2009年6月24日水曜日

世界一周(44)エクアドル/イザベラ島



















DATE:2009/06/24 Ecuador - Galapagos Islands -


本日の島はイザベラ島。

まるで日替わりメニューのように毎日変わる島巡り。
それも今日のイザベラ島観光が終わればひと段落。
やっとこさの本島、サンタクルス島見学が始まる。


本来ならばイザベラ島は日帰りではなく、
1泊2日のツアーや自力でイザベラ島へとフェリーで渡り観光するのが基本なのだが、
偶然ツアー会社で新企画「日帰りイザベラ島」なるものを発見したのでそれに参加することにした。

そのツアー、朝5時発、夜6時到着のまさに弾丸ツアー。
なにせイザベラ島への往復だけでも6時間はかかるのだ。
日帰りとなるとそれはそれで仕方がない。

ツアーの内容は火口見学にシュノーケリングといたってシンプルだが、
実質、5時間ほどしかない滞在時間。どうなるものやら。


と言うわけでイザベラ島へ向けて船は6時に出発した。
1時間遅れたのはまぁもちろんガラパゴス時間だからってことで。

本日の天候はあいにくの雨。
ボートも揺れに揺れ波間を漂う遭難船のように乗客全員グロッキー状態。
出発から3時間近くかかり到着した頃には、全員もうツアーなんてどうでもいいと言う顔。

なんたってこの後の予定が馬に乗って火山火口の見学なのだ。
雨は若干弱まったとはいえ、また乗り物かと思うと気分も萎える。



そんな具合だが島で迎えてくれたアシカの姿を見れば少しは気も高ぶるというもの。
相変わらずカワイイこいつらはのんびりと船の上やら筏の上やらで勝手気ままに昼寝をしている。

まず船から下りてジープに乗り込み火口付近まで移動する。

イザベラ島もまた他の島とは違う風景を持っていて、
地表には溶岩が流れたままのような荒々しい岩が表出しており、
はっきりとした火山島の景色に覆われている。

それでも標高が高くなるに連れて港付近とはまったく異なる植生が現れるのが面白い。
特にこの辺は霧や雨が多いのかシダやコケのような植物が多く見られる。
他の島ではどこにでも生えていたサボテンの姿がここにはない。
それもまたこの島の景色の面白いところでもあった。


が、そんなことはどーでもいい。雨の日にオープンカーや止めてくれ。

景色が見えやすそう、と乗り込んだ観光用ジープが悪かった。
単なるジープの荷台に椅子を付けただけのその車には横から雨がガンガン当たってくる。
おまけに火口近くでは車が溝にはまり動けなくなる始末。仕方なしに火口まで歩く羽目に。

そんな状態なのに馬になんて乗る気分でもないのだが、
待っているわけにもいかず、なんだか投げやりな気分で馬の蔵にまたがった。

そこから続く約1時間ばかりの雨の中の馬達の行進。

総勢20名弱を乗せた馬が雨でぬかるんだ道をぐちゃぐちゃと進んでいく。
足元はもう水浸しで水溜りばかりなのだが馬はガンガン進んでいく。
たまにスリップするのにはかなりひやひやさせられる。
馬に乗ったままいきなりガクンとなるのは、怖いしなにより乗ってゴメン!と言いたくなる。

そんなめちゃくちゃな状態で始まった乗馬ハイキングだが。

慣れてしまえば意外と楽しい。

雨も開き直ってしまえばシャワーみたいなものだし、
ぬかるんだ道も障害物競走のようでなんだか楽しい。
景色なんて雨で楽しむことはできなかったが気まぐれな馬に乗りながら
草を食べる馬をあやしながら進んでいくのは面白かった。


火口に到着すればさすがは晴れ男。というべきか日が差してくる。

しばしの晴れ間にまったりした後はまた同じ道を馬に乗って下山する。
帰りはちょっと遊んでみようとモンゴルで鍛えた腕前を駆使し馬を操り一番を目指す。
だけどこの馬なぜか二番が好きで結局他人の尻を追いかける。ま、そんな奴もいる。



港近くの町まで戻りランチを食べて、
シュノーケルの前にイザベラ島のビジターセンターへ。

ここはカメだらけ。カメ三昧。

何千番とナンバーがついた千匹以上のカメが檻の中で餌を食んでいる。

小さい小亀であれば体長20センチほどだが親亀となるとなんと1メートルは超えている。
そんな奴らが10匹近くも固まって暮らしている姿はなんだか異様だ。


カメ観察が終わりついにやっと目的のシュノーケルと思いきや、


「シュノーケルの時間は15分です」


は?馬鹿じゃないの?


