2008年6月13日金曜日

世界一周 in (8)ベトナム/ハノイの町並み







DATE:2008/06/13 Vietnam - Hanoi -


朝、7時。バスはハノイにたどり着く。
今回のスリーピングバスは席も快適文句なし!


ベトナムに滞在できるのは後4日。
急ぎ足になるため今日は観光+チケット予約と忙しい。


無事にハロン湾への観光ツアーを予約し、
余った時間でゆっくりと町を歩く。

ハノイはベトナムの首都であるのだが、
こじんまりとした小さな町だ。
もちろん高層ビルなどは見かけることもないし、
どちらかというと古いごちゃごちゃした家々が立ち並ぶ。


ただし、ホーチミンを奉ったホーチミン廟辺りの雰囲気は気持ちいい。
整備された公園が並び、そこだけなんだかゆっくりとした時間が流れている。

町にはcafeが多くいたるところでその看板を見かける。
中にはcafeが5件ぐらい並んでいるところもあって、
その辺はビジネス下手のベトナム人といったところかもしれない。

路上喫茶店もあふれている。
他の町と少し違うのは水キセルと言われるタバコを吹かしている人がいることだ。
竹でできた50センチほどの長さの大きなパイプを咥えているのはミュージシャンのよう。
その一人に声をかけられ試しに吸わせてもらうことに。

勢い良くパイプを吸い込む。
一回目失敗。

再度渡来し二回目。
筒の中を煙が立ち込める。それを思い切り吸い込む。

・・・案の定咳き込む。そういや僕はタバコが吸えないのだったw

店のみんなに笑われながら店を出る。
しかしこのタバコ、一気に吸い込んだためか頭がくらくらする。
しばし路上を綱渡りでふらふらと歩く羽目になった。


4時間もあれば町はぐるりと回ることができる。
ホーチミン廟、ハノイ36通り。
これ、と言った観光名所がある町ではないのだがなんとなく気に入ってしまった。




夜は伝統芸能である水上人形劇を見る。
「とりあえず」ということで見に行ったのだが、
以外にもこれが面白い。

水上人形劇とは
水が張られた舞台の上を人形が動き回る劇。
水の中を潜ったり、跳ね上がったりするので意外な演出があったりする。

ストーリーはベトナム語で語られるのでわからないのだが、
日本語で書かれたパンフレットのタイトルだけで、
十分に内容が伝わる。

5分ほどの演目がいくつも上演されて、
そのどれもがコミカルで美しく躍動感にあふれていた。

ベトナム文化侮るなかれである。


久々に良いものを見てご満悦で宿に戻る。

明日はハロン湾への一泊二日の旅。
それが終われば、中国へ突き進む。

東南アジアの名残惜しさと、中国のワクワク感。

二つの思いが僕の中で交錯している。

2008年6月12日木曜日

世界一周 in (8)ベトナム/ベトナムの路上で







DATE:2008/06/12 Vietnam - Hue -


今日は夜からハノイへ移動ということもあり、
夕方までは街めぐり。


ゆるゆると観光。
昨日仲良くなったレストランでご飯を食べて、
いつものようにサトウキビジュースを飲んで。

そういやこのところ毎日のようにサトウキビジュースを飲んでたり。
甘くて冷たくてしかもヘルシー。
ベトナム人も大好きらしく、
いたるところにジュースを作るためのマシーンが置いてある。

サトウキビの棒を単に突っ込んで搾るだけの簡単マシーン。
一度絞ったやつは折りたたんでさらに絞って、さらに折りたたんで・・・。
4回ほど絞るとジュースが出来上がる。

そのマシーンがいたるところに置いてあったりするから、
供給過剰もいいところなのだけれども、
その辺はあんまり考えていないのだろうなぁ、やっぱり。

ベトナム人はティータイムが好きらしく、
町の路上いたるところに椅子を並べただけの簡易喫茶店がある。
その小さな椅子に座ってお茶を飲んだりコーヒーを飲んだり。
たまに仕事してるの?と思うこともあるけれど、
この辺はフランス仕込なんだろうか。
そういやこの国にはシエスタ(お昼寝)もあるって聞いたことがあったっけ。


