、貴重品や金目のものはロックしてあるか、手が出しづらいところに置いてある。

二人目もシャワーを終え、まったく濡れずにシャワー室から出てくるｗ

「じゃぁ、次入ってきなよ？」　という彼、




入るか！！！！！




手口がわかりやすくて助かった。
きっと入っている間にものを盗る予定だったんだろうな。

一方がシャワーを浴びている途中でバックの中に隠れたものを見つけて、
これなに？と物色をする彼ら。見張る僕。


明らかに物取りモードに入っている。

とりあえず盗られた様子はなかったので、そのままバーに行って遊ぶことに。
基本的に根はいいやつらで、おもしろい。
ジャングルジュースというハード系トロピカルカクテルを回し飲みしながら、夜が更ける。

途中、睡眠薬でも入ってるんじゃないか？と思うぐらい眠くなったので先に退散することに。
最後、彼らの一人にバイクで送ってもらったけれど部屋にどう入ったか記憶がない。
意外とやばい状況だったのかもしれない。



まぁ、十分楽しんだし、もうこういうキワドイ知識欲に流されるのは辞めようと、
次の日ある出来事に遭遇し決意しました。
危うく生きて帰ってくる目標を忘れるところだった。


みなさんは真似しないように。


さぁ、明日はウブドに行くぞ。