と思わずみながつぶやいた。意味ないし15分。
それに今日は曇りということもあり、いくら綺麗だとは言え水温の低い海に15分の為に入る気はしない。
それでも入るという強モノが半分ぐらい、残りはみんなで島散策。

島に向かうボートに乗って火山灰でできた荒々しい岩を見ていると
ガイドが何かを叫んで指を指している。


「ペンギン!!!!」


イザベラ島で見られるかも。と言われていたが、
まさか最後の最後で見れるとは。

世界最小のペンギンガラパゴスペンギン。
体長30センチ程の小さなペンギンが1匹だけちょこんと岩の上に座っている。

その姿、、、めちゃキュート♪

寝そべってばかりのアシカなんかとは比べ物にならないほど。
普段は群れているはずのペンギンだが一匹狼の渋いこいつは、観光客などものともせず
自慢の羽を丁寧に梳かしている。


しばしの間、その姿を目に焼付けてボートは別の島へと向かっていった。

なんだかこの島の観光はこれで満足してしまった。


もったいないので島に上がり散歩をしていると、
またもやガラパゴスの恐るべき自然の姿を見せ付けられることになる。


この島はイグアナの休憩地らしく、
何匹かの海イグアナが気持ちよさそうに昼寝をしている。

あ、またイグアナ。

あれ?またイグアナ。

・・・あれもイグアナか。ん、あれも。あ、これも。

イグアナ・・・イグアナ。1、2、3・・・10・・・20。



つーかイグアナだらけじゃん!


最初はその登場に驚いてもいたが、
1匹づつだったイグアナが5匹になり10匹になり20匹を超える団体に。
もう辺り一面イグアナだらけ。

こりゃもう面白いというよりは気持ち悪い。

イグアナはコロニーを作るというがまさかこんなうじゃうじゃだとは。
多すぎるのかイグアナもあっちに重なりこっちに重なりでイグアナタワーができている。
爬虫類に表情を求めるのも酷な話だが、無表情のその顔がずらりと呆けている姿はかなりシュール。


自然とはかくも奇妙なものなり。と変な納得感に浸るのでありました。


イグアナ。もういいや。

2009年6月23日火曜日

世界一周(44)エクアドル/ダイブ・トゥ・ネイチャー















DATE:2009/06/23 Ecuador - Galapagos Islands -


猛スピードで海を駆けるジェットボートが動きを止め皆が海を見つめた。


「ホエール!」

そう叫んだ誰かの言葉の先には大きく跳ねたクジラの姿。

何度も畳み掛けるように海へとバックドロップを決めたクジラは
その勝利に満足したのかいつしか何処へと消えていった。

静寂を取り戻した海の音を取り戻すように
ジェットボートはまたけたたましい音を立て目的地へと駆け出した。


くそっ、また驚かされた。

ガラパゴスに来てからというもの予想外の出来事に驚いてばかり。
イグアナは道に落ちてるはアシカはブイの上で寝転ぶは、ついにはクジラまで登場だ。

危機遺産に登録されようがなんだろうが、
やっぱりここは自然の王様なのだ。
人間の想像なんてかるく飛び越すぐらいの本物の自然がここには有る。



クジラの余韻も残さぬほどに大揺れの波の上を駆け抜けた船は、
1時間ばかりはしりようやく目的のポイントへとたどり着いた。

本日のメインイベント。ダイビング!

そうガラパゴス諸島でのダイビング。
サメが群れアシカが群れるこの島でのダイビングはダイバー憧れのポイント。
150ドルと久しぶりの高額ツアーだがこれを見逃す手はない。


そしてたどり着いたこの場所はゴードンロック。
もっともサメの遭遇率が高いと言われるガラパゴス諸島きってのダイブスポットである。

ガラパゴス諸島でのダイブはなかなか変わっていて、
船が狭いからなのか、なんと全員一緒にエントリー(入水)という過激な方法を取る。

重いタンクを背負ってのエントリーなのでどう考えてもアブねーだろう、と思うが
そんなことはお構いなしに、全員船べりに並ばされ「1、2、3」でドボンなのだ。

ちなみにダイブ後の船への乗船も変わっていて、
ジャケットやタンク一式脱いで上のスタッフに渡してから船に乗る。
これもまたタンクが頭の上に落ちてきたらと考えると危険極まりないのだが、
ともかくガラパゴスではそういうルールだそうだ。


と、そんなわけで一斉ドボンと海へと落ちると・・・。


カメ!!


下を見ればいきなりカメが泳いでいる姿が。

・・・すげーぞ、やっぱこの海は。

そのままエアーを抜いてゆっくりと降下していく。
ガイドに続いて少し泳いでいくと、ガイドが上を指差した。

えぇえぇ、サメ、ハンマーヘッド泳いでますねぇ。

んだここ。憧れの大物がウジャウジャいる。

そんなことを考えていると、すぐそばを別のサメが通り過ぎていく。
時にはマンタも気まぐれに海を舞う。

カメ、サメ、カメ、。カメ、サメ、カメ。


そんな舌を噛みそうな連続遭遇。

と、それで終わりかと思いきや今度は、、、アシカ!