町を歩いていると「HONDA」の看板も目に付く。
明らかに手作りのその看板はホンダの直営店ではないのだが、
どうやらバイクの修理所のことらしい。
バイク=HONDAが染み込んでいるらしい。
日本で生まれた僕としてはそれは結構ほこらしい。


ベトナム人の観光客はやはり多い。
どこへ行っても地元の人たちでいっぱいだ。
そこで気づいたことが気づいたことがある。
彼らは写真を撮るときにピースをするのだ。
ピース。日本のものだと思っていたのだが、これは日本の影響?
ピースをする民族を追ってみると意外と文化の変遷がわかるかも。
そういやカンボジアの人たちもピースしてたっけかなぁ。


帰り道、ゴロゴロとなる雷に怯えながらなんとか宿に到着。
シャワーを浴びてご飯を食べて、最後の街ハノイへいざ出発!


東南アジアもあと少し。そろそろ中国の匂いがしてきたかな。

2008年6月11日水曜日

世界一周 in (8)ベトナム/フエのお外で







DATE:2008/06/11 Vietnam - Hue -


ちょっと唖然。
たいした事なかった旧王宮に比べて、
その王族たちの墓である外廟は美しく荘厳だった。

特に圧巻だったのがカイ・ディン廟。

建築に12年もの歳月を掛けただけあり、
その素晴らしさは格別だった。f

特に内装に施された大理石とガラス模様は、
今までに見たことのないデザインであり、
中国風と思っていた今までのベトナム建築物のイメージが
いっぺんに吹き飛ばされた。

ヨーロッパの建築イメージと、
今まで培ってきた中国文化の影響が上手く交じり合っている。

これが見られただけでフエに来たかいがあったと思う。




フエは美しい。

そう聞いたのだが、なんだか今は変わってしまっているようだ。

確かに町を彩る公園や川は美しいのだが、
そこに車やバイクのクラクションが混ざるとなんだか興ざめしてしまう。



クラクション。

東南アジアを回っている間に聞きなれてしまったが、
先進国と後進国を分ける大きな差なのかもしれない。

この国の人々のクラクションは
「どけ!」である。
僕らの使う「危ない!」という意味は含まれていない。

そこには多分のエゴが含まれており、
相手に対する気遣いは一分とも感じられない。


気遣いとは相手のことを理解しようとすることから生まれる。
相手のことを気遣わないビジネスは発展するだろうか?
そうは思わない。そこに後進国の限界を感じる。

そしてそれは10年や20年では埋められない差なのだと思う。
逆に僕らにとってはチャンスなのだろうけれども。

この国の街から。東南アジアの国々から。
クラクションが消えた時、その時は本当の未来が始まるのかもしれない。


でも、クラクションが消えた東南アジアなんてどうなのよ?と思ったりもするのだよね。

2008年6月10日火曜日

世界一周 in (8)ベトナム/信頼の価値。消えた笑顔。







DATE:2008/06/10 Vietnam - Hue -


ベトナムの古都、フエ。
ホイアンからは4時間ほどのその町は、同じように世界遺産に登録されている。


到着してすぐに町めぐりを始める。

フエの町はちょうどお祭りをやっているようで、
いたるところに「フェスティバル2008」の看板を見かける。
しかしながら、結局のところその看板のみで、
お祭りという感じもあんまりしない。なに?


今日はフエの旧市街を周り、王宮を見学。
中国の紫禁城を模して作られたというその王宮は中国風の建築物が立ち並ぶ。

中国や日本の建築物は外からの見た目の美しさもあるが、
本質的な美しさは内から外を見るときに現れる気がする。
そんなことを気づかせてくれた建物だった。

ともかく、差し込む日光の光筋や、窓から覗く庭園が美しい。
そして飛び回るトンボの美しさは言葉に表すことができなかった。


模造品だけあって、建物や彫刻にそこまでの感動はなかったものの、
「内から見る外」という視点に気づいたことは大きな収穫だった。
これから建物を見るときにちょっとこの視点は面白いんじゃないかと思う。




帰り道。
ふいに、道端から声がかかる。
「ちょっと飲んでいきな!」

道端の屋台で飲んでいるおっさん達だった。

なんだか面白そうなので輪に入りワイワイと飲み始める。
英語はほぼ通じない、ただ笑いあうだけのコミュニケーション。
それでもなんだか歓迎されているのはわかる。
俺達は日本人が好きなんだ。そう言ってくれているのがわかる。

