2008年4月13日日曜日

世界一周 in (4)マレーシア/それだけの一日。







DATE:2008/04/13 Malaysia - Langkawi -


ただのんびりと波の音を聞き、ビールを片手に砂浜を漂う。

海の水は体温のようで、足首をゆるい鎖で海水に繋ぎとめる。

本を開き、木陰の下、その世界に浸る。

音楽は波の音と混ざり合い、溶け合う。


それだけの一日。それだけ、それだけ、それだけ。

2008年4月12日土曜日

世界一周 in (4)マレーシア/酒とビーチと宿と夕日と







DATE:2008/04/12 Malaysia - Langkawi -


ペナンからランカウイは高速ジェットフェリーでつながっている。
そこはリゾート地ということでお値段のほうは若干高めなのだが、
たった2時間半で付く為、日帰りでペナンから旅行に行く人も多いようだ。

そんなリゾート観光客のなか紛れ込むバックパッカー。アウェー戦の中、フェリーに乗り込みいざ出陣。
フェリーが切り裂いた波間には虹がかかり、空を舞う雲は手が届きそうに近い。期待感に胸が高まる。


到着後は、ランカウイの港からはタクシーでしかビーチに移動する手段がないとのことなので、
高いタクシー代をシェアすべく、ビーチに行きそうな人に声をかけまくりやっとのことでイギリス人の二人組みとタクシーをシェアすることに。


ホテルはネットで探していた場所を訪ね、
ホテルの主人に進められるまま日本人の二人組みとルームシェアをし、とりあえずはそこに泊まることにする。

願わくばビーチサイドを考えていたが、なにせここの女主人は日本人。そしてその人がけっこうな面白い方なのだ。

彼女はおそらく50過ぎの女性なのだが、
海外で日本人学校の教師を続けてから6年前ランカウイでこの小さなホテルの経営を始めた、面白い経歴の持ち主。
さらに旦那さんはインドで出会ったイラン人とまできている。

彼女自身も旅好きでいろんなところを回ってきたそうで、旅の話が盛り上がる。
好意でビールをおごってもらい、ビール片手に雑談すること約3時間。
お昼にたどり着いていたのに、いつの間にか3時になっていた。


いい人に巡り会う。これが最も旅の面白いところなんだなぁ、と改めて実感。


その後、ふらふらとビーチを散策しビールを飲み、日が暮れる。
オフシーズンのランカウイはビーチも静か。なのに寂れた雰囲気ではなく、ゆったりとした不思議な場所だ。
ランカウイの夕日は美しい。そしてそれ以上に空の模様がダイナミックで格別。

そして驚くべきことにビールが安い!
なにせTAXフリーの島、なんとビールが60円ぐらいで飲めるのだ。
酒好きとしては天国。いや・・・悪魔かw


宿にビーチにビール。全て素敵。
この島、いいかもしんない。ちょっと長居してみよっかな。

2008年4月11日金曜日

世界一周 in (4)マレーシア/さびれてますよね?







DATE:2008/04/11 Malaysia - Penang -


たぶんこれは寂れてるといっていいのだろうなぁ。ペナンのビーチ。
オフシーズンだからなのだろうが、人がまばらな海に、やる気のないビーチレジャーの客引き
たまに聞こえてくるジェットスキーの音がなんだかさみしい。

さして綺麗でもないビーチのイメージは、
ゆったりしてる、というと聞こえが良いが、やっぱり寂れているの方がしっくりくる。


ただその暇さに良い思いをする。

ビーチを端っこまで歩き、やることもないので帰ろうかと帰り道をトボトボと歩く。
さっき通りがかりに挨拶した、ヤシの木を手入れしていたホテルのスタッフから声がかかる。

「ヤシの実食べる?」

もちろんYESと答え、そういえば初めての丸ごとヤシの実体験にチャレンジする。
鉈でカットしてくれた椰子の実の穴からぐぃとヤシの実ジュースを飲み干す。
ほんのり甘く、少し青臭いジュースが喉を潤す。
お次は中の果実をスプーンを使ってすくいながら食べてみる。
ほのかな甘みと食感がなんともいえず美味。
まさに今落としたばかり、新鮮だからなのだろう。町で売っているものよりも格別おいしい気がした。

雨が降り出したのでスタッフとおしゃべりを楽しみ、雨宿りを楽しむ。
リゾート地としてはともかく、やはりマレーシアの人はあったかい。


雨が止むのを待ち、残った時間で寺院めぐりを楽しむ。

寺院めぐりという意味ではペナンは面白い文化を持った場所なのだ。
中国寺院なのにインド系の仏像やガーディアンが置いてあったりと、
いろいろな文化がミックスした寺院が多い。