アジの群れに突っ込んでいくアシカ。
腹が減っているのかダイバーなんかお構いなしだ。

なかなか捕まえることができないのか何度も魚の群れを蹴散らしながら
海の中を豪快に泳いでいく。


一本目のダイブが終わったころにはもう、既に満足しきっていた。

二本目のダイブも同じポイントだったが、
今度は流れが急なドリフトダイブで魚の数は少ないが、
激流の中をもまれながら泳いでいくのは遊園地のようで面白い。
さすがに10メートルほど一気に後ろに流された時は焦ったが、
それでもそのまま10メートル一気に前に進むので面白いったらありゃしない。


そんなこんなで二本のダイブが終了し、
今日のダイビングの部は終わりになったのであった。

珊瑚などは少ないので魚の数こそ少ないが面白さで言えば過去最高。
エジプト紅海でのダイビングに続いて、思い出深いダイブになった。



しかし、、これで終わらないのが今日のイベント。
他の人たちがもう一本ダイビングをする変わり、僕はシュノーケリングを選んでいた。

ダイブスポットも所変わりガラパゴス諸島北のセイモア島へ。

このシュノーケリング、、面白い!

このスポット、島の近くだけあってアシカが昼寝をしているようなところなのだが、
そのアシカが腹が減ったのか、どんどこどんどこ潜ってくる。

シュノーケリングでぷかぷか浮いている横を、
結構なスピードで通り過ぎていくアシカの姿はけっこうな見もの。
中には親子連れらしき姿もあって、大小二つのアシカがすいすいと泳いでいく。

そんなのどかな風景を見ていると、、、サメがすいっと通り過ぎる。

・・・肉は食わねーのは知っているのだけれど。びびる。

なにせ体長は2メートルほどのサメが1メートルも満たない距離を通り過ぎるのだ。
うれしいけど、怖い。怖いけど追いかける。振り返るとちょっとびびるw


そんなわけで大満足のダイビング&シュノーケリングツアー。

今日見られたものでも満足だけれども、
運が良い時には百匹近くのハンマーヘッドが群れを成して通り過ぎいく事もあるらしい。
さらにはジンベイザメやイルカなどの大物もまたいたりして。


ガラパゴス。海もやっぱすげー!!!!!

2009年6月22日月曜日

世界一周(44)エクアドル/動物がいっぱい























DATE:2009/06/22 Ecuador - Galapagos Islands -


10分遅れで到着した送迎バスに乗り込んで今日はノースセイモア島へと向かう。

昨日申し込んだノースセイモア島へのツアー。
この時期、この島ではグンカンドリの求愛のダンスが見られるらしい。
値段も95ドルと格安!
という訳で今日はノースセイモア島へ向かっている。


ノースセイモア島はサンタクルス島の北に位置する小さな島だ。
もちろんそこまではツアーがチャーターした高速船で向かう。
バスでサンタクルス島の北端まで向かいそこで船へと乗り換える寸法だ。

バスで1時間ほどの道を走り5人ずつ小さなボートに乗って船へと乗り込む。
なんだかわからないがワクワクするツアーの始まりだ。

総勢10名ほどを乗せた船はノースセイモア島へと向かう。

その間も観光客を飽きさせないイベントが目白押し。
空を飛ぶ鳥は船の起こした波で現れた魚を狙って船のすぐ上空を飛んでいるし、
いくつかの小さな岩場を通り過ぎればそこに止まった鳥たちの姿が良く見える。

さすがガラパゴスいつでもどこでも動物であふれている。

のんびりとした船の旅はそれ自体も心地良い。
真っ青な空の下、スピードを上げて走る船の甲板は心地良い風が吹き抜ける。

下を望めば青い海、上を見上げれば青い空。
まったく申し分のない景色が辺りを満たしている。

ふと通り過ぎた赤いブイ。ぷかぷかと海に浮かぶそのブイの上には・・・。

アシカ。

ものすごいリラックスモードのアシカがブイの上でお昼寝タイムなのだ。

かわゆし。つーかすげー可愛い!

乗客は動物園では見られない野生のキュートさに思わず歓声を上げた。
まったくもってスゲーところだガラパゴス。



そんな魅惑の海の上を走りぬけノースセイモア島にたどり着くと・・・

船の横をアシカが泳ぎ去り、空を何十匹の大きな鳥が舞っている。

上陸するはずのその島には何匹ものペリカンが岩の上で羽を休め、
ごろごろと寝転がるアシカの姿も見える。

想像以上。というよりもこんな世界を誰が想像するってんだ。

動物園など鼻にもかけないアニマルワールド。
ガラパゴス諸島、さすが世界遺産というだけはあるのだ。


そんな動物たちがうごめくノースセイモア島。
上陸するとまず出迎えてくれたのはアオアシカツオドリの赤ちゃん。
真っ白な綿毛がもっこもこの超キュートな奴だ。
でも赤ちゃんの癖にたまに親鳥よりもでかい奴がいたりするのが玉に瑕。
雄鳥よりも雌鳥の方が圧倒的に大きいためこんなことが起こるそうな。

ついで寝転がるアシカ、大口を開けたペリカンたち。
上空を舞うのはグンカンドリにカツオドリの群れたちだ。
何十匹もの黒い影がすぐ上空で風を受けながら浮遊姿は壮観としか言えない。

海の近くの岩場には海イグアナがちょこりと顔を覗かせていたりする。
日光浴のためか動かないイグアナは鼻をひくつかせながらただぼーっと岩場でじっとしている。


ノースセイモア島をはじめ多くの島は観光ガイドなしでは上陸することも歩くことも禁じられている。
島の中も張り巡らされたルートに従ってそこを歩く必要がある。

それでも十分に鳥や動物たちに近づけるのがガラパゴスの凄いところ。
ひな鳥がいる巣などは親も動くことがないため1メートル以内の距離で観察ができる。


そんなルートを辿っていると・・・いましたアメリカグンカンドリ!