いつの間にか人数は1人増え、2人増え。そして1人減り、2人減る。
自由気ままな宴会だ。


1時間ほど輪に混ぜてもらって、その場を去る。

んーなんだろ。やっぱり良い人達なのだ、お金が絡まなければ。




ベトナムの旅行は疲れる。
それはなんだかわかるようになってきた。

ともかく基本的に旅行者にはボッタクる。
なのでこちらは全ての人間に身構えなくてはならない。
それは結構な労力がいるものなのだ。
食事、買い物、宿探し。
全てにおいて倍以上の労力をかけなければいけない。

そして提供されるサービスのレベルは
東南アジアで最低なのだ、なぜかこの国は。

1時間も遅れる料理、間違えるオーダー。忘れられるランドリーサービス。

別に遅れることなど今までの国でもままあったし、
それに対して怒るほど経験値不足ではないのだけれど、
まずこの国の人間はそれを「悪い」とは思っていない。
それだけならまだしも、その最低のサービスで料金をボッタクる。


モノ+サービス=価格

というどの国でも当たり前の常識がこの国には備わっていない。
ここまで経済が発展しているのにも関わらず、その思考が無いのは異常。
彼らの考え方は、

この人間はいくら払えるか?=価格

なのである。


これは結構疲れる。子供と話しているようなのだ。


値段にして50円ぐらいのツーリスト税金。
基本的にそれぐらいは許しているのだが、
さすがに同じものを頼んで隣で払っている人と価格が違うのは、どうよ?
そこには「あさはか」としか言いようの無いベトナム人の知恵のなさが見えてくる。

家族主義のそのビジネススタイルは中国を感じさせるのだが、
いかんせん下手くそ過ぎるのであるビジネスのやり方が。
所詮猿真似と言ってしまえば簡単なのだが、
子供が下手にノウハウを知って真似してしまっている危うさを感じる。



人間不信。

この国にいると、常にそれを感じる。
だから疲れるのだこの国は。


この国の人にいただいた沢山の笑顔。
天秤にかけるとどちらが勝つだろう。

やはり悪意なんだろうなぁ。きっと。
一つの悪意は全ての善を殺してしまう。


当たり前に感じていた「信頼」というサービスは、
意外と大きなもののようである。


この国の人間が笑顔で仕事をしていることは少ない。
通りすがりの人間も、お店で働く人間も。
そして同じように旅人もまた険しい顔をしているように思うのだ。

どこへ行く?ベトナム。

2008年6月9日月曜日

世界一周 in (8)ベトナム/ミーソン遺跡。夕日。







DATE:2008/06/09 Vietnam - Hoi An -


正直に言うと、

「Nothing Special」

だったかもしれない。ミーソン遺跡は。


さすがにアンコールワットの後に見ると、
その規模の小ささからか、そう感じざるを得ない。

しかしチャンパ王国と言う、
カンボジアとはまた違う王国が、
同じヒンドゥー教を崇拝していたとは言え、
かなり似通ったイメージの寺院を作っていたことは面白い。

シバ信仰しかり、リンガしかり。

残された遺跡の様式はほぼアンコールの遺跡群に共通する。

最近はいろんな国を見てきたからか、
「つながり」という部分をよく感じる。
そしてそれは国と言うものが流動的で、
つねに交流し移動をしてきたことを感じることでもある。

歴史と言う大きな流れで見ると、
今の国と言うのはいつでも「現在」にしか存在していないのだ。
いつかまた境界線は引きなおされ、国もまた形を変える。

国と言うのは何なのだろう。
島国である日本ではわからない感覚がそこには存在し、
カンボジアとベトナムのように
そのラインにはハッキリとした格差が生じているのである。


というわけで、
ミーソン遺跡自体はまぁ、そんなものね。といった感じだったのだが、
そういった共通点を見つけることができたのが面白かった。




夕方になりもう一度、ホイアンの町並みを堪能するため町に赴く。
夕日に濡れた町並みは、ことさら美しく華やいでいた。


去りがたい。久々にこんな気持ちを抱いた。

それでも進む。新しい何かに出会うために。やはり旅なのだな。