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DATE:2008/03/23 Indonesia - Jakarta to bukittinggi -
なんと42時間。
3/22 10時に出発したバスは、3/24 04時に到着。
タイヤのパンク1回。
エンジントラブル2回。
と、お約束のようにバスはトラブルを繰り返しやっとこさ目的地のブキティンギに到着。
たぶん人生で最長の乗車時間になるだろうなぁ。
もともとは30時間程度のバスを予約したつもりだったが、
予約をお願いした地元の兄ちゃんが一番安い奴を買ってきたようで、
目的地までほぼスマトラ南部の主要都市を網羅するという、
ありがた迷惑なチケットを手に入れてしまった。
さらにこのバスのイスも普通のバスとほぼ一緒。そんななか42時間。ほぼ拷問である。
(しかもこの地元の兄ちゃんは安いのを買ってきたくせにお釣りを返そうとしなくていろいろもめた。
祝日で代理店が開いてなかったとは言え、素人に頼むといろいろトラブルもある)
しかもこのバス、ほぼノンストップ。
いったん走り出したら8時間は余裕で止まらない。
乗客がトイレに行きたかろうが、少し休憩したかろうがお構いなし。
運転手はデコボコ道の悪路の中、ひたすら目的地に向けてひた走る。
日本での交通マナー「安全のため、二時間ごとに休憩しましょう」が懐かしい。いや愛おしい。
しかも、ここからは英語、日本語すべての外国語が通じないアウェー戦。
目的地へちゃんと向かっているのだろうかさえ不安。
土地勘がないため、たまに到着するバスターミナルの場所もよくわからないので、自分の目的地についても見逃す恐れ大。
必死で目的地を運転手や周りの人にわかってもらい、万全の体制を整える。
しかしやっぱしこの国の人たちは良い人だ。
もちろんのこと外国人は僕一人。
珍しさも手伝ってか、いろんなものをおすそ分けしてもらったりおごって貰ったり。
休憩所についても、身振り手振りでご飯を食べろとか教えてもらったり。
なんてナイスな国。
そんなこんなでバスはスマトラ南部をほぼ一回りし、目的地のブキティンギに到着。
そんなヘビーな旅だったのだけれど、車内から見える景色は楽しかった!
スマトラ島は世界遺産に登録されているほどの熱帯雨林の島。
またその中心を赤道が走り抜ける赤道直下の島でもある。
そんなわけで、スマトラ島に着いた矢先からアマゾンのような熱帯雨林が広がり、
沼地のような川や湿地帯が続く。
その中に立っている家なのだから普通の家ではなく、
高床式倉庫のような地面から柱で浮かせた家が立ち並んでいる。
実際、家の柱は水の中に水没しているところもあって入り口の階段は水の中へと向かって伸びていた。
当然、人々はびしょびしょになりながら水の中を歩き家に入っていた。
そんな水の中で水浴びをしていたり、バイクを洗っていたりと、
いままでには見たことないような景色が延々と続く。
きっとこの人たちの生活や考え方は、他の島の人たちともまた異なるんだろうなぁ。
インドネシアは沢山の島で構成された島国国家だけあって、
沢山の民族や文化の集合体のような国。
場所を移動するだけで、建物や文化が異なっていていろいろ面白い。
そういえば目的地のブキティンギは母系社会らしく、
すべての財産は女性が持っているそう。母強しなのである。
42時間。ぜったいにお勧めはしないし、個人的にももうやらないけれど、
いろいろなものにめぐり合えた旅でした。
さぁ、次はブキティンギ。
これからはビザの関係上、シンガポールに向けてさくさく進みます。
インドネシア編も終盤。別れの季節~♪
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