この時期、雄は首の下の大きな赤い袋を膨らませて求愛のダンスの真っ最中。
風船のような真っ赤な袋がぷくーっと膨らむとなんと1分近くもそのままで愛を表現するのだ。

体長の半分ほどもあろうかという大きさに膨らんだ赤い袋はかなりの見もの。
それに黒い体に赤い袋というコントラストだけでも相当に美しい。

ちなみに求愛のダンス自体は特定の誰かにするわけでもないらしく、
誰もいないあさっての方向に向かって赤い袋が向けられている姿も良く見かける。
誰でもいいから俺の愛を受け取れ!なんてなんだかダンディズム満点の求愛ダンスだ。

しかしその中でもモテない奴はやはりいるようで、
ちらりと聞こえてきたガイドの説明によると

「この雄はなんと2週間もこうやってダンスを踊っている」

のだそうだ。世の中、動物にとっても人間にとってもモテないというのは辛いことなのだ。


そんなグンカンドリの姿を見ながらのノースセイモア島めぐり。
この島は本当に鳥ばかりだ。

今は繁殖のシーズンらしくいたるところでひな鳥の姿を見かけるし、
それを守る親鳥もまた観察が容易にできる。

ひな鳥も生まれたてはもこもこの産毛もなく、
焼き鳥の鳥のように毛をむしられた骨のような姿だ。
ここから3週間ほどで、もこもこの姿になるというのだから鳥の成長スピードは物凄い。
人間なんて1年たってやっと歩けるっていうのにだ。


そんな鳥だらけの島だが住環境は不毛の土地に近く、
乾季の今は枯れたような木々が乾いた土地に突き刺さるように生えているだけだ。
雨季になれば葉が生えるというこの木も今は単なる枯れ木にしか見えない。

面白いのがサボテンの姿でサンタクルス島で見たような木のような姿ではない。
ウチワサボテンと呼ばれる団扇のような楕円形のサボテンであることは同じなのだが、
この島では背も低く大きさもかなり小さい。

聞いてみればこれもまた島ごとの進化の違いだそうで、
サボテンを食べる天敵のいないこの島では木のようになる必要がなかったそうだ。
植物も動物も島ごとに独自の進化を辿っている。それがガラパゴス諸島の面白いところだ。



鳥たちの姿を見ながら島をぐるりと回り船へと戻る。
相変わらす鳥たちは上空を風をうまく操りながらふわふわと浮いている。

たまにまだ愛が語り足りないのか真っ赤な袋を膨らませたまま飛んでいるグンカンドリがいるのが面白い。
愛とはいくら語っても語り足りぬ、そういうものらしい。

なんてことを考えている間に船はさらりと出港しランチタイム。

本日のランチタイム。ゲストはなんと・・・サメ!

ランチの匂いに誘われてきたのかは知らないが、
二匹のサメの魚影が船の下に現れる。
さすが透明度が高い海とあって波が立つ中にあってもよく見える。

肉食のサメではないとはいえ船内はちょっとしたドッキリに大興奮。
ナチュラリストの掟通りさすがに餌はあげないが、
みな甲板から身を乗り出し走るように泳ぐ魚影を追いかけた。


そんなランチタイムも終わり船は次の目的地へと走り出す。

次の目的地はサンタクルス島の北西にある小さなビーチ。
そこではフラミンゴ観察と楽しいシュノーケルが待っている。

が、着いた時には夕方に近かったからか波も高くシュノーケルどころではない。
フラミンゴも南米各地で見てきたため個人的にはもう見飽きたというところ。

みながシュノーケルで波に揉まれている間、付近を散策することにした。

この島にもやっぱり海イグアナはいっぱいいる。
ガラパゴスの空港に着いたときに観光案内所の女性に海イグアナはどこにいるの?
と聞いたときの答えが「Everywhere」だったのもうなずける。
ほんとどこにでもいるのが海イグアナだった。

そして知らざれるもう一種の大量繁殖生物、それは。

カニ!