どういう経緯でそうなったのかはわからないがともかくユニーク。
中には黒い仏像なんかもあったりするのだから。

寝仏、黒仏像、インドガーディアンなどなど、初めてお目にかかるものたちを楽しみペナンの一日は終わる。


でも、やっぱりなんだか良くわからない場所だったなぁ、ペナン。

明日はランカウイに出かけよう。おそらくここがマレーシア最後の土地になる。
たまにはのんびりと何もせずビーチでゆったりと。リゾートしてみます。

2008年4月10日木曜日

世界一周 in (4)マレーシア/そしてペナンは







DATE:2008/04/10 Malaysia - Penang -


今日は朝からキャメロンハイランドからペナンへの移動。
8時のバスに乗るために眠い目をこすりながら、まだ薄暗いホテルの中をがさごそと。
昨日のラフレシア仲間のドイツ人と別れを告げていざ出発。

そこからはバスでバスタワースという港町に移動し、フェリーでペナンへ向かう。
1.2リンギット(約40円)という破格のフェリーに乗り込みあっという間にペナンへ到着。
所要時間約5時間。マレーシアの移動はイージーである。(40時間乗ったインドネシアのバスに比べれば・・・)

たどり着いたペナン。第一の感想。

暑い・・・。



キャメロンハイランドはその名のとおり避暑地であり、
常春の涼しげな高原なのだがペナンはいわずと知れたビーチリゾート。
その温度差に辟易する。エアコンの効いたバスから降りるとすぐ長袖を脱ぎ戦闘態勢を整えたのである。

その後、泊まる場所を探し、降り出した雨をやり過ごし、町を軽くお散歩。


そしてペナンは・・・なんだかわからない場所なのだ

歴史的建造物、ビーチ。いろいろあるのだが、いろいろあり過ぎてコレといった特徴がない。
1日、町をぶらぶらと歩きまわった感想はこんな感じだ。

まだビーチには行っていないためなんとも言えないのだが、なんだか観光地と呼ぶにはどうだろうといった町並み。
ただし、町自体は栄えているようで商店街やオフィスビルなどが立ち並んでいる。

よくわからないぼんやりとした感想のまま一日が終わる。

まぁ、ともかくビールは旨い。

2008年4月9日水曜日

世界一周 in (4)マレーシア/世界で一番。な花







DATE:2008/04/09 Malaysia - Cameron Highland -


まさにジャングルトレッキングな森の中。
茂みを掻き分け、小川を乗り越え、ぬかるみの中を突き進む。

乾いた体を竹を割って得た水で潤し、
いつの間にか道すらもなくなったその道をガイドと僕とドイツ人の3人は猛然と進むのであった。

既に靴は水浸し。ズボンさえもびしょぬれである。
歩き始めて早、3時間。ガイドが何度かそれを探しにいくものの未だ姿を見せず。
それでも進むのはそう、ひとえに


「ラフレシアに会いたい」


からである。
思えばインドネシアでニアミスして以来、どこか頭の片隅にこびりついていた彼の存在。
世界で一番大きな花。世界で一番くさい花。

その大きさ最大で2メートルにもなるという。
しかも他の植物に寄生する、花のみの奇妙な生態。
さらには他の花とは異なり臭気で「ハエ」を寄せ付けて受粉するその奇抜さ。
まさに世界一の花としての貫禄は十分である。


その花に会えるとは露とも知らず高原のリゾート地にたどり着いた僕なのだが、
一度会えると知ってしまった以上、その思いは膨らみに膨らみリゾートなんのそののハードなトレッキングツアーに参加したわけである。


そのラフレシア。進めど進めど姿は見えず。
時折、朽ち果てた姿やつぼみの状態はちらほら見えるが開花したものは見当たらない。

ここもだめ、そこもだめと、ガイドは森の奥へ奥へとグングン進んでいくのであった。

既に3時間が経過。
死んだとは言えかなりでかい花の跡やつぼみを見つけ、
なんとなくこれでいいやと満足しかかっていたそのとき、
前を行くガイドの彼が「にやり」と笑ったのである。

そう、いたのである。彼が。ラフレシアが。


その大きさ約50センチもあろうか。
もう、ただデカイ!としか言いようがない。
しかし意外なほどにきれいな花なのである、ラフレシアは。
赤く色づいたその姿。丸みを帯びたゴテゴテしたそのフォルムが予想外に美しい。
さらに思っていたほどには腐臭はひどくなく、その美しさだけが際立っていた。

いやはや大満足である。
夢中で写真をとりまくり、花のアップやら一緒に記念撮影をしたりだと大はしゃぎ。
なぜだか、遠くに来たもんだなぁと旅の実感まで沸いてくる始末。

それほどまでに非現実的な花なのだろう、この花は。
多い茂るジャングルの中に、ポツンと咲くその姿は孤立無援、唯我独尊の香りがする。

そんなわけで大興奮の後にラフレシアに別れを告げ、山を降りたのである。
(もちろん奥地まで進んでしまった下山が簡単なわけはないのだが)


なんだか今も特別な経験をしたような気がしている。
見れると知るまでは考えてもいなかったぐらいラフレシアには何の思い入れもないのだが
いざ見てしまうとなんだか、無上の体験だった気がするから変なもんだ。


世界一大きな花、ラフレシアにマレーシアで出会った。


p.s.
なんか2メートルの奴もあると聞くとそれもまた見てみたいと思うのだから、
人間の欲とは果てしなく贅沢なもんだ。