ガラパゴスはカニばっかの島でもあるのだ。
こいつもまた海岸であれば至る所にへばりついている。

グアヤキルで食べたマングローブガニほど大きくはないが、
手の平ほどの大きさのカニがうじゃうじゃといる。

食用ではないのか町のレストランのメニューには見つからなかったが、
カニ大好き日本人である以上、食べてみたくなるのは人情だ。
手の届く距離にいる100匹以上のカニを見過ごすなんて。
ガラパゴスは中々に忍耐の要る島でもあるようだ。


ビーチからすぐの所にあるの近くにもたくさんの鳥がいる。
進化論のきっかけとなったダーウィンフィンチという小鳥から、
足の長い白い鳥、などなど名前も知らぬ様々な鳥が水辺には集まっている。

大型から小型まで。本当にこの島には数多くの動物が生息している。


この島は異常なのか。それとも通常なのか。


ふと、そんなことを思った。

もしかしたら人間という生き物がいない世界は動物たちであふれるこんな場所なのかもしれない。
そう思うと増えすぎた人間という種に複雑な思いを持たざるを得なかった。

もちろんガラパゴスが肉食の生物が居ないという独自の生態系であることが、
動物たちをこれだけ無警戒にさせている理由でもある。
同じく動物であふれるアフリカのサファリはまったく違う様子をしているだろう。


しかし、これが世界の本当の姿ならば。

人は何のためにいるのだろう。

世界に対して人間は少しいびつだった。
僕らが世界の一部ならば。そう考えて少しもの思いにふけった。



遠くの方から黒い影が生まれそれは何百羽の鳥となって目の前を通り過ぎていった。
青空の下、足元では真っ黒な何百もの影が真っ白な砂浜を掃いていった。



しかしまぁ。

ったく、なんてすげーんだ。自然ってのは。

2009年6月21日日曜日

世界一周(44)エクアドル/道を歩けばイグアナに当たる











DATE:2009/06/21 Ecuador - Galapagos Islands -


グアヤキル発ガラパゴス、サンタクスル行き。

既にTAME航空の飛行機は上空を飛んでいる。
そうもう僕はガラパゴスへと向かっているのだ。

そして座っている席は・・・なんとビジネスクラス!

朝のフライトが満席でキャンセル待ちで乗ったからなのか、
なぜかビジネスクラスのふかふか広々シートに座っている。
ビジネスクラスなんてこの旅始まって以来、いや人生初だ。

なんともお得な気分。
他にもどうようになぜかビジネスクラスへと変えられた人がいるらしく、
みなで「なんでー?」とはしゃいで写真を取り合った。

という訳でガラパゴスへの幸先は快調。
TAME航空の機内食もおいしく、食べ終わった後は自分で袋に入れて片付ける方式も
なんだか理にかなっていて一気にTAME航空ファンになった。


ガラパゴス~♪ガラパゴス~♪

なんか久しぶりに気分は浮かれ放題だ。
なんだか良くわからないがハイテンションにさせる島なのだガラパゴスは。
これから約1週間。ガラパゴスでの生活が始まる。

イグアナ、アシカにペリカンたち。
島の至る所で会えるというこの島々はきっと未知の体験をさせてくれるに違いない。
そんなわけでワクワクだ。自然と笑顔が漏れ漏れだ。

快適なフライトはあっという間にガラパゴスの空港へとたどり着き、
青い海に囲まれた飛行場へとソフトランディングした。


ついにガラパゴス編が始まったのだ。




空港では最初の難関、荷物チェックが待っている。

ガラパゴス諸島の入島料100ドル(それ以外にもビジターカードとやらが25ドル)を払い、
入島許可を得るとついに厳しいと噂の荷物チェック。

「フルーツ持ってる?持ってない?はいOK!」

・・・と拍子抜けするぐらいのあっさりチェック。
別に荷物を空けられた訳でもなんでもない、見たのはバッグの中身をちらりとだけ。

こんなのならチリの国境、いや中国の国境、
犬を使っていたタスマニア島の入島チェックなんかと比べると無に等しいじゃないか。

外来種の規制と種の保存のためにやっているらしいこのチェックだが、
こんなので守れるのだろうかガラパゴス、と少し不安になった。


ともかく、もうここはガラパゴス!

着いたらいきなり動物の群れ!なんてのを期待していたが、
さすがにそんなわけにも行かないらしく空港の近くは砂漠の景色が広がっている。
しかしガラパゴスらしいサボテンの生える景色はそれでも気分を高揚させる。

ガラパゴス諸島は火山によって生み出された島々だ。
それを象徴するように砂漠だと思っていた砂っぽい何もない土地にも
ちらほらと溶岩が固まってできた火山岩の姿が見える。
こういった岩岩が少しずつ風化して土になりそこに草木が生えているのだろう。
いまだ活動を続けるという火山の姿の一片を垣間見た。


荷物チェックが終わると観光客はそれぞれ予約してあったツアーの送迎車に乗り込んだり、
プエルトアヨラ行きのバスへと乗り込んだりとそれぞれに別れる。
僕はもちろんプエルトアヨラへ行くバスに乗り込んだ。

空港はバルトラ島というプエルトアヨラのあるサンタクルス島とは別の島にある。
空港からはフェリー乗り場へ向かいバルトラ島からサンタクルス島へと船で渡るのだ。

フェリー乗り場に着くとそこはもう青い海。
たった数百メートルの航海だがこの島の海の透明度が良くわかる。
海岸沿いにはマングローブが生い茂り南国気分を盛り上げてくれる。
空を見上げれば海鳥たちが舞い、しばらく見ていると海中へと餌に向かってダイブした。
当たり前のようにそこにある自然の風景に唖然とした。やはりここは自然の王国のようだった。


サンタクルス島へとたどり着くとまたバスへと乗り込む。
バルトラ島との対岸からプエルトアヨラまでは1時間ほどの道のりだ。
サンタクルス島へと着くと砂っぽい風景から一変し森で覆われた緑豊かな景色に変わる。

その森の中に面白いものが立っている。

なんとサボテンが森の中に立っているのだ。

普通の木々に混じってそびえ立つサボテンの木?。
いや木ではないのだろうが10メートル近くもありそうな高さは
周りに並ぶ木々と比べても遜色がない。むしろ飛びぬけているサボテンすらもいる。

聞くところによるとサボテンを食べる陸ガメに食べられぬように木のように進化した、との事だが
森に生えるサボテンの姿はなんだか変てこな景色だ。
ちなみにその陸ガメさえもサボテンを食べるために首がながくなったというのだから、
進化とは抜きつ抜かれつの不思議な関係である。

そんな森の中にはたくさんの動物が。と思っていたのだが、
さすがに真昼間のこの時間帯から姿を現す動物はいないらしく
うっそうと覆い茂る森の中にはちらりともその姿は見えなかった。


プエルトアヨラまでの道にはいくつかの集落があり人が暮らしている。
僕はむしろその人の多さに驚いた。

観光客目的に入植してきた人々なのだろうが、
予想よりもはるかに多く普通の村一個分と変わらない集落がいくつもある。
そこにはレストランがあり商店があり薬局がある。

プエルトアヨラにたどり着くとさらに驚くことになる。
こんな島にこれほどの人間が。
電気が張り巡らされ、たくさんの車が行きかっている。

それが僕ら観光客のためだからといっても、なんだか複雑な気分になる。

という訳で僕が始めて見たガラパゴス諸島の動物は「ヒト」だった。
この生き物は本当にどこにだって生息している。



プエルトアヨラへとたどり着き宿を見つけると早速近くを歩いてみることにした。

明日以降のツアーの情報収集もあったし、
それに早くこのガラパゴスの自然を味わって見たかったのだ。

だがしかし予想以上に大きな町プエルトアヨラの近くにはさすがにそう多くの自然もない。
何せ目算でも1000人は超える人が住んでいる町だ。
ガラパゴス諸島が危機遺産に登録される理由が良くわかった。


空港でもらった地図を手に近くの湖を訪れて見る。

日曜日だからだろうかたくさんの地元の子供たちがいて湖で楽しそうに泳いでいる。
10メートルはありそうな木によじ登り湖に向かってダイブする。

やはりここに生息する最も多い生き物は「ヒト」だったが、
それはそれでなかなかに面白いように思えてきた。

どこでも繁殖し全てを遊び道具に変える生き物。
楽しそうに飛び込んでいく子供たちを見ていると憂鬱な気分になんかなれやしない。
これもまたガラパゴスの姿なのだ。それも面白い発見だ。


さすがにこれだけ人がいると動物もいない。
町はさすが赤道直下の島らしく南国気分満点で家の庭には椰子の木が生え色とりどりの花が咲きほこる。
観光地化された町ではあるが、道を一本はずれるとすぐに住宅地へと出るのも面白い。
湖を離れて町を歩いているとたくさんの船が停泊する港へと出た。

ツアー用の船なのだろうか生活の為の船なのだろうか、
真っ白ないくつもの小型の船が海に揺られて真っ青な海の上をゆらゆらと漂っている。

この青い海を見ればまだこの島の自然が豊かだということが良くわかる。
人がどんなに増えようが負けることのない強さを自然は持っているようだった。



ばさりッ!

と不意に音がしてその方向に振り向く。

何もいるはずのない海の方角。何事かと驚いたが、その姿を認めさらに驚くことになる。


ペリカン!!

こんな町中には。そう思い諦めていた動物がいま目の前にいる。
1メートルはありそうな大きなペリカンがなんとも自然にマングローブの木の上で羽を休めているじゃないか。

まさか本当にこんなに身近なものなのか。
ガラパゴスという島の凄さに心底驚いた。

少し立つとペリカンは身を低くかがめ何かを狙い始める。
ふとしゃがんだかと思うとそのまま大きな羽を羽ばたかせて海へとまっすぐに落ちて行った。

ここがガラパゴス。すげーぞ。

去っていったペリカンの後を追うように海岸沿いの舗装道路を歩く。
ただの道の上、何気なく下を見下ろした。



・・・。


・・・イグアナ。


・・・海イグアナ落ちてる。




なんの変哲もないただの道。海イグアナが落ちている。



なんじゃーこの島は!


ここがガラパゴス諸島。


ともかくこの島は、、、、すげー!!!!!!

2009年6月20日土曜日

世界一周(44)エクアドル/グアヤキルの多忙















DATE:2009/06/20 Ecuador - Guayaquil -


うーむ、もう10時であーる。

寝転んだまま携帯電話の時計にちらりと目をやり、
何事も無かったことにしようとまた目を閉じた。


昨日は早朝から起きていろいろ動こうとしてたなぁ。
なんて記憶が瞼の奥に甦るがまぁそれも旅じゃんとうやむやに打ち消した。

という訳でシャワーを浴びて仕度を終えたのは午後12時。
近頃、朝寝坊に磨きがかかってきてるように思えるのは気のせいだろうか。
気のせいだろう。


さぁて今日の予定は忙しい。寝坊してても忙しい。

ガラパゴスに向けての情報収集。
そしてガラパゴス行きのチケットの購入。
ついでにグアヤキル観光リベンジもやっておこう。

宿を出て一目散にインターネットcafeに向かい、
真昼間からのパソコン作業を始める。

そういえばこういうのも久しぶりかもしれない。
仕事の時は毎日だったパソコン作業も旅に出てからはほぼ夜のみになった。
日の出るお日様ギラギラのお昼時にパソコンに向かっているのはなんだか気が引ける。

さっさと終わらせて外に出よう。
そう思い急いで基本的な情報を集め、
残りは後で見ることにしハードディスクに保存しネットcafeを後にした。



ガラパゴス諸島。

名前だけは誰もが聞いたことがあるイースター島と並ぶ世界で最も有名な島のひとつ。
諸島と言うだけあってそのガラパゴスはいくつかの島で形成されている。

まずはサンタクルス島。
ここはガラパゴス諸島の中心にあり、旅行者の起点となる島である。
中心のと言っても島唯一の村プエルトアヨラには旅行代理店はじめ
ホテルやレストランなど旅行者に必要なものは全て揃う。
他の島へのツアーなどもこの島から出港する。

その他にも大きな島としてはイザベラ島やサンクリストバル島がある。
これらの島とサンタクルス島へは毎日高速フェリーが運航しており、
双方共に2時間ほどの船の旅でそれぞれの島へと渡ることができる。
サンクリストバル島には空港もあり空路での移動も可能だ。

小さな島はいくつも点在しておりノースセイモア島やエスパーニョラ島などが人気があるようだ。



このようにいくつもの島から成り立つガラパゴス諸島。

その最もユニークなところが島それぞれに独自の生態系が息づいていること。

つまりは島それぞれに住んでいる動物が異なり、
まったく異なる環境で生活をしていると言うことなのだ。

これが何を意味するかと言うと・・・。


島に行かない限り動物が見えない。

これがガラパゴスがお金がかかる。とバックパッカー泣かせの大きな理由でもあったりする。

なにせ島に行くのにはツアーに参加するか、自力でフェリーで渡って行くしかない。
ツアーは100ドル以上するし、高速フェリーだって往復で50ドル以上。
ガラパゴスまでの往復のチケットだって400ドル近くはする。

ちなみに普通の旅行者に人気なのはクルーズ船で島を1つ1つ巡っていくツアーで、
7泊8日や4泊5日などさまざまなものがあるがお値段は10万~20万円。
さらに豪華客船クルーズともなると50万円近くの価格になる。

さすがにそんなものには手が出せないのでバックパッカーの多くは
日帰りのツアーに参加しめぼしい島だけを1つ2つ巡るというのが定番だ。



アシカに海イグアナ、ペリカンに海ガメ、グンカンドリ。

さまざまな動物に間近に出会えるガラパゴス諸島。
そのもう一つの魅力は・・・ダイビング!

さすが動物の王国だけあってガラパゴス諸島でのダイビングは他では味わえないダイナミックなものが多い。

アシカの群れ、サメの群れ、世界一大きな魚ジンベイザメ。ついでにイルカもクジラだって。
そういったダイバーの憧れに会える確立が非常に高いのがガラパゴスの海なのである。


お金はかかるが魅力はいっぱい。そんな魅惑の島ガラパゴス。

とりあえず調べた情報でまずはサンタクルス島へと飛び、
帰りはサンクリストバル島からグアヤキルへと戻ってくる事に決めた。

後はサンタクルス島についてから情報収集をして決めるとしよう。
できれば2つぐらいは島を回りたい。そしてダイビングも。

しかしまぁ、調べれば調べるほど面白そうな島なのだガラパゴスは。
カメラも戻ってきたことだしこりゃ行くしかないっしょ。

すでにテンションは最高潮、チケットを手に入れるべく町へと繰り出した。


が、、、、土曜日。お店開いてない。旅行代理店開いてない。。


おいおいおい。土日は稼ぎ時だろう!

なんて常識は日本でしか通じないのはもう知っている。
何が何でも土日は休むのだ。それが世界の常識だ。

でもしかし、これは困った。チケットが買えない。
仕方ないオフィスがある事を祈って空港まで行ってみることにしよう。

すぐに空港に向かってもよかったがせっかく町まででてきたということで、
先に観光を済ませてしまうことにした。


グアヤキルの町の中央を流れる大きな川、リオ・グアヤス沿いには
マレコン2000と呼ばれる整備された公園が広がっており土曜日だからか家族連れで賑わっている。

治安の悪いグアヤキルにおいてもここだけは例外らしく
公園内で営業するレストランやショッピングセンターは昼も夜も賑わうそうだ。

ガラス張りのレストラン、マクドナルドにアイスクリーム屋さん。
確かにこの一画だけは町のほかの部分と比べて極端に華やいだ雰囲気がある。

こういうところだけを観光していれば強盗なんかに会わないのだろうな。
なんて皮肉めいたことを考えながらここからでも見える丘の上の危険地帯を見つめた。

色とりどりのペンキが塗られた家々が立ち並ぶ丘の上の住宅街は
一目ではやはり危険地帯だとはわからない。だがあそこで強盗に会ったのは確かだった。

こういう中規模の町では歩いていると突然不気味な雰囲気する場所に出ることがある。
大規模な町であればハッキリと分かれているスラム地区が混在としているのだ。
それは旅行者にとってなかなかに恐ろしいことでもある。

しかしこと観光においては・・・やっぱりあっちの方が面白そうだよなぁ。
なんて事を思ってしまう。混沌としている方がやはり魅力的でもあるのだ。
アジアであれば強盗などの心配は少ないため問題はないのだが、南米の町歩きは少し難しい。
危険なものほど魅力的に写る、それが南米の町並みだった。

僕がいま居る華やいだ場所と丘の上。
そこにはとてつもない格差があるのだろう。
人と人。同じ生き物とは思えぬほどの生活の違いがこの町にはある。
公園で遊ぶ子供たちの楽しそうな姿を見てなんだか複雑な気分になった。



川沿いを歩ききり活気のあるマーケットを眺めてまわり、
次にはセメトリーと呼ばれる共同墓地へ行ってみることにした。

実は初日、最初に訪れたのはここだった。
真っ白な箱のようなお墓が並ぶ墓地はユニークで面白い。

日本で言うと共同の墓石とでもいうのだろうか、
高さ10メートル横20メートル近くもあるような箱を小さく区切り
50センチ四方程度の箱がそのなかにいくつも並んでいる。
その一つ一つが遺骨が残る墓なのだ。
マンションの一室のような箱の中に入れられた遺骨がずらりと並ぶ。
さらにそのマンションが敷地内にずらりと並ぶ。まるで集合マンションのようだ。

面白いのがその一室一室に独自にデザインが施されていることで、
キリストの絵をあしらっただけのものから花輪で彩られたものまで様々だ。
中にはこれはどうなのよ?と思うへたっぴなキリストの絵もあって絵画展のようで面白い。

しかし日本でもあるようにこの墓場にも格差はある。

マンションの一室のような、そういう墓はきっと一般市民のものなのだろう。
別の一画にはそのマンション1軒ぶんはありそうな大きな墓や一戸建ての墓が立つ。
○○ファミリアと書かれているので恐らくは一家の墓なのであろうが、
大理石のマリア像が建つギリシャの遺跡のようなその墓はある意味でこの町の最も大きな格差かもしれない。
生きていても死んでいても格差とは付きまとうものなのだ。
それは逃れられない呪縛のようでなんだか恐ろしく思えた。


セメトリーを歩いていると偶然、棺が運ばれてくる場面に遭遇した。
たくさんの人たちが棺の後をぞろぞろと歩いていく。
こうやって僕たちが生きている間にもたくさんの人が死んでいくのだ。
そしてそれはたくさんの人が今もこうして生きている事でもあった。
生きて死ぬ。そんな当たり前のことを思った。



町の観光も一通り済んだので空港へと向かう。

が・・・閉まっている?
そんなわけはないのだがなぜか空港らしき建物は閉まっている。

まぁ、明日当日行けばなんとかなるか。
と今までのバス移動と変わらない安易な結論に至り空港を後にした。
明日になればそこが空港ではない別の場所だったことがわかるが、それはまぁ明日の話。



宿へと戻りグアヤキル最後の目的を果たすべく一軒のレストランへと向かった。


そうだエクアドルといえば・・・カニ!!!

リマからの移動中散々見たあのカニを食べるのだ。


その一画にはカニレストランがずらりと並び、
道沿いには大きなカニが山積みにされディスプレイされている。

その中から一軒のレストランを選びカニとビールを注文する。
カニには大きいのと小型のと二種類あったがもちろん大きいのを注文だ。
顔ほどの大きさのカニ一匹で5ドル。なんとも格安だ。

少しすると真っ赤な巨大なハサミを持つカニが運ばれてくる。
名をマングローブカニと呼ぶそのカニをここでは木のハンマーで甲羅を叩き割りながら豪快に食べるのだ。

早速ハンマーで甲羅を叩き割り、大きなカニ肉をぺろり。


うー・・・まし?

河のカニだからだろうか、ちょっぴり泥臭い。
が味はまぁまぁ悪くない。それにカニはカニ。特別なのだ。

まるでスプラッター映画のようにカニを叩き壊しながらもくもくと食べる。
手足をもぎ取りハンマーで叩き割る。完全にジェイソン気分だ。
最後は甲羅をパカリと開けてカニミソをぺろりと舐め取る。


これでグアヤキルに未練はない。

明日、ガラパゴスへと旅立つのみだ。

ついに、やっとこさガラパゴス編開始!(予